
芸能人の不倫、謝罪会見の必要性は?
芸能人の不倫問題が、定期的に話題となります。その芸能人のイメージや露出度、その他もろもろの事情によって取り上げられ方の大きさに違いがありますが、決まって注目されるのは「当事者のコメント」、そして「謝罪会見」です。
不倫の謝罪会見の必要性については以前から疑問視されており、それについてのアンケートなども度々おこなわれてはいますが、今回改めて「謝罪会見の必要性の有無」についてと、そこからもう少し掘り下げた調査をしたので、その結果を紹介します。
調査手法 | インターネットでのアンケート ※自社運営のアンケートサイト「ボイスノート」を始め複数の調査サービスを利用して調査を実施 |
調査対象者 | 全国の男女 |
調査期間 | 2020年1月23日~1月26日 | 質問内容 | 質問1:芸能人が不倫をした場合、謝罪会見は必要だと思いますか? 質問2:その回答の理由を教えてください。 質問3:不倫をした芸能人をその後、「見たくない」と思いますか? 質問4:その回答の理由を教えてください。 質問5:あなたは結婚していますか? 質問6:不倫をしたことがありますか? |
集計対象人数 | 1,200人(男女600人ずつ) |
「会見不要」は75%、「その後見たくない」は40%
まずは、謝罪会見が必要だと思うか聞きました。
今回の調査では、75.2%が必要だと「思わない」と回答しました。多くの方が謝罪会見を必要としていないという結果となりました。
つづいて、不倫をした芸能人をその後「見たくない」と思うかを聞きました。
40.7%が「思う」と回答しました。
不倫をした芸能人をその後見たくないという方は、半数には満たないものの、決して少なくはないようです。
この回答を、「謝罪会見の必要性」についての質問の回答別で集計してみました。
謝罪会見が「必要だと思う」方のうち、不倫をした芸能人を「見たくないとは思わない(=見てもよい)」という方は40.9%となりました。謝罪会見を求める方の中には、「きちんと謝れば、その後の活動は受け入れられる」という方が多いと言えるのかもしれません。
一方で、会見が「必要だと思わない」方の34.6%は、その後は「見たくない」と回答しています。この方々の「見たくない」理由には、「そういう人間なんだと知ると見ていて不快に感じるから」「見る必要がない。誰かに見ていただく仕事をすべきではない」などがありました。
「謝罪会見をする必要がない」という考えの中には、好意的なものだけではなく、「どちらにしても許さないから、謝罪会見をする必要がない」という厳しいものも多いようです。
自身の不倫経験との関係は?
ここからは、回答いただいたみなさんの不倫経験も踏まえて紹介します。
まずは、不倫の経験について聞いた結果です。ここでの「不倫」とは、「自身が独身で相手が既婚者だった場合」も含めて聞いています。
17.1%の方があると回答しました。
つづいて、前項で紹介した「不倫をした芸能人をその後『見たくない』と思うか」の回答を、自身の不倫経験別で集計した結果がこちらです。
「思わない(=見てもよい)」と回答した方は、「不倫経験なし」では56.0%だったのに対し、「不倫経験あり」では75.6%でした。
自身に不倫経験があるほうが、芸能人の不倫に対して寛容な方が多いと言えそうです。