【5~11歳の新型コロナワクチン接種】32.8%が、子どもとワクチン接種について「話したことない」

自分のお子さんに新型コロナワクチンを接種させたいと思いますか?

5~11歳の子ども向けの新型コロナワクチン接種が開始されました。

当記事では、厚生労働省から5~11歳の子どもへのワクチン接種が通知された昨年11月に「新型コロナワクチン接種」に関するアンケートをおこない、その結果を紹介しました。
【新型コロナワクチン接種】5~11歳向けの接種が始まっても、46.3%が「接種させたくない」

当時は、5~11歳向けの接種が始まっても約半数の方が「接種させたくない」と回答していましたが、実際に接種が始まった現在はどのように考えている方が多いのでしょうか。

今回は、事前調査で「5~11歳のお子さんがいる」と回答した全国の男女90名ずつ、計180名を対象に、新型コロナワクチン接種についてアンケートを実施しました。

「新型コロナワクチン接種に関するアンケート」調査概要
調査手法 インターネットでのアンケート
※自社運営のアンケートサイト「ボイスノート」を始め複数の調査サービスを利用して調査を実施
調査対象者 5~11歳のお子さんがいる男女
調査期間 2022年3月9日~3月14日
質問内容 質問1:お住まいの地域で5~11歳向けの新型コロナワクチンの接種が始まったら、あなたのお子さんに接種させたいと思いますか?
質問2:その回答の理由を教えてください。
質問3:あなた自身は新型コロナワクチンを接種しましたか?
質問4:自分は新型コロナワクチンを接種した(接種する予定だ)が、子供には接種させたくない理由を教えてください。
質問5:お子さん自身は、新型コロナのワクチン接種についてどのように言っていますか?
質問6:お子さん自身が「接種したい」と言っている理由を教えてください。
質問7:お子さん自身が「接種したくない」と言っている理由を教えてください。
質問8:お子さん自身が「悩んでいる・どちらともいえない」と言っている理由を教えてください。
質問9:「ワクチン接種について話したことはない」理由を教えてください。
集計対象人数 180人(男女各90名)

※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。

新型コロナワクチンを自分の子どもに「接種させたくない」方は、48.9%

まず初めに、自分の住んでいる地域で5~11歳向けの新型コロナワクチンの接種が始まったら、お子さんに接種させたいと思うかについて聞きました。

「接種させたい・すでに接種させた」という方は約半数の51.1%でした。
一方で、もう半数の48.9%の方は「接種させたくない」と回答していました。

実際に接種が始まった現在も、子どもの新型コロナワクチン接種については意見が割れているようです。

それぞれの回答理由についても聞いたので、一部を紹介します。

「接種させたい・すでに接種させた」回答理由

  • かかると大変なので、そのリスクを少しでも減らせるなら受けさせたい。(40代・女性)
  • 受けるか迷っているが、重症化したらこわいので、念の為受けさせたい。(30代・女性)
  • コロナにかかった時、重症化させたくないから。(40代・女性)
  • コロナにかかるほうがリスクがあるから。(40代・男性)
  • 本人が接種したいと言っているし、自分が妊娠中なのでコロナに罹る不安は大きい。(30代・女性)
  • 子ども同士ではソーシャルディスタンスも難しくマスクの着用も徹底できないので、どうしても感染率があがるため。感染の確率を少しでも下げ、重症化のリスクも減らしたい。(40代・女性)
  • やはり少しでも抑えられるのであれば、打たせたいなと思っています。(30代・女性)
  • 家族に高齢者がいるので。(20代・女性)
  • 副反応のリスクを考えなかったわけじゃないけど、免疫力の低い子供を何もしないで放置しておくほうが、コロナの影響で致死にいたる可能性が高いから。(40代・男性)
  • 子どもに聞いたら打ちたい、コロナになりたくないからと言ったので。本人の気持ち次第だと思うので接種すると思います。(40代・女性)
  • 家族が皆接種して副反応もなかったから。(30代・男性)
  • 今のところ健康被害の情報もないので、罹患よりはいいと思います。(50代・男性)
  • 父は医療従事者、母は介護系なので、二人とも打つことが前提なのでワクチンは打つものと教えています。(40代・女性)

