
今回、コンビニエンスストアを利用したことがあるという1,088人の方を対象に満足度リサーチをおこないました。
その結果から満足度のランキングをご紹介します。
事前調査でコンビニエンスストアの利用経験をリサーチ
満足度調査をおこなう前に、まずは全国のみなさんに「コンビニエンスストアの利用経験」を聞きました。
調査手法 | インターネットでのアンケート ※自社運営のアンケートサイト「ボイスノート」を始め複数の調査サービスを利用して調査を実施 |
調査対象者 | 全国の男女(調査サービス利用者) |
調査期間 | 2019年7月4日~2019年7月8日 |
調査対象企業選定条件 | 各社公式サイト記載の国内店舗数上位5社(5ブランド) (検索実施日:2019年6月27日) |
質問内容 | 3年以内に利用したことのあるコンビニエンスストアをすべて選んでください。 |
1,088人にご回答いただいた結果、コンビニエンスストアの利用経験者の数は次のようになりました。
コンビニエンスストアの満足度ランキング
事前調査で「コンビニエンスストアを利用したことがある」と回答した方に本調査を実施し、利用したコンビニエンスストアについての評価を伺いました。
各社150人ずつの回答を集計し、評価の平均点をもとに作成した「満足度ランキング」をご紹介していきます。
調査手法 | インターネットでのアンケート ※自社運営のアンケートサイト「ボイスノート」を始め複数の調査サービスを利用して調査を実施 |
調査対象者 | 事前調査において、提示した5つのコンビニエンスストアについて「3年以内に利用したことがある」と回答した方 |
調査期間 | 2019年7月4日~2019年7月8日 |
調査対象企業選定条件 | 各社公式サイト記載の国内店舗数上位5社(5ブランド) |
質問内容 |
質問1:品揃えの満足度を、10点満点で評価してください。 質問2:その評価の理由を教えてください。 質問3:店員の接客についての満足度を、10点満点で評価してください。 質問4:その評価の理由を教えてください。 質問5:総合的な満足度を、10点満点で評価してください。 質問6:その評価の理由を教えてください。 ※「〇〇」には各コンビニエンスストアの名前が入る |
各コンビニエンスストアの利用者150人が、10点満点で評価した平均点は、次のようになりました。
それでは、第1位となったセブンイレブンから、順に紹介していきます。
満足度1位:セブンイレブン(平均7.927点)
セブンイレブンを利用したことがある男女150名に満足度を10点満点で評価していただいたところ、平均点が7.927点で第1位となりました。
セブンイレブン利用者の評価分布
セブンイレブンの特徴
セブンイレブンは、国内で2万を超える店舗を展開する、日本のコンビニエンスストア最大手です。日本のコンビニエンスストアチェーンの草分け的な存在でもあり、「近くて便利」のキャッチフレーズのもと、地域や時代のニーズに応える豊富な商品を展開しています。
食の安全、安心にこだわっており、惣菜やお弁当は全て全国に165ある専用工場で製造。保存料・合成着色料不使用、食材の低温管理、トランス脂肪酸低減の取り組みなど、徹底した品質管理を行っています。
2013年からは「セブンカフェ」の展開をスタートし、「コンビニエンスストアでコーヒーを買う」スタイルを定着させました。セブンカフェの2017年度の販売数は年間10億杯に達しています。
セブンイレブンにはポイントカードはありませんが、電子マネーのnanacoで決済することで200円=1ポイントでポイントを貯めることができます。
国内店舗数 | 21,005店(2019年7月末現在) |
セブンイレブンの評価理由
実際にセブンイレブンを利用した方の評価理由には、このようなものがありました。
- とにかく便利なのと、ほかのコンビニよりも食べ物がおいしい。(40代・女性)評価:10点
- 自宅から徒歩で行けるのでとても便利になり、店員も気さくな対応してくれてとても良いコンビニだと思いますが、駐車場が少々混む事と商品のパンの種類が少ない点が減点になりました。(50代・男性)評価:9点
- 品揃えも接客もまぁまぁ良いから。(30代・男性)評価:7点
- 他のコンビニより値段が高いから。(30代・女性)評価:5点
- ポイントがたまらない。(60代・男性)評価:2点
