
お通夜や葬儀の際、六曜を気にしますか?
カレンダーの日付に「大安」や「友引」などといった表記がしてあるのを、目にしたことのある方は多いでしょう。
これは「六曜」といい、その日の運勢の良し悪しが簡単に分かるもので、中国から伝わってきたとされています。
そこで今回は、斎奉閣・家族葬会館 和ごころ(株式会社三重平安閣)と共同で、全国の男女1000名を対象に、「六曜を気にするか?」についてのアンケートを実施しました。
調査手法 | インターネットでのアンケート ※自社運営のアンケートサイト「ボイスノート」を利用して調査を実施 |
調査対象者 | 全国の男女 |
調査期間 | 2023年7月9日 ~ 2023年7月13日 | 質問内容 |
質問1:あなたはお通夜や葬儀を行う際、「友引」を避けますか? 質問2:その理由を教えてください。 質問3:あなたは結婚式や入籍など、祝い事の際に「大安」や「仏滅」など“六曜”を気にしますか? 質問4:その理由を教えてください。 質問5:あなたは、大安や仏滅などの「六曜」をどれほど気にしていますか? 質問6:その理由を教えてください。 質問7:「大安にやってよかった」や「仏滅にやらなければよかった」など、実際に感じたことがありますか? 質問8:実際にそう感じた時のエピソードを教えてください。 |
集計対象人数 | 1000サンプル |
※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。
68.2%が、お通夜や葬儀を行う際、「友引」を避けると回答
まずはお通夜や葬儀を行う際、「友引」を避けるかどうか聞いてみました。
68.2%と半数以上の方が、お通夜や葬儀を行う際に「友引」を避けると回答しています。
それぞれ理由を聞いてみたので、紹介します。
「お通夜や葬儀を行う際に“友引”を避ける」その理由は?
- その日は良くない日と聞いたから(20代・女性)
- 友引に葬儀をおこなうとまた別の葬儀が続くと言われていて縁起が悪いから(50代・女性)
- 日本人独自の信仰観念だから(40代・男性)
- 昔からの習慣だから(50代・女性)
- 自分はこだわりはないが人によってはこだわる人もいると思うから(50代・男性)
- 勝負がつかない日とされ、特に昼は凶としてあまりよくないと考えられているので。(50代・男性)
「お通夜や葬儀を行う際に「友引」を避けない」その理由は?
- 迷信だと思うから(20代・男性)
- 祝い事でしか六曜を気にしたことがない。(30代・女性)
- 初めて知った。今まで知らなかった(40代・男性)
- もうそんな時代じゃない(30代・女性)
「避ける」方の意見は「昔からの風習」や「世間体」などが多く、こういった理由で気にされている方が多いようです。
一方で「避けない」方の意見としては「特に気にしない」や「時代錯誤」などが多い印象でした。
59.3%が、結婚式や入籍など、祝い事の際に「大安」や「仏滅」などを気にしている
次に、結婚式や入籍など、祝い事の際に「大安」や「仏滅」など“六曜”を気にするか聞いてみました。
59.3%とこちらも半数以上の方が、結婚式や入籍など、祝い事の際に「大安」や「仏滅」などを「気にしている」と回答しています。
その理由を、それぞれ聞いてみたので紹介します。
「結婚式や入籍など、祝い事の際に“大安”や“仏滅”などを気にしている」その理由は?
- 縁起が良いと言われてきたのであれば、多分良い日なのだろうという気軽な感じ。(50代・女性)
- 大安におめでたいことをした方が、気分的にもいいから。(40代・男性)
- 心の持ち用だと思うが自分は大安や仏滅などの暦は気にするから(40代・男性)
- お祝い事は大安に合わせたい(20代・女性)
- 迷信には理由があると思うから(40代・女性)
- たぶんなにもないとは思うが、避けられるならそれに越したことはないと思うから(50代・男性)
「結婚式や入籍など、祝い事の際に“大安”や“仏滅”などを気にしていない」その理由は?
