
今回、コーヒーショップを利用したことがあるという1,446人の方を対象に満足度リサーチをおこないました。
その結果から満足度ランキングをご紹介します。
事前調査でコーヒーショップの利用経験をリサーチ
満足度調査をおこなう前に、まずは全国のみなさんに「コーヒーショップの利用経験」を聞きました。
調査手法 | インターネットでのアンケート ※自社運営のアンケートサイト「ボイスノート」を始め複数の調査サービスを利用して調査を実施 |
調査対象者 | 全国の男女(調査サービス利用者) |
調査期間 | 2019年7月16日~2019年7月18日 |
調査対象企業選定条件 | 帝国データバンク調べの売上高上位5社(5ブランド) (検索実施日:2019年7月12日) |
質問内容 | 1年以内に利用したことのあるコーヒーショップ・カフェをすべて選んでください。 |
1,446人にご回答いただいた結果、コーヒーショップの利用経験者の数は次のようになりました。
コーヒーショップの満足度ランキング
事前調査で「コーヒーショップを利用したことがある」と回答した方に本調査を実施し、利用したコーヒーショップについての評価を伺いました。
各社200人ずつの回答を集計し、評価の平均点をもとに作成した「満足度ランキング」をご紹介していきます。
調査手法 | インターネットでのアンケート ※自社運営のアンケートサイト「ボイスノート」を始め複数の調査サービスを利用して調査を実施 |
調査対象者 | 事前調査において、提示した5つのコーヒーショップについて「1年以内に利用したことがある」と回答した方 |
調査期間 | 2019年7月16日~2019年7月18日 |
調査対象企業選定条件 | 帝国データバンク調べの売上高上位5社(5ブランド) (検索実施日:2019年7月12日) |
質問内容 |
「〇〇」について伺います。 質問1:「〇〇」は、普段どのように利用しますか?(店内・持ち帰り・両方) 質問2:「メニューの豊富さ」を、10点満点で評価してください。 質問3:「味」についての満足度を、10点満点で評価してください。 質問4:「料金設定」を、10点満点で評価してください。 質問5:「スタッフによる接客」を、10点満点で評価してください。 質問6:「店内の居心地」を、10点満点で評価してください。(店内利用者のみ) 質問7:「総合的な満足度」を、10点満点で評価してください。 質問8:その評価の理由を教えてください。 ※「〇〇」には各コーヒーショップ・カフェの名前が入る |
これらの質問のうち、各コーヒーショップの利用者200人が、総合的な満足度を10点満点で評価した平均点は、次のようになりました。
それでは、総合的な満足度で第1位となったスターバックスコーヒーから、順に紹介していきます。
総合満足度1位:スターバックスコーヒー(平均7.835点)
スターバックスコーヒーを利用したことがある男女200名に、総合満足度を10点満点で評価していただいたところ、平均点が7.835点で第1位となりました。
スターバックスコーヒー利用者の評価分布
スターバックスコーヒーの特徴
スターバックスコーヒーは、1971年にアメリカで開業したコーヒーショップで、日本では1996年、銀座に1号店がオープンしました。現在日本で最も店舗数が多いコーヒーショップです。
店舗のコンセプトは