「接種させたくない」回答理由

  • 自分の周りの人が子どもが重症化にしくいし、ワクチンの被害もまだ安心できる状態ではないから様子をっ見るという人が大多数だったから。受けようとして予約を入れたが、夫にも反対されたので慎重に考えることにした。(50代・女性)
  • かかりつけ医が不安ならやらないほうがいい、やる必要ないと言っていたので。(40代・女性)
  • 子供が嫌がっているから。(40代・女性)
  • 免疫がつくか定かではないですし、他の予防接種よりも副反応が強すぎるので子供に打たせるのは心配です。(30代・女性)
  • どんな影響があるのかわからないのが、一番の理由。(30代・男性)
  • アレルギー体質なので。(20代・女性)
  • 重症化よりも副反応が怖いから。(40代・女性)
  • 安全かどうかわからないから。(40代・男性)
  • ワクチンが信用できない。(40代・女性)
  • 数十年後の副反応の可能性が心配だから。(40代・男性)
  • 賛否両論ありますが、どんどんウイルスが変異しているのに果たして効果があるのか疑問。子供はほとんど重症化しないと聞いたので重症化しないワクチンを打つ事の意味が分からない。(40代・女性)

続いて、自分は新型コロナワクチンを接種したかについて聞きました。

92.8%とほとんどの方が「接種した(接種するつもり)」と回答していました。

この回答別に質問1の回答を集計した結果、以下のようになりました。

44.9%の方が、自分は新型コロナワクチンを「接種した(接種するつもり)」が、子供には「接種させたくない」と回答していました。

この回答の理由についても聞いたので一部を紹介します。

「自分は新型コロナワクチンを接種した(接種する)が、子供には接種させたくない」回答理由

  • 私も旦那も打ちました。2日間ほど熱とだるさ、寒気や頭痛に悩まされました。同じ思いを子供にさせるのは可哀想ですし、なかなか耐えられるものではないと感じました。(30代・女性)
  • 大人は打たないといけないような社会の空気があるから打ったけれど、重症化リスクが低い子供には開発したばかりのワクチンを打つのは抵抗があるから。(30代・女性)
  • 自分は基礎疾患があるので受けざるを得ないと考えているが、子供については疾患もないのにわざわざ受けさせる必要がないから。ワクチンの安全性も確認できていない中で、安易には受けさせられないから。(40代・女性)
  • 子どもの方が重症化しにくいから。(40代・女性)
  • 自分の人生は自分で決める。しかし、子どものワクチンは親が決めねばならない。もし重篤な後遺症が出た時に、どのような心持で子どもに接していいかわからない。一生後悔することになるだろう。(40代・女性)
  • これから先の人生の長さのちがい。(40代・女性)
  • 自分は職場のプレッシャーで接種したが、こどもへは押し付けたくない。(30代・女性)
  • 子供に安全なのかわからない。(40代・女性)
  • 将来的にインフルエンザのような感じになるのであれば、もう少し様子を見たい。今、接種して後悔したくないし、安心して打たせる情報が揃っていない。(40代・男性)
  • 年齢が幼い子に対しての摂取の実績が少ないので子供には摂取させたくない。自分は摂取しないと仕事ができなくなるので摂取せざるを得なかった。(40代・男性)

「子どもは重症化のリスクが少ないと言われているため、打つ意味があるのかわからない」という意見が多く挙げられていました。

また、「大人と子どもでは身体的な違いがあること」や、「将来的な副反応」を心配する声も多く挙げられていました。
やはり、お子さんことなので自分のことよりも慎重に考えているという方は少なくないようです。

