コロナ禍でのマスク着用によって、メイク時間は変わった?
メイクにかける時間や、するタイミングなど、人それぞれ違うことでしょう。
最近ではコロナ禍による日常的なマスクの着用によって、口元が隠れていることも多くなっています。
では日々のメイクにはどれほどの時間をかけていて、コロナ禍によるマスクの着用によって、その時間に変化はあったのでしょうか。
今回は、メイク時間について、女性200名の方々にアンケートを実施しました。
調査手法 | インターネットでのアンケート ※自社運営のアンケートサイト「ボイスノート」を利用して調査を実施 |
調査対象者 | 女性 |
調査期間 | 2021年8月24日~8月27日 | 質問内容 |
質問1:メイクにかける時間は平均どれくらいですか? 質問2:何にもっとも時間をかけていますか? 質問3:近所のコンビニなどに行くだけのような、“ちょっとした外出”の際にもメイクをしますか? 質問4:その回答の理由を教えてください。 質問5:コロナ禍による日常的なマスク着用でメイク時間に変化がありましたか? 質問6:その回答の理由を教えてください。 |
集計対象人数 | 200人(20代以下、30代、40代、50代、各50人) |
メイクにかける時間、90%以上が「30分未満」
まずは、普段メイクにどれくらいの時間をかけているかについて聞きました。
「0分~15分未満」と回答した人が58.8%、「15分~30分未満」と回答した人が32.7%と、全体の90%以上がメイクにかける時間は30分未満という結果になりました。
この回答を年代別に集計したところ、以下のようになりました。
※30代の「45分~1時間未満」、40代の「1時間以上」、50代の「30分~45分未満」「45分~1時間未満」「1時間以上」は0%でした。
20代の「0分~15分未満」は38%、50代の「0分~15分未満」は74%と、年代が上がるにつれて、メイク時間は短くなるという結果になりました。
メイクをする際、何にもっとも時間をかけているかについても聞きました。
「スキンケア」と回答した人が36%でもっとも多い結果になりました。
56%の人が「ちょっとした外出ではメイクをしない」
続いて、近所のコンビニなどに行くだけのような、“ちょっとした外出”の際にもメイクをするかについて聞きました。
メイクを「しない」と回答した人が、56%という結果になりました。
それぞれの回答をした方に、その回答の理由についても聞きました。
普段通りメイクをする理由
- メイクをすることを楽しんでいるから。(20代・女性)
- すっぴんを他人に見られたくないから。(20代・女性)
- 薄いメイクが苦手、すっぴんで外を出ることにも抵抗があるため。(20代・女性)
- 毎朝の日課なので、家にいるだけでもする。(40代・女性)
- ノーメイクの時に限って、知り合いに会ってしまうから。(40代・女性)
- 知り合いに会うかもしれないから。(50代・女性)
軽めにメイクをする理由
- 紫外線予防のために日焼け止めを塗ったりしたいから。(30代・女性)
- そこ以外出かけないのであれば軽くでも良いと思うから。(30代・女性)
- しっかりメイクすると、落とすのがめんどくさいから。近所のコンビニなら、日焼け止め、アイライン、アイブロウだけして、クレンジングは使わずに、洗顔だけにしてしまう。(30代・女性)
- お出かけの場合等はしっかり化粧をしますが、コンビニなどは一応知人に遭遇してもいいように軽く化粧をしていきます。(30代・女性)
- 日焼けや紫外線が心配なのと、眉毛はないとビックリされるから。(40代・女性)
- 眉が薄いので描かないと恐いといわれるので眉だけは描く。(50代・女性)
メイクをしない理由
- 肌に負担をかけたくないから。(20代・女性)
- コンビニだけなら帽子とマスクでなんとか隠せるから。(20代・女性)
- 知り合いに合う前提がないとメイクはしていません。(30代・女性)
- メイクは自分の中でオンとオフの気持ちを切り替えるために行っている。近所に行く時はオフな気持ちなので、メイクはしない。(30代・女性)
- 帰ってメイクを落とすのが面倒だから。(40代・女性)
- コロナ禍でマスクをしているので、ノーメイクでもいいかなと思うから。(50代・女性)
「普段通りメイクをする」と回答した人は、知り合いに会うかもしれないからや、そもそもメイク自体が好きだからという理由もありました。
しっかりメイクをすると落とすのが面倒という方や、日焼け止めや眉毛だけは描きたいという方は、軽めのメイクをしているようです。
一方「メイクをしない」理由としては、肌への負担を気にする方や、コロナ禍でマスクをしているからノーメイクで良いという方がいました。
コロナ禍によるマスク着用で52%の人が「メイク時間が短くなった」
続いて、コロナ禍による日常的なマスク着用で、メイク時間に変化があるかについて聞きました。
「メイク時間が短くなった」と回答した人が52%と、「変化なし」と回答した47.5%を上回る結果になりました。
それぞれの回答した理由についても聞きました。
「メイク時間が短くなった」と回答した理由
- ベースメイクは基本的に見えないため、省略するようになった。(20代・女性)
- チーク、口紅はぬってもマスクにつくし人に見せることがほぼなくなったのでしていない。(40代・女性)
- マスクは取らない時は、マスクの下のメイクは適当になったから。(40代・女性)
- 基本はマスクをしているので、買い物などの外出でマスクを外す機会がないと思われるときは、目元だけをメイクして他は簡単にすることが多くなったから。(50代・女性)
- アイメイクをほとんどしなくなり、ファンデーションも塗る部分が少なくなってムラなど気にしなくてよくなった。(50代・女性)
- 最小限のメイクで済ませるようになった。(20代・女性)
「変化なし」と回答した理由
- もともとスキンケアに時間をとっていたためベースメイクなどが変わったとしてもあまり変わらない(20代・女性)
- マスクをしていても見えないところまで綺麗でいたいから。(20代・女性)
- 口紅を塗らなくなったけどリップを塗るから時間的には変化なし。(30代・女性)
- マスクをして出かけても、飲食する際はマスクを外すので、いつも通りにお化粧します。(30代・女性)
- 習慣だから。(30代・女性)
- コロナ禍であろうとなかろうと外出はしないといけないし、自分の気持ちにオンとオフがあるのも変わらないから。(30代・女性)
「メイク時間が短くなった」と回答した人は、マスクで隠れている部分のメイクは省略することが多いようです。
一方で「変化なし」と回答した人は、飲食時などマスクを外す際のことも考えてメイクする方や、オンオフの切り替えのためにしっかりメイクをする方、習慣になっているから変化がない方など、さまざまな理由がありました。
また、「マスクで見えないからこそ肌荒れしたりするのでスキンケアに時間をかけるようになった。」という理由で、反対にメイク時間が長くなったと回答した方もいました。
まとめ
半数以上の方がコロナ禍による日常的なマスク着用で、メイク時間が短くなっているようです。
メイク時間に変化がない方は、マスクで見える見えないにかかわらず、自分の気持ちや習慣で普段通りのメイクをしているという方がいました。
“メイクをする”ということは、見た目だけではなく気持ちの面でも少なからず影響があるようです。