【Go To Eatキャンペーン】飲食店にとって得ではないルールは「変えるべき」が64.2%

Go To Eatキャンペーンのルールについて、あなたはどのように思いますか?

10月から開始しているGo To Eatキャンペーンでは、特典の一つに「ディナー時間帯(15時以降)は1,000円分のポイント付与」があります。
とある飲食店では、客がキャンペーンを利用し、1,000円以下の商品を一品だけ注文して会計することで差額分のポイントを稼ぐという行為が多発しているとのことです。

この行為は違法ではなく、キャンペーンの利用条件としては問題ない一方で、お店側には利益がほとんどなく、ポイント目的でない通常のお客さんの予約(利用)の機会を減らしてしまっている側面もあります。
アンケートでこのことについて聞いたところ、「ルールに違反してないのであればオーケーだと思う」「そこからリピーターとして繋がる可能性もある」など肯定的な意見もありますが、一方で「お店にとっては不利益になり、キャンペーンの趣旨と違ってしまう」「店側の負担になるならやめるべき。モラルが欠けている」という意見もありました。

このような、「飲食店にとって得ではないルール」があるGo To Eatキャンペーンについて、全国の方々はどのように思っているのでしょうか。
今回は、全国の男女各300名、計600名を対象に「Go To Eatキャンペーン」についてアンケートを実施しました。

「Go To Eatキャンペーンに関するアンケート」調査概要
調査手法 インターネットでのアンケート
※自社運営のアンケートサイト「ボイスノート」を始め複数の調査サービスを利用して調査を実施
調査対象者 男女
調査期間 2020年10月6日~10月7日
質問内容 質問1:居酒屋チェーン「鳥貴族」は、メニューのすべてが一品298円(税込327円)ということで人気のお店ですが、この鳥貴族をGo To Eatを利用して予約し、一品だけ注文して会計すると、673円(1000円-327円)分のポイントがもらえます。
これが「トリキの錬金術」と呼ばれ話題となり、多発しているとのことです。
この行為は違法ではなく、キャンペーンの利用のルールとしては問題ない一方で、お店側には利益がほとんどなく、ポイント目的でない通常のお客さんの予約(利用)の機会を減らしてしまっている側面もあります。
このことについてお聞きします。
Go To Eatキャンペーンを利用して「トリキの錬金術」でポイントを稼ぐことについて、あなたはどちらの考えですか?
質問2:その回答の理由を教えてください。
質問3:「飲食店にとって得ではない使い方」ができるGo To Eatキャンペーンについて、どのように思いますか?
質問4:その回答の理由を教えてください。
集計対象人数 600人(男女各300名)

64.2%が飲食店にとって得ではないルールは「変えるべき」と思っている

全国の皆さんに「飲食店にとって得ではない使い方」ができるGo To Eatキャンペーンについて、どのように思うか聞きました。

64.2%が「ルールを変えるべき」と回答しました。
一方、16.8%の方は「そのままで良い」と回答しました。
「そのままで良い」「その他」と回答した方に、回答の理由についても聞いているので、その一部を紹介します。

「そのままで良い」回答理由

  • すべての人がそうではなく、ほとんどは意図どおりに消費するはずだから。(60代・男性)
  • ポイント稼ぎでも、経済が回るのであればOKだと思うから。(30代・女性)
  • 一度決めたものを変えると混乱する。(30代・男性)
  • 消費者が得をするのならいい。(20代・男性)

「その他」回答理由

  • お店が自主的に改善するべきだと思う。(40代・女性)
  • そのままでよいとは思えないが、中止やルール変更は、さらなる混乱を招く。(60代・男性)
  • こういう賛否が巻き起こるような問題が起こらないよう、キャンペーンが始まる前に、もっと綿密にルールを作っておくべき。(30代・女性)

農林水産省による公式ページによると、Go To Eat キャンペーンとは「感染予防対策に取り組みながら営業している飲食店および、食材を供給する農林漁業者を支援するため」のキャンペーンなのだそうです。
飲食店を支援するはずのキャンペーンが飲食店を苦しめることにならないよう、祈るばかりです。

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