【立会い出産】67.9%が「立ち会いがなかった」一方で、「こんなんだったら立ち会わないで欲しかった!」という経験をした方も!?

出産の立ち会い、ありましたか?

最近ではコロナ禍の影響で、「立会い出産をしたくてもできなかった!」という方も少なくないでしょう。
では、そもそも出産の際に誰かに立ち会ってもらったという方はどれほどいるのでしょうか。

今回は青山ラジュボークリニックと共同で、出産をしたことがある女性293名を対象に、「立会い出産」についてのアンケートをおこないました。

「立会い出産に関するアンケート」調査概要
調査手法 インターネットでのアンケート
※自社運営のアンケートサイト「ボイスノート」を利用して調査を実施
調査対象者 出産をしたことがある女性
調査期間 2022年10月9日 ~ 10月20日
質問内容 質問1:出産時、家族などの立ち合いはありましたか?
質問2:出産時に誰に立ち会ってもらったか、当てはまるものをすべて選んでください。
質問3:出産に立ち会った夫は、出産中どのような様子だったか教えてください。
質問4:「こんなんだったら立ち会わないで欲しかった!」と思ってしまうようなエピソードはありますか?
質問5:どのようなエピソードか教えてください。
質問6: 出産時、夫に立ち会って欲しかったと思いますか?
質問7:その理由を教えてください。
集計対象人数 293人

※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。

67.9%が、出産時に家族などの「立ち会いがなかった」

まずは、出産の経験がある293名の方に、出産時に家族などの立ち会いがあったか聞きました。

「なかった」と回答したのは67.9%と、家族の立ち会いがなかった方のほうが多いようです。
立ち会いが「あった」と回答した方に、誰に立ち会ってもらったかについて聞きました。

「実母」と回答した方も3割近くいましたが、やはり「夫」が91.5%と圧倒的に多いようです。
「夫」に立ち会ってもらったと回答した方に、立ち会った夫は出産中どのような様子だったかについても聞きました。

出産に立ち会った夫の様子

  • しどろもどろで背中をさすってくれた事しか覚えてないです
  • 一緒になって、呼吸法をしていた。背中をさすってくれた
  • 慌てもせず、感動もせず、地蔵のようにじっと佇んでいた。まじで何の役にも立たなかった。
  • 慌てていた。何をしたら良いのかわからずにいた。飲み物を渡してもらったりした。
  • ずっと声をかけたり、手を握ってくれたりして、できる限り一緒に頑張っていた。
  • 想像していたよりかなりしっかりしていて気遣いもよくしてくれ、私の実母が感心するほどだった。
  • おろおろどうしていいかわからなそうだっだが、それなりにはげましてくれた。
  • ただ横にいた。何をするとか声をかけるとかなかった。
  • タオルで汗を拭いてくれたり、水分補給をさせてくれたり、腰をさすってくれて、終始冷静でした。
  • オロオロおどおどを必死に耐えて、痛い腰をさすったり、水分補給を手伝ったりしていた。男は生理などの出血の経験もないので、子供が生まれた瞬間は強烈に目に焼き付いたようだ。

背中をさすってくれたり、飲み物を渡したりなど、出産中に夫ができることは多くないかもしれませんが、少しでも力になろうと動いていた方が多いようです。

一方で、「地蔵のようにじっと佇んでいた。まじで何の役にも立たなかった。」という方もいましたが、「こんなんだったら立ち会わないで欲しかった!」と思ってしまうような経験をしたことがある方はどれほどいるのでしょうか。

11.7%の方が「ある」と回答しました。
どのような経験をしたのか、実際のエピソードについても聞きました。

「こんなんだったら立ち会わないで欲しかった!」と思ってしまうようなエピソード

  • 出産に時間がかかり、私よりもしんどそうにされた。じんどいのはこっち!!!と言いたくなった!
  • ただ横で突っ立っていただけで何の役にも立っていなかった。あとで感想を聞いたが、それさえもなかったので意味がなかったなと思った。
  • 一つ一つ指示をしないと、何もサポートしてくれなかった。
  • 出産の時に痛すぎて私が叫んでいたことを、恥ずかしかったと家族に話していた。
  • 疲れてお腹に寄っ掛かって寝たから
  • 子供の頭が出ている時にドクター側に行って見ていた。苦しんでる私を放っておいて。
  • 人が苦しんでいるのに寝てしまった。

81.4%が、夫に立会って欲しかったとは「思わない」

続いて、出産時に家族などの立ち会いが「なかった」と回答した方に、夫に立ち会って欲しかったと思うかについて聞きました。

81.4%が「思わない」と回答し、多くの方が夫に立ち会って欲しかったとは思わないようです。
それぞれの方に、その回答の理由についても聞きました。

夫に立ち会って欲しかったと思う理由

  • 子供が産まれる感動を夫と共に分かち合いたいから。
  • 子どもを産むのは命懸けだし、生まれてくる瞬間を味わってほしかった。
  • 頼れるパートナーに横でサポートしてほしいから
  • 一人では寂しいです。それに出産がどんなに大変なことか知ってほしいし、経験すれば父親として育児に対する気持ちも変わってくると思う
  • 出産の大変さとこれから子育てしていく上での自覚を持ってほしいから
  • 大変な思いをして産んだことがわかれば、子供に対する愛情も増すと思うから。

子供が産まれる瞬間の感動を分かち合いたかったからや、父親としての自覚を持ってほしいからなどの理由が多くありました。

夫に立ち会って欲しかったと思わない理由

  • 思い通りに動いてくれるわけではないし、それに対して苛立ったりする自分も嫌になるし夫に指示を出している余裕はないのでお産に集中したいから
  • 自分の事で精いっぱいなので、夫の方を構う余裕はないので、立ち会わないで良いと思いました。
  • 初めての出産でパニックになっていて騒いでしまったので恥ずかしいと思ったので。
  • 苦しい顔はあまり見せたくない気もするので。
  • いても何にも出来ないだろうし邪魔です
  • 自分が陣痛で苦しんでいる時に側で涼しい顔をされるのが嫌だから
  • 誰かいても、結局産むのは自分なので、医者や助産師などしか頼れない。家族がいたら気を遣うし、みっともない姿を見られたくない。

自分が大変で苦しんでいる姿を見られたくないからという方が多くいました。
また、夫に構ったり家族に気を遣ったりする余裕もないから、立ち会わなくてよかったという方も少なくないようです。

まとめ

今回は、出産時の立会いについての調査を実施し、その結果について紹介しました。

出産をしたことがある方のうち、67.9%が出産時に家族などの立ち合いは「なかった」と回答しました。
立ち会ってもらったのはやはり「夫」が91.5%と圧倒的に多かったですが、「まじで何の役にも立たなかった」という声も。

もしも立ち会うことになっても夫にできることは多くないかもしれませんが、立ち会うからには「居てくれて良かった!」と思ってもらえるようサポートしたいですね。

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