
出産への恐怖心はありますか?
妊娠をしてから出産に向けて、さまざまな不安や恐怖心を抱えている方も多いのではないでしょうか。
それも初めての経験であれば、なおさら分からないことだらけで怖さもあるでしょう。
ということで今回は青山ラジュボークリニックと共同で、40代以下の女性250名を対象に、「出産に対する恐怖心」についてのアンケートをおこないました。
調査手法 | インターネットでのアンケート ※自社運営のアンケートサイト「ボイスノート」を利用して調査を実施 |
調査対象者 | 40代以下の女性 |
調査期間 | 2022年9月11日 ~ 9月15日 | 質問内容 |
質問1:あなたは「出産」をしたことがありますか? 質問2:出産に対する恐怖心はありましたか? 質問3:どのような恐怖心があったか教えてください。 質問4:出産までにその恐怖心を解消もしくは和らげることができましたか? 質問5:どのように恐怖心を解消もしくは和らげることができたか教えてください。 質問6:あなたに当てはまるものを選んでください。 質問7:出産に対する恐怖心はありますか? 質問8:どのような恐怖心があるか教えてください。 |
集計対象人数 | 250人 |
※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。
出産したことがある49.6%が、恐怖心が「とてもあった」
まずは、40代以下の女性250人に、「出産」をしたことがあるか聞きました。
「ある」と回答した47.6%(119人)の方に、出産に対する恐怖心はあったかについて聞きました。
恐怖心が「あった」と回答した方に、どのような恐怖心があったかについても聞きました。
「とてもあった」が49.6%、「ややあった」が36.1%と、合わせて85.7%の方が出産に対する恐怖心があったと回答しました。
どのような恐怖心があったか
- どれだけ痛いのか恐怖がありました。痛みに耐えられるか不安。(30代)
- 出産時の陣痛に耐えられるのか、どれぐらいの痛みなのかとても不安でした。(40代)
- 陣痛がとても痛いと聞いていたので耐えられるか怖かった。(30代)
- 陣痛の痛みがどのようなものか未知だった。ネットで大変な体験やスイカを鼻から出すような等、不安を余計あおられた。(30代)
- 無事に出産出来るか、そのことだけを思い続けました。(40代)
- 初産だったので痛みに耐えられるのか、無事に生まれてくれるのか心配だった。(40代)
- 分娩の痛みに耐えられるかどうか、妊娠中にトラブルがないかどうか(40代)
- 自分の体の中から一人の人間が産まれ誕生してくるということ自体に責任を感じたし、出産時の痛さを想像すると怖さしかなかった。(40代)
- 人生で一番痛いなどと形容される痛みについての恐怖心と無事に子どもを産んであげられるかという子供の健康に対しての恐怖心。(30代)
出産時の“痛み”に関する恐怖心がもっとも多くありました。
ネットなどで調べることによってもちろん役立つ情報も得られますが、余計に不安を煽られたという方も少なくないようです。
さまざまな恐怖心が挙げられましたが、その恐怖心を出産までに解消することはできたのでしょうか。
27.5%の方が「できた」と回答しました。
もちろん簡単には解消できないような理由も多くありますが、できた方はどのように解消したのでしょうか。
どのように恐怖心を解消もしくは和らげることが出来たか
- 初産の時は主人が付き添ってくれたので安心できた。(30代)
- 先輩ママが沢山居たので、話を聞いて納得していった(40代)
- 実際に陣痛が始まったら教えられた呼吸法以外、何も考えられなかった。(40代)
- 早く子供に会いたいと思う気持ちが勝った感じ。(40代)
- 内科の先生に大丈夫だということを言われて、産婦人科さんが相貌病院に連携をしてくださったので心配がなくなりました(40代)
- 家族にその不安を聞いてもらうことです。寄り添ってもらったことが心強かったです。(40代)
- それより、早く元気に出て来てほしい!と願って、痛いとか忘れる(40代)
先輩ママや、家族に不安を聞いてもらうことで恐怖心を和らげることが出来たという方が多くいました。
どのような悩みでも、とにかく誰かに聞いてもらうというのは重要なことかもしれません。
現在妊娠をしている、もしくは子供が欲しい方の57%が、出産に対する恐怖心が「とてもある」
続いて、出産をしたことが「ない」と回答した方に、現在妊娠をしているか、もしくは今後子供が欲しいと思うかについて聞きました。
「現在妊娠をしている」「現在妊娠はしていないが、今後子供が欲しいと思っている」と回答した方に、出産に対する恐怖心があるか聞きました。
「とてもある」が56.5%、「ややある」が43.5%と、すべての方が妊娠への恐怖心が「ある」という結果になりました。
どのような恐怖心があるかについても聞きました。
どのような恐怖心があるか
- 陣痛や産む時は、どれほどの痛みなのか、自分には耐えられるのかが不安。(20代)
- 自身の身体が弱いから、出産時何が起きるか分からない。子供が元気に産まれてきてくれるか不安(20代)
- 痛みはどんな感じなのだろう、出産後の身体は大丈夫だろうか、無事に産めるのだろうか、ということが気がかりに思います。(30代)
- 年齢により様々なリスクがあると分かっているから(40代)
- きちんと出産できるのかどうか不安です。(40代)
こちらの場合でもやはりもっとも多くあったのは、“痛み”への恐怖心でした。
また、年齢によるリスクを心配している方も少なくないようです。
まとめ
今回は、出産に対する恐怖心についての調査を実施し、その結果について紹介しました。
出産をしたことがある方のうち、85.7%が出産に対する恐怖心があったと回答しました。
なかでも“痛み”に対する恐怖心があったという方がもっとも多いようです。
出産時の恐怖心は、「誰かに話すことで少し和らいだ」という方もいました。
もちろんどのような恐怖心なのかにもよりますが、ネットなどで調べるだけではなく、周りの様々な人に話してみるのが良いかもしれません。