
藤井聡太棋士登場前後の将棋の興味度を比較
2016年に史上最年少で四段昇段(プロ入り)を果たして話題となった藤井聡太棋士は、そのまま無敗で公式戦最多連勝記録の29連勝を樹立しました。
藤井棋士の躍進はその後もとどまることはなく、2020年7月16日には史上最年少で「棋聖」のタイトルを獲得しました。
6月28日の棋聖戦では将棋の最強ソフトが6億手読んで初めて最善手と分かる手をわずか23分の考慮時間で指していたことがわかり、その「天才性」が話題となりました。
そんな「天才棋士」藤井聡太棋士がプロ入りを果たした2016年以前と現在で、将棋への興味度はどのように変化しているのでしょうか?
今回は、全国の男女900名ずつに「将棋」に関するアンケートを実施しました。
調査手法 | インターネットでのアンケート ※自社運営のアンケートサイト「ボイスノート」を始め複数の調査サービスを利用して調査を実施 |
調査対象者 | 男女 |
調査期間 | 2020年7月18日~28日 | 質問内容 | 質問1:2016年に藤井棋士が登場する“以前”の、将棋への興味度を5段階で教えてください。 質問2:2016年に藤井棋士が登場した後である現在の、将棋への興味度を5段階で教えてください。 |
集計対象人数 | 1,800人(男女900名ずつ) |
藤井棋士登場後、将棋に興味を持つ人が増加
藤井聡太棋士が史上最年少でプロ入りを果たした2016年以前と、藤井聡太棋士が活躍を続ける現在の将棋の興味度について聞き、比較した結果次のようになりました。
藤井棋士が登場する以前は興味度が最も低い「1」と回答した方が39.2%で最多で、興味度が最も高い「5」と回答した方は10.8%程度でした。
しかし、藤井聡太棋士の登場後は「1」と回答した方が24.4%と減少し、「5」と回答した方は16.7%で増加していました。
この結果を男女別に集計した結果、以下のようになりました。
男女で比較した結果、特に女性のほうが藤井棋士登場前後で差は大きいようです。
今回の調査で、藤井聡太棋士の活躍に伴い、将棋に興味を持つ方が増えていることがわかりました。