【把握しておかないと…?】会社でノベルティグッズを製作したことがある8.7%が「景品表示法で困ったことがある」

景品表示法、把握していますか?

商品やサービス、企画などの認知度を高める手段として、ノベルティグッズの配布は非常に有効です。
そんなノベルティグッズを作る際に「景品表示法」を把握している方はどれくらいいるのでしょうか。

ノベルティグッズ頒布における「景品表示法」では、過大な景品の提供を禁じています。
過度に高価な景品などを提供すると、消費者が惑わされて本来の商品やサービスに対して正常な判断ができなくなってしまいます。

ノベルティグッズを製作し、そして配布するためには「景品表示法」に触れていないかしっかり確認する必要があるでしょう。

ということで今回は、ノベルティグッズ・ギフト・販促品制作の「ベストノベルティ」と共同で、事前調査で「会社でノベルティグッズを作製したことがある」と回答した全国の男女265名を対象に「景品表示法とノベルティグッズ」についてのアンケートをおこないました。

「景品表示法とノベルティグッズに関するアンケート」調査概要
調査手法 インターネットでのアンケート
※自社運営のアンケートサイト「ボイスノート」を利用して調査を実施
調査対象者 会社でノベルティグッズを作製したことがある全国の男女
調査期間 2023年10月20日 ~ 10月23日
質問内容 質問1:「景品表示法」を知っていますか?
質問2:「景品表示法」を知ったきっかけを教えてください。
質問3:「景品表示法」について、ノベルティグッズ製作時に気を付けていましたか?
質問4:具体的にどのように気を付けていましたか?
質問5:ノベルティグッズ製作後に「景品表示法」で困ったことはありますか?
質問6:「景品表示法」について、どのようなことで困ったか教えてください。
集計対象人数 265サンプル

※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。

38.5%が、「景品表示法」を知っている

まずは、「景品表示法」を知っているか聞いてみました。

38.5%の方が、景品表示法を「知っている」と回答しています。
「景品表示法の意味も含めて知っている」と回答した38.5%の方に、景品表示法を知ったきっかけを聞いてみたので一部を紹介します。

「景品表示法」を知ったきっかけは?

  • 景品表示法違反に関するニュース記事を見たとき。(60代・男性)
  • 若い頃、販売促進担当だったからその時に知った。(70代・男性)
  • 金融で働いていた時に、申し込み特典をつけていたので、その時に研修の一環として習った(40代・女性)
  • グッズカタログに記載あり(30代・女性)
  • 景品の仕様を決める時に教わった。(50代・男性)
  • 会社のイベントで配るグッズの件で打ち合わせをして(40代・男性)
  • 誇大広告の注意点を調べたときに。(50代・男性)
  • 会社のノベルティを作る時に必要だった(50代・男性)

ニュース記事や研修の一環のほか、グッズカタログに記載されているのを見た方もいるようです。
また、実際にノベルティグッズを製作する際に初めて知ったという方も少なくありませんでした。

83.3%が、景品表示法について「ノベルティグッズ製作時に気を付けていた」

続いて「景品表示法の意味も含めて知っている」と回答した38.5%の方に、景品表示法についてノベルティグッズ製作時に気を付けていたか聞いてみました。

83.3%の方が、景品表示法について「ノベルティグッズ製作時に気を付けていた」と回答しています。
具体的にどのように気を付けていたか聞いてみたので、一部を紹介します。

「景品表示法」について、どのように気を付けていた?

  • 専門家に相談した(50代・男性)
  • 過大な商品にならないように(30代・女性)
  • ノベルティーの価格が商品価格に比して景表法に抵触しないかどうか。(50代・男性)
  • 1500円までの決まりがあったので、それを超えないようなノベルティ選びをしなくてはならない(40代・女性)
  • 上司に計画段階からチェックを入れてもらって、製作中や完成時にも検閲を受けました。(60代・男性)
  • 景品表示法で、プレゼントはいくら迄、と細かい取り決めがあったので、その確認が結構大変だった思い出がある。(60代・女性)
  • 商品課やWEBなど直接携わる方は、法令改正前にセミナーを受講している。また法務的な相談があれば調べるし、顧問弁護士にも相談し社内共有を図っている(40代・男性)

具体的に「〇円までという決まりがあったので、超えないようにノベルティグッズを製作していた」という方や「上司に細かくチェックしてもらっていた」という方もいました。
また、中には「専門家に相談していた」という方もいるようです。

8.7%がノベルティグッズ製作時に「景品表示法」で困ったことがある

さらに、ノベルティグッズ製作時に「景品表示法」で困ったことがあるか聞いてみました。

8.7%の方がノベルティグッズ製作後に「景品表示法」で困ったことがある、と回答しています。
「景品表示法」について、どのようなことで困ったか聞いてみました。

「景品表示法」について、どのようなことで困った?

  • 選びたい景品がラッピングなどの袋を含めると1500円以上になってしまい、景表法違反になってしまう(40代・女性)
  • 金額に困った(40代・男性)
  • どこが境界線か分からない(20代・男性)
  • 売るためには多少誇大広告の方がいいがそれを考えるのが難しい(20代・男性)
  • 人気のあるキャラクターなどは、使用料金がかかる(60代・男性)
  • 広告内容が法令に則ったものであるか不安であった(50代・男性)

ラッピングなどを含めると景表法違反になってしまうケースなど、既定の金額内に納めるために苦労したエピソードが多く語られていました。

まとめ

今回は、ノベルティグッズと景品表示法に関する調査を行い、その結果について紹介しました。
会社でノベルティグッズを製作したことがある8.7%の方が「景品表示法で困ったことがある」と回答しています。

景品表示法は顧客への過大アピールを避け、正当な評価で商品やサービスを見てもらうために必要な決まりです。
しかし自分たちで考えるとなると、普段の業務の妨げになったり分からない事があったりと苦労してしまうケースも多いでしょう。

景品表示法を守るためにも専門家に相談しながら、自社の予算と相談して、効果的なノベルティグッズを作製してみてはいかがでしょうか。

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