【ドコモ口座不正出金】不正出金の問題が発覚後、54.1%が残高確認「していない」

不正出金問題発覚後、自身の口座残高を確認しましたか?

NTTドコモの電子決済サービス「ドコモ口座」を使って、銀行から不正に預金を引き出す被害が相次いでいます。
今回の不正出金問題は、銀行にある「自分の銀行口座」が、「他人のドコモ口座」に勝手に紐付けられ、お金を引き出されてしまうというものです。
そのため、ドコモの回線やドコモ口座を一切使っていない人でも、被害にあう可能性があります。

特に今回被害にあう可能性が高かった銀行に口座を持っている方は、被害の確認のために残高確認をしたほうが良いとのことですが、実際に確認したという方はどのくらいいるのでしょうか。

今回は、被害にあう可能性が高かった銀行に口座を「持っている」と回答した男女各350名ずつを対象に、「ドコモ口座」の問題について調査をしました。

「ドコモ口座問題に関するアンケート」調査概要
調査手法 インターネットでのアンケート
※自社運営のアンケートサイト「ボイスノート」を始め複数の調査サービスを利用して調査を実施
調査対象者 事前調査で今回被害にあう可能性が高かった下記の銀行に口座を「持っている」と回答した男女

<被害にあう可能性が高かった、ドコモ口座と連携する銀行>
みずほ銀行、三井住友銀行、ゆうちょ銀行、イオン銀行、伊予銀行、池田泉州銀行、愛媛銀行、大分銀行、大垣共立銀行、紀陽銀行、京都銀行、滋賀銀行、静岡銀行、七十七銀行、十六銀行、スルガ銀行、仙台銀行、ソニー銀行、但馬銀行、第三銀行、千葉銀行、千葉興業銀行、中国銀行、東邦銀行、鳥取銀行、南都銀行、西日本シティ銀行、八十二銀行、肥後銀行、百十四銀行、広島銀行、福岡銀行、北洋銀行、みちのく銀行、琉球銀行

調査期間 2020年9月14日~9月15日
質問内容 質問1:この問題が発覚したあと、被害にあう可能性が高かった銀行で開設している自身の口座の残高確認をしましたか?
質問2:問題発覚後、その口座の残高確認をしていない理由を教えてください。
質問3:どれくらいの頻度で残高確認をしていますか?
集計対象人数 700人(男女各350人ずつ)

ドコモ口座の問題が発覚後、半数以上が残高確認「していない」

まずは、この問題が発覚したあと、被害にあう可能性が高かった銀行で開設している自身の口座の残高確認をしたかについて聞きました。

54.1%と半数以上の方が、残高確認を「していない」と回答しました。
残高確認を「していない」と回答した方に理由について聞くと、以下のような回答がありました。

  • 被害に遭っている可能性を考えていなかった。(40代・男性)
  • ドコモ口座を持っていないから、大丈夫だと思ったから。(70代・女性)
  • 自分は大丈夫だと思っているから。(40代・女性)
  • 問題をあまり分かっておらず、自分の持っている口座も対象だと知らなかったから。(30代・女性)
  • それほど残高がなかったので大丈夫だろうと思ったから。(50代・男性)
  • オンライン口座ではないから。(70代・男性)
  • ドコモユーザーではないから。(60代・女性)

先にも述べていますが、ドコモの回線やドコモ口座を一切使っていない人でも、被害にあう可能性があります。むしろ、ドコモの契約者ではない人のほうが狙われやすい、被害にあいやすいとも言われています。
それを踏まえると、「この問題を正しく認識していないため、不安を感じていない」という方は少なくないようです。

次に普段どれくらいの頻度で残高確認をしているか聞きました。

最も多かったのは「1ヶ月に1回」で、42.7%でした。

今回の調査では、自分が被害に遭っている可能性があるとは思わなかったという方や、「ドコモユーザーではないから問題ない」「ドコモ口座を持っていないから大丈夫」といった誤った認識でいる方がいることがわかりました。
普段はあまり口座残高を確認しない方も、念の為確認しておいたほうが良いかもしれません。

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