【学生350人に聞きました】15.1%が、コロナ終息後に留学することを「考えている」

コロナ終息後に留学を考えている学生はどれほどいる?

ここ2年半ほどコロナ禍による渡航制限などで、海外へ行けない期間も多くありました。
それによって当然学生の「留学」にも影響が出てしまっている状況ですが、コロナ終息後に留学を考えている学生はどれほどいるのでしょうか。

今回は、株式会社インターナショナルアドミッションズセンターと共同で、全国の学生350名を対象に、「コロナ禍と留学」についてのアンケートをおこないました。

「コロナ禍と留学に関するアンケート」調査概要
調査手法 インターネットでのアンケート
※自社運営のアンケートサイト「ボイスノート」を利用して調査を実施
調査対象者 全国の学生
調査期間 2022年9月9日 ~ 9月13日
質問内容 質問1:あなたはコロナ禍を理由に「留学」を断念したことがありますか?
質問2:「留学」を断念したときの具体的な状況を教えてください。
質問3:断念してしまった「留学」は、その後行くことが出来ましたか?
質問4:どのような形で留学をしたか(もしくは予定しているか、予定していたか)当てはまるものを選んでください。
質問5:そのような形で留学をした(もしくは予定している、予定していた)理由を教えてください。
質問6:コロナ終息後に留学することを考えていますか?
質問7:どのような形での留学を考えているか、当てはまるものを選んでください。
質問8:そのような形での留学を考えている理由を教えてください。
集計対象人数 350人

※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。

14.6%が、コロナ禍を理由に留学を断念したことが「ある」

まず、学生350人の方に、コロナ禍を理由に「留学」を断念したことがあるか聞きました。

14.6%の方が「ある」と回答しました。
「ある」と回答した方に、留学を断念したときの具体的な状況についても聞きました。

留学を断念したときの具体的な状況

  • 渡航制限で多少考えていた留学を諦めた(25歳・男性)
  • 計画していたがコロナになり治安が悪化したため(26歳・女性)
  • 緊急事態宣言や相手国の渡航制限によってプログラムが中止になった。(17歳・女性)
  • 留学するモチベーションが無くなった(23歳・女性)
  • 制限がかかってしまっていけなくなった(22歳・女性)
  • 高校一年の頃のうちに海外留学は行きたいと思っていたが、現地で病院を探さなければいけないことや感染した時のリスクを考えて断念した。(16歳・女性)
  • 留学の応募をした後に選考自体がなくなってしまった。(19歳・女性)
  • 留学先でロックダウンが起こってしまったこと(22歳・女性)
  • コロナで学校がやらなかった(21歳・女性)

渡航制限などにより行けなくなってしまったという方や、プログラムや選考自体が無くなってしまったという方などがいました。
このような状況なので、もし制限などがかかっていない時期でも「モチベーションが無くなった」という理由で断念した方もいるようです。

一度は断念してしまった留学に、その後改めて行くことが出来た方はどれほどいるのでしょうか。

11.8%の方が「行くことが出来た」と回答しました。
すでに行くことができた方は少ないですが、「今後行く予定」という方も47.1%と半数近くいるようです。

どのような形で留学をしたか(もしくは予定しているか、予定していたか)についても聞きました。

52.9%の方が「語学留学」と回答し、もっとも多い結果になりました。
それぞれの回答をした方に、そのような形で留学をした理由について聞きました。

そのような形で留学をした理由

どのような留学か そのような形で留学をした理由(年齢・性別)
語学留学 海外に興味があってまず留学して雰囲気を掴みたいから(20歳・女性)
語学留学 東京都のプログラムだったから。(17歳・女性)
語学留学 色々な体験をしてみたかったから(19歳・女性)
語学留学 大学在学中に行きたかったから(21歳・女性)
語学留学 海外の文化に触れてみたかった(17歳・女性)
語学留学 英語を勉強したかったから(18歳・女性)
語学留学 高校で留学の企画があった(19歳・女性)
交換留学 海外の建築に関わってみたかった(23歳・男性)
海外インターンシップ 海外ディズニーのインターンシップ(21歳・女性)

15.1%が、コロナ終息後に留学を考えている

続いて、コロナ禍を理由に「留学」を断念したことが「ない」と回答した方に、コロナ終息後に留学することを考えているか聞きました。

15.1%の方が「はい」と回答しました。
どのような形での留学を考えているかについても聞きました。

46.7%と、やはり「語学留学」を考えている方が多いようです。
それぞれの回答をした方に、そのような形での留学を考えている理由について聞きました。

そのような形での留学を考えている理由

どのような留学か そのような形での留学を考えている理由(年齢・性別)
語学留学 大学にそのような制度があり、卒業には留学が必須になっているから。(18歳・女性)
語学留学 本場の発音などを知り言語をもっと詳しく学びたいから(15歳・女性)
語学留学 その国の言語や文化をしたりたいと思って(17歳・女性)
大学院留学 MMLを取りたい(29歳・男性)
海外インターンシップ 広い世界を見てみたい日本を世界から見た感じを体験してみたい(15歳・男性)
ワーキングホリデー 外国人の友達を作りたいから(24歳・女性)
ワーキングホリデー 海外で働いて生活してみたいから(18歳・女性)
交換留学 オーストラリアの大学の栄養学を学びたいから(16歳・男性)
海外ボランティア 英語の上達と文化交流を望んでいるため(19歳・女性)

まとめ

今回は、コロナ禍と留学に関するアンケートを行い、その結果について紹介しました。
学生350人のうち、14.6%がコロナ禍を理由に留学を断念したことが「ある」と回答しました。
その理由としては、「渡航制限などにより行けなくなってしまった」や、「モチベーションが無くなった」などがあるようです。

また、コロナ終息後に留学を考えている方は15.1%という結果になりました。
「語学留学」「大学院留学」「海外インターンシップ」などを考えている方が多いようですが、早く何も気にせずにさまざまな国へ行けるようになってほしいものですね。

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