32.8%が、ワクチン接種について子どもと「話したことはない」

続いて、お子さん自身がワクチン接種についてどのように考えているかについても聞いてみました。

32.8%で最も多かったのは、「ワクチン接種について話したことはない」でした。
また、お子さんは「接種したくないと言っている」という方も多く、31.1%でした。

この回答を質問1の回答別に集計した結果、以下のようになりました。

「接種させたい・すでに接種させた」方のうち、33.7%がお子さんも「接種したいと言っている」と回答していました。

一方で、「接種させたくない」という方は、46.6%と約半数の方がお子さんも「接種したくないと言っている」ようです。
また、「ワクチン接種について話したことはない」方も39.8%いました。

それぞれの回答理由について聞いたところ、以下のような意見がありました。

「接種したいと言っている」回答理由

  • コロナになりたくないから。じじばばの家に泊まりたいから。(40代・女性)
  • 親が言うから。(40代・女性)
  • アイスが買ってもらえるから。(40代・男性)
  • 家族が皆打ったから。(30代・男性)
  • コロナにかかったらしんどいし、知らない間に友達にうつしたり、高齢の曾祖母にうつしたら大変だから。(50代・女性)
  • 興味があるみたい。(40代・男性)
  • 自分ひとりだけ摂取していないので。(40代・女性)
  • はやくコロナが収束して外で遊びたいから。(40代・女性)
  • 学校でいろいろと勉強したらしい。(40代・男性)

「接種したくないと言っている」回答理由

  • 注射を打つこと自体が怖いから。すでにコロナに感染して、症状も大したことがなかったから。(40代・女性)
  • 元々注射が苦手なので、打つのが嫌だと言っています。(30代・女性)
  • あまり学校でも受けたという話を聞かないし、副反応もきついので。(40代・女性)
  • 中身がわからず怖いそうです。(40代・女性)
  • 痛いからです。(40代・女性)
  • ただ単純に注射が嫌い。(40代・女性)
  • 副反応が心配らしい。(40代・男性)
  • 単純に注射が怖いってのが一つ。私と長女15歳の副反応を見てるから余計に嫌みたいです。(40代・女性)

「悩んでいる・どちらともいえないと言っている」回答理由

  • 周りの友達も接種を見合わせているし、親や兄姉が副反応で苦しんでいたのを見ているから。(40代・男性)
  • まだあまり分かっていない年齢だから。(40代・男性)
  • 受けている友人もいるみたいだから。(40代・男性)
  • 注射嫌い、だけどコロナは早く収まってほしい、という感じです。(30代・女性)
  • ちょっと怖いし、しなくてもいいのかとも悩むので。(30代・女性)
  • まだみんなうっていないから不安。(40代・女性)

「ワクチン接種について話したことはない」回答理由

  • あまり理解できる年齢ではないから。(40代・女性)
  • 不安をあおる必要性はないから。(40代・男性)
  • これから話そうと思います。(30代・男性)
  • 子供だけの判断で摂取させたくないから。(40代・男性)
  • とくに理由はないが、親だけでなやんでいる。(40代・男性)
  • 受けさせるつもりがないから。(40代・女性)
  • 子どもには判断できない。(30代・女性)
  • 親が決めることだと思うから。(40代・女性)

まとめ

今回は、子どもの新型コロナワクチン接種について、5~11歳のお子さんがいる方を対象にアンケート調査しました。

「接種させたい・すでに接種させた」方と「接種させたくない」方の割合は半々でした。
実際に接種が始まった現在も、自分の子どもに接種させるかどうかは意見が割れているようです。

ワクチン接種についてお子さん自身はどのように考えているのかも聞いたところ、ワクチン接種については「話したことがない」方が32.8%で最も多くなりました。

この回答を質問1の回答別に集計した結果、「接種させたい・すでに接種させた」方のうち、33.7%がお子さんも「接種したいと言っている」、また、「接種させたくない」方のうち、46.6%がお子さんも「接種したくないと言っている」と回答していました。

ワクチン接種についてはお子さんと「話したことがない」方が多い一方で、ワクチン接種についてお子さんの意見も聞いたうえで、どうするか決めているという方も少なくないようです。

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