- 自宅近くにあるセブンは、対応が悪いし、値札とレジでの値段が違うことがよくある。また、店内に入ったときに挨拶が全くない。また、仕事中の私語が多い。(40代・男性)評価:2点
※アンケート回答より抜粋。誤字等は一部修正しています。
満足度2位:ローソン(平均7.720点)
ローソンを利用したことがある男女150名に満足度を10点満点で評価していただいたところ、平均点が7.720点で第2位となりました。
ローソン利用者の評価分布
ローソンの特徴
ローソンはアメリカが発祥のコンビニエンスストアで、日本では1975年に1号店が大阪に開店しました。「みんなと暮らす”マチ”を幸せにする」という理念に基づいた「マチのほっとステーション」がキャッチフレーズです。
オリジナルブランドを多数展開しており、中でも「からあげクン」は今までに200を超える味が販売され、ファンクラブも作られるなど、大きな人気を集める商品です。
ローソンには通常のローソンの他、関東圏を中心に出店している「ナチュラルローソン」、100円のものを中心に低価格な商品が揃う生鮮コンビニ「ローソンストア100」の3種類の店舗があります。また、ヘルスケア関連にも力を入れており、病院内にある「ホスピタルローソン」、薬局を併設した「ファーマシーローソン」なども展開しています。
ローソンで使えるポイントカードのPontaカードは100円(税抜)=1ポイントの還元率です。ポイントは会計に使える他、特定の商品と交換できる「お試し引き換え券」を発券できます。
国内店舗数 | 14,659店(2019年2月末現在) |
ローソンの評価理由
実際にローソンを利用した方の評価理由には、このようなものがありました。
- お皿とかポイントを貯めるキャンペーンが楽しい。(30代・女性)評価:10点
- やっぱりコンビニはローソンですね。唐揚げ君もおいしいし、個性的な店員もいる。店もそこそこ綺麗。(40代・男性)評価:9点
- 色々なタイアップをしており、無料や割引で購入できる商品が多い。(50代・男性)評価:8点
- 接客はいいのですが、やっぱり品揃えが悪いです(10代・女性)評価:7点
- デザート類は食べたいなと思うものがあるけれど他の製品にはあまり惹かれないから。(60代・女性)評価:6点
- 商品に魅力を感じない。(50代・女性)評価:5点
※アンケート回答より抜粋。誤字等は一部修正しています。
満足度3位:ファミリーマート(平均7.680点)
ファミリーマートを利用したことがある男女150名に満足度を10点満点で評価していただいたところ、平均点が7.680点で第3位でした。
ファミリーマート利用者の評価分布
ファミリーマートの特徴
ファミリーマートは1973年に1号店が開店した、日本発祥のコンビニエンスストアです。キャッチフレーズは「あなたと、コンビに、ファミリーマート」で、お客さまの気持ちにいちばん近い存在を目指す、という思いが込められています。
異業種とのコラボ店舗の出店が多く、2019年2月にはコンビニ、フィットネスジム、コインランドリーの3業態を一体化させた新店舗「ファミリーマート仲六郷第一京浜店」(東京都大田区)を開店しました。
環境や社会への取り組みが活発であることも特徴の一つで、食品ロス削減、廃棄物削減などの環境保全活動や、寄付付商品の販売、自治体との連携などの社会貢献活動を積極的に行っています。
ファミリーマートでは電子マネーFamiPayの利用で、200円につき1円分のFamiPayボーナスがつきます。従来のポイントカードであるファミマTカード(現在新規発行できるのはクレジット機能付のカードのみ)で、Tポイントを貯めることも可能です。
国内店舗数 | 16,469店(2019年7月末現在) |
ファミリーマートの評価理由
実際にファミリーマートを利用した方の評価理由には、このようなものがありました。
- 大好きなスパイシーチキンがあるから(20代・女性)評価:10点
- プリペイドカードとポイントカードが併用できる。(60代・男性)評価:9点
- デザート類がおいしい。(50代・男性)評価:7点
- トータルバランスがよい。(30代・女性)評価:6点
- とにかく品数が少ない。(40代・女性)評価:5点
- 品揃え、サービスのよくなさと、お弁当やデザートがあまりおいしくないのと。あと、支払い代行だとカードにポイントがつかなかったりする。家から近いのはファミマだけど、使い勝手がよくない。(30代・女性)評価:4点
※アンケート回答より抜粋。誤字等は一部修正しています。