- カレンダーにも書いてあるけど大して気にならないから(20代・女性)
- 費用など総合的に判断して(50代・男性)
- それ等に合わせた所で何が変わる訳でも無いので(50代・男性)
- ある程度は気にするが気にしすぎると色々な予定とあわない気がするから。(40代・女性)
「気にする」と答えた方は「イメージの問題」や「せっかくなら縁起のいい日に合わせたい」といった意見が多くありました。
一方で「気にしていない」と答えた方は「何か変わるわけではない」や「予定と合わせづらい」といった理由を挙げていました。
47.7%が、大安や仏滅などの「六曜」を気にしていると回答
次に、大安や仏滅などの「六曜」をどれほど気にしているか聞いてみました。
47.7%と合計でおよそ半数近くのが、大安や仏滅などの「六曜」を「とても」もしくは「やや気にしている」と回答しています。
それぞれ理由を聞いてみました。
「とても気にしている」回答理由
- 昔からの習慣で、なんとなく大事なことは大安にしたいなと思ってしまうから。(40代・男性)
- 周りの常識ある人たちは仏滅などをかなり気にしているから。周りの動向が気になるので、かなり気にしている。(20代・女性)
「やや気にしている」回答理由
- 古来より伝わる習わしを大切にしたいと思うので。(50代・男性)
- 年配者と同居しているため(40代・女性)
- 出来る事なら避けたい程度だが絶対にその日にしかできない事なら妥協して行事に参加する。(40代・男性)
- 自分にとって大事なときに仏滅とか悪い日だと、後に悪いことがあったときにあの日にしたからと思ってしまう(20代・女性)
「あまり気にしていない」回答理由
- 普段は気にならない(50代・男性)
- 普段の生活で意識することがないから。(20代・女性)
- 気にしていたら、何事も進まないので特に気にしない(40代・男性)
「まったく気にしていない」回答理由
- 興味がないから(20代・男性)
- 気にして行動しても特に意味はないと思っているから(30代・女性)
- 予定を組もうとすると何かと都合が悪いから(20代・男性)
「気にしている」と回答した方は、昔からの風習だったり、可能な限り意識しているといった回答が見られました。
一方で「気にしていない」と答えた方は「普段は気にしていないから」や「本来の予定を優先させる」などの意見を挙げていました。
8.7%が、「大安にやってよかった」や「仏滅にやらなければよかった」など、実際に感じたことが「ある」
最後に、「大安にやってよかった」や「仏滅にやらなければよかった」など、実際に感じたことがあるか聞いてみました。
8.7%が、「大安にやってよかった」や「仏滅にやらなければよかった」など、実際に感じたことが「ある」と回答しています。
それぞれ具体的なエピソードを聞いてみたので、紹介します。
実際にそう感じた時のエピソードを教えてください
- 結婚式は大安に実施して成功したと感じているから(40代・男性)
- 大安吉日に宝くじを買ったら1万円当たった(50代・女性)
- 手術をする時に大安に行って成功したので大安にして良かったと感じた(30代・女性)
- 仏滅にやって良くないことがあったので(40代・男性)
- 大安にデートを計画したら本当に二人でいると楽しくて幸せだったから(50代・男性)
- 結婚式や葬儀にはご年配の列席者も居られ、やはり六曜を無視した日和には何処か抵抗、不安を感じられる方も居られるようにお見受けしたので。(50代・男性)
「大安吉日に良いことが起きた」といったエピソードのほか「気持ち的な問題」といったふんわりとした意見も見られました。
どちらかというと「大安にやって良かった」というエピソードが多いようです。
まとめ
今回は「六曜を気にするか?」に関する調査を行い、その結果について紹介しました。
47.7%が、大安や仏滅などを普段から「気にしている」と回答しており、その理由は「昔からの風習」や「気分の問題」といった回答が多く見られました。
一方で「葬儀に六曜の縁起は関係がない」といった考えも広まっています。
ご家族や親族で話し合い、納得のいく日取りを決めてみてはいかがでしょうか。