
今回は、家庭用ゲーム機の「Nintendo Switch」と「PlayStation 4」、両機種の満足度リサーチをおこないました。
その結果からそれぞれの満足度の評価についてご紹介します。
事前調査で家庭用ゲーム機の利用についてリサーチ
満足度調査をおこなう前に、まずは全国のみなさんに「家庭用ゲーム機の利用」について聞きました。
調査手法 | インターネットでのアンケート ※自社運営のアンケートサイト「ボイスノート」を始め複数の調査サービスを利用して調査を実施 |
調査対象者 | 全国の男女(調査サービス利用者) |
調査期間 | 2020年1月20日~1月30日 |
調査対象企業選定条件 | 週刊ファミ通調べにより、2019年の年間販売台数が100万台を超えている2機種 |
質問内容 | 利用したことのある家庭用ゲーム機をすべて選んでください。 |
1,910名にご回答いただいた結果、家庭用ゲーム機を利用したことのある方の数は次のようになりました。
家庭用ゲーム機の満足度ランキング
事前調査で「利用したことのある」と回答した方に本調査を実施し、利用した家庭用ゲーム機についての評価を伺いました。
今回は、「Nintendo Switch(以下、Switch)」と「PlayStation 4(以下、PS4)」の両機種ともに利用したことがあるという105名の回答を集計しました。
調査手法 | インターネットでのアンケート ※自社運営のアンケートサイト「ボイスノート」を始め複数の調査サービスを利用して調査を実施 |
調査対象者 | 事前調査において提示した家庭用ゲーム機のうち、「Switch」「PS4」の両方を「利用したことがある」と回答した方 ※事前調査で条件を満たした方にそのまま続けて本調査を表示し、回答を得ました |
調査期間 | 2020年1月20日~1月30日 |
質問内容 |
「○○」について伺います。 質問1:「ソフトのラインナップ」についての満足度を、10点満点で評価してください。 質問2:「ソフトの価格」についての満足度を、10点満点で評価してください。 質問3:「本体の価格」についての満足度を、10点満点で評価してください。 質問4:「操作性」についての満足度を、10点満点で評価してください。 質問5:「画質」についての満足度を、10点満点で評価してください。 質問6:「総合的な満足度」を、10点満点で評価してください。 質問7:その評価の理由を教えてください。 ※「○○」にはゲーム機の名前が入る |
それでは、質問1の結果から順に紹介していきます。
ソフトのラインナップ:PlayStation 4の勝ち!
ソフトのラインナップの満足度を10点満点で評価していただいたところ、平均7.686点だったPS4のほうが、Switchより高い結果となりました。
PS4とSwitchでは共通して発売されているソフトもありますが、それぞれのラインナップは、PS4はリアルな描写や世界観のゲーム、Switchはアニメ的なキャラクターが登場するゲームが多い傾向があります。
また、Switchのコントローラーには好感度なジャイロセンサーがついているため、プレイヤーの操作や動きを正確に感知します。この機能を使った、体を動かして楽しめるソフトが多いのもSwitchの特徴です。
PlayStation 4 |
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Nintendo Switch |
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ソフトの価格:PlayStation 4の勝ち!
ソフトのラインナップの満足度を10点満点で評価していただいたところ、平均6.562点だったPS4のほうが、Switchより高い結果となりました。
ソフトの価格はどちらも5,000~7,000円のものが多く、「どちらのほうが高い」というわけではないので、「ソフトのラインナップへの満足度に比例した」と言えるかもしれません。
本体価格:PlayStation 4の勝ち!
本体価格の満足度を10点満点で評価していただいたところ、平均6.400点だったPS4のほうが、Switchより高い結果となりました。
それぞれの価格は下記のとおりです。
Nintendo Switch | 29,980円+税 | PlayStation 4 | HDD容量 500GB 希望小売価格:29,980円+税 HDD容量 1TB 希望小売価格:34,980円+税 |
どちらも6点台と、他の項目と比べると満足度は低いようです。
操作性:PlayStation 4の勝ち!
操作性の満足度を10点満点で評価していただいたところ、平均7.733点だったPS4のほうが、Switchより高い結果となりました。
どちらのゲーム機のソフトも、ファミコンなどのような初期の家庭用ゲーム機の頃のものとは比べ物にならないほどデータ容量が大きくなっているので、内容も操作もより複雑なソフトも多くなっています。
PS4のコントローラーには10個のボタンとタッチパッドが付いています。また、10個のボタンのうちの2つはスティック状になっており、傾ける角度をコントロールしてアナログ操作ができる方向キーとしての役割もあります。タッチパッドでは、タップやフリック、息を吹きかけるなど幅広い操作で楽しむことができます。
SwitchのJoy-Conと言われるコントローラーには8つのボタンがついており、場合によってはそれを2つ使うため16個のボタンを操作することとなります。ボタンのうちの一つは、PS4同様アナログ操作ができるスティック状になっています。
Joy-Conは縦約10cm×横約4cmと小型のため、持ち運びしやすい、コントローラー自体を動かす操作がしやすい、などのメリットはありますが、手の大きな方にとってはボタン操作がしにくいデメリットがあります。また、軽量化を重視したためか、少々壊れやすいという難点があるようです。
画質:PlayStation 4の勝ち!
画質の満足度を10点満点で評価していただいたところ、平均8.467点だったPS4のほうが、Switchより高い結果となりました。
当然ではありますが、どちらのゲーム機も同メーカーのこれまでの機種の映像に比べてより美しいグラフィックとなっており、ユーザーの満足度は高いようです。
それぞれの画質に関する傾向としては、PS4のほうがより実写に近く、Swhichのほうがよりアニメに近い映像のゲームが多いと言えます。
総合的な満足度:PlayStation 4の勝ち!!
最後に、総合的な満足度を10点満点で評価していただいたところ、平均7.676点だったPS4のほうが、Switchより高い結果となりました。
総合的な満足度の評価の理由を聞いているので一部を紹介します。
PlayStation 4の評価の理由
- PS4は今はそんなに高くないですし、カセット自体も人気な時からそんなに高くないイメージがあり画質もとても綺麗なので最高です!(10代・男性)評価:10点
- ゲームソフトの種類が多くてよいし、画像がきれいでリアリティーがあるので迫力がありゲームの世界に没頭できて楽しめる。(30代・男性)評価:9点
- 全体的に年齢層が高めなゲームが揃っている。 もう少し国内ソフトメーカーに頑張ってほしいところ。(30代・男性)評価:8点
- 任天堂に比べるとソフトやキャラは劣るものの、ゲームとしてはいいと思う。(20代・女性)評価:7点
- 新しいソフトがでても年々高価になっているため中々遊びたいと思えない(40代・男性)評価:5点
Nintendo Switchの評価の理由
- 電源の立ち上げも早く、快適。 本体もコンパクトでスマート。(30代・女性)評価:10点
- とにかく値段が高い。ですが、ソフト自体はそんなに高いってわけではない。あととても面白い。(10代・男性)評価:8点
- つぎつぎとソフトやコントローラーを新しく開発しユーザーの心を動かしているから。(20代・男性)評価:9点
- 持ち運べるし話題でおもしろいゲームがあるので。(40代・男性)評価:8点
- 面白い機種ではあるが、画質はもっと凝ってほしい。(40代・男性)評価:4点
【まとめ】PlayStaion 4のほうが満足度は高い
今回の調査では、Nintendo Switchと比較してPlayStation 4のほうが多くの項目で、また総合的にも満足度が高い結果となりました。
下記より、レポートのダウンロードが可能です。