満足度4位:ミニストップ(平均7.287点)
ミニストップを利用したことがある男女150名に満足度を10点満点で評価していただいたところ、平均点が7.287点で第4位となりました。
ミニストップ利用者の評価分布
ミニストップの特徴
ミニストップは1980年、神奈川に1号店が出店しました。ロゴマークは「家庭的であたたかく、安らぎのある家にしたい」という思いが込められた、家の形をしています。キャッチフレーズは「明るい。元気。ふれあい。ミニストップ」。
「コンボストア」という業態で他のコンビニとの差別化を図っており、各店舗はコンビニエンスストアとファストフード店を融合させた作りになっています。全店舗にイートインコーナーが設けられているのも特徴の一つで、店内の厨房で作られた出来立てのファストフードを店内でそのまま食べられます。
スイーツは季節ごとに新商品を展開しており、特に店内のソフトクリームフリーザーから提供されるソフトクリームは、ミニストップの代表的な商品の一つです。
ミニストップで使える電子マネーWAONカードは、200円=1円の還元率でポイントを貯められ、特定の商品を購入することでボーナスポイントがもらえます。
国内店舗数 | 1998店(2019年7月末現在) |
ミニストップの評価理由
実際にミニストップを利用した方の評価理由には、このようなものがありました。
- ソフトクリームなどの他のコンビニでは味わえないものがそろっているし、ホットスナックも美味しいから。(30代・女性)評価:10点
- 他とは違う、イートインやデザートが魅力だから。(40代・男性)評価:9点
- ソフトクリームが美味しい。もっと利用したいが、なにしろ店舗が少ないので、自分の生活導線上に店舗がなく利用する機会がない。また、年季の入った店舗が多く、賑わいや活気が大手チェーンと比較すると見劣りする。(30代・男性)評価:7点
- ハロハロなど店員さんが作ってくれるデザートが美味しいから(20代・女性)評価:6点
- よくない接客態度、てぎわ。(40代・女性)評価:4点
- 少ない商品展開と原則定価販売なので、魅力が全くありません。(60代・男性)評価:2点
※アンケート回答より抜粋。誤字等は一部修正しています。
満足度5位:デイリーヤマザキ(平均7.287点)
デイリーヤマザキを利用したことがある男女150名に満足度を10点満点で評価していただいたところ、平均点が7.287点で同率4位となりました。
デイリーヤマザキ利用者の評価分布
デイリーヤマザキの特徴
デイリーヤマザキは山崎製パン株式会社が運営するコンビニエンスストアです。「サンエブリー」と「ヤマザキデイリーストアー」という2つのブランドが1999年に統合され「デイリーヤマザキ」となりました。
ヤマザキグループの強みを活かした、焼きたてパン・手づくり弁当などの店内調理システム「デイリーホット」を導入しているのが特徴です。
別業態として「ニューヤマザキデイリーストア」も展開しています。これはコンビニエンスストアとしての機能を装備した、深夜営業をしない小型店舗です。
デイリーヤマザキでは、楽天ポイントカードが2018年より使えるようになりました。還元率は100円=1ポイントで、対象商品を買うとポイントがプレゼントされるキャンペーンも行っています。
国内店舗数 | 1,293店(2019年7月現在)※デイリーヤマザキのみ |
デイリーヤマザキの評価理由
実際にデイリーヤマザキを利用した方の評価理由には、このようなものがありました。
- 店内で焼いているパンがめっちゃおいしい。(40代・女性)評価:10点
- 設備と言い、接客態度といい、十分なカスタマーサービス精神を備え持つ店舗群と感じる。(80代・男性)評価:9点
- コーヒースムージーが美味しい。パンがある。もう少し美味しいと良いがおてごろ価格。ヤマザキなので安心して買える。(50代・女性)評価:8点
- 米飯が美味しくない(30代・女性)評価:5点
- 他店より優れている点が思いつかない。(40代・男性)評価:4点
- 全体的に行きたいと思わない。(40代・男性)評価:2点
※アンケート回答より抜粋。誤字等は一部修正しています。
まとめ
今回のコンビニエンスストアの調査では「最も満足度が高いコンビニエンスストア」は「セブンイレブン」となりました。
下記よりダウンロード可能なレポートには、本記事で紹介していない他の質問の結果も掲載しています。