去年はお花見を「していない」方の23.8%が、今年はお花見を「する・するつもり」

コロナ禍で迎える3度目の春、今年は「お花見」をしますか?

2022年の桜の開花予想が発表されました。
去年は平年よりも10日ほど早い開花でしたが、今年は西日本では“平年並み”、東日本・北日本では“平年より早い”予想となっています。

コロナ禍で迎える3回目の春ですが、いまだ新型コロナの収束は見えてきません。
お花見シーズンを控え、東京都は今年も都立公園などでの宴会自粛を要請しています。

2020年3月に「お花見」についてアンケートを実施しましたが、2年経って「お花見」に対する心境に変化はあったのでしょうか。
【自粛ムードの春】今年はお花見をひかえますか?

今回は、全国の男女計450名を対象に「お花見に関するアンケート」を実施しました。

「お花見に関するアンケート」調査概要
調査手法 インターネットでのアンケート
※自社運営のアンケートサイト「ボイスノート」を利用して調査を実施
調査対象者 男女
調査期間 2022年3月3日~3月8日
質問内容 質問1:今年(2022年)は「お花見」をしますか?
質問2:去年(2021年)はお花見をしましたか?
質問3:今年の花見について、例年とは違って意識していることがあれば教えてください。
質問4:今年のお花見はどこでしますか?[複数回答可] 
質問5:具体的に教えてください。
質問6:去年のお花見はどこでしましたか?[複数回答可] 
質問7:具体的に教えてください。
質問8:コロナ禍前のお花見はどこでしていましたか?[複数回答可] 
質問9:具体的に教えてください。
質問10:コロナが収束したら「お花見」に行きたいですか?
質問11:回答の理由を教えてください。
集計対象人数 450名(20代以下・30代・40代・50代・60代以上 各年代 男女各45名)

※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。

コロナ禍以前と比べ、お花見は「自宅の近所」と回答した方の割合が増加

初めに、今年(2022年)は「お花見」をするか聞きました。

38.2%の方が、今年はお花見を「する・するつもり」のようです。

次に、去年(2021年)は「お花見」をしたか聞きました。

去年お花見を「した」と回答した方は20.7%で、今年お花見を「する・するつもり」と回答した方よりも少なかったようです。

今年のお花見についての回答を、去年のお花見についての回答別に集計しました。

去年お花見を「した」方の多くが、今年もお花見を「する・するつもり」と回答しました。
去年は「していない」と回答した方の23.8%は、今年はお花見を「する・するつもり」のようです。

去年お花見を「した」方で、今年もお花見を「する・するつもり」と回答した方に、「今年のお花見について、例年とは違って意識していること」を聞きました。

「例年とは違って意識していること」回答

  • 飲食はしない。(20代・女性)
  • 人出の多い場所を避ける。(70代・男性)
  • 人の少ない時間に行く。(40代・女性)
  • 大勢ではやらず特定の人と少人数でおこなう。(20代・男性)
  • 桜の名所は混み合うので人が少ないところを探す。(60代・女性)
  • 人が大勢集まるところは避けて、自分の家の近くのマイナーなところでする。(50代・男性)
  • 車中から見る。(50代・女性)
  • お酒をあまり飲まないようにする。(40代・男性)
  • 新型コロナウイルスの型が変化してきているので、感染者数を逐一チェックしながら出かける。(30代・男性)
  • マスクをなるべく着用する。(10代・男性)

「いつも通り」「特に意識していることはない」といった回答もありました。

続いて、コロナ禍以前、去年、今年のお花見の場所について聞きました。

コロナ禍以前は「自宅の近所」を選んだ方は36.4%でしたが、去年・今年は6割を超えました。
「花見の名所(住んでいる都道府県以外)」と回答した方の割合は、去年は5.4%でしたが、今年は11.6%でコロナ禍以前の割合に近づいています。

今年はお花見を「しない」方の半数が、コロナが収束したらお花見に「行きたい」

コロナが収束したらお花見に行きたいか聞きました。

68.4%の方が、コロナが収束したらお花見に「行きたい」と回答しました。

回答の理由について聞いたので、一部を紹介します。

「コロナが収束したらお花見に行きたい」回答理由

  • ゆっくり桜を見れていないので、ゆっくり見たい。(50代・女性)
  • 周りを気にせず、のんびりとしたいから。(70代・男性)
  • ステイホームが続いているので、のんびり外に出て家族や友人とワイワイしながら過ごしたい。(40代・女性)
  • 長年桜を間近で見ていないのでリラックスも兼ねて旅行先でお花見したい。(60代・女性)
  • 感染が怖いので人の多いところは遠慮している生活が続いている。終息したら日本の春を謳歌したい。(50代・男性)
  • 感染症で他人に迷惑を掛けなくて済むから。(50代・男性)
  • いろいろあったが平穏が戻ったという感じに浸りたい。(40代・男性)
  • 綺麗な桜を子どもたちに見せてあげたい。(30代・女性)
  • 店で飲んだりするのと違い、開放感があってより楽しさを感じるから。(50代・男性)
  • 綺麗な花を見ながらご飯やお酒を楽しみたいから。(20代・女性)
  • 中学校の同級生と集まる機会がほしいから。(10代・男性)

「コロナが収束してもお花見に行きたくない」回答理由

  • 面倒に感じる。別に普段街を歩く中で見れればよい。(30代・男性)
  • お花見の習慣がない。(60代・女性)
  • つまらないから。(20代・男性)
  • コロナ関係なくお花見に興味がないし、これまでも誘われたり機会がない限り行ってなかったから。(30代・女性)
  • 酒の席と、人混みが嫌いだから。(40代・男性)
  • 時期的にちょうど花粉症のピークだから、極力外に出掛けたくない。(40代・女性)
  • 虫などが出たら嫌なので。(20代・男性)
  • 庭に桜があるので。(60代・女性)
  • 家から道路通行の際に見ることができるから。(50代・女性)

コロナが収束したらお花見に行きたいかどうか、今年のお花見についての回答別に集計しました。

今年はお花見を「する・するつもり」と回答した方の98.8%が、コロナが収束後もお花見に「行きたい」と回答しました。
今年はお花見を「しない」方の半数も、コロナが収束したらお花見に「行きたい」ようです。

まとめ

今回は、お花見に関するアンケートを行いました。

去年お花見を「した」と回答した方は20.7%でしたが、今年お花見を「する・するつもり」と回答した方は38.2%でした。
去年のお花見ではコロナ対策として、人出の多い場所を避けたり、飲食を控えたりした方も多いようです。

お花見をする場所については、「自宅の近所」と回答した方の割合がコロナ禍以前よりも増えています。
「花見の名所(住んでいる都道府県以外)」と回答した方の割合は去年よりも増え、多少自粛ムードが緩んできているかもしれません。

最近では、ARを活用したバーチャルお花見や、桜の名所の様子を生配信するサービスも増えています。
感染対策を取りながら、春の訪れを感じてみてはいかがでしょうか。

SNSでもご購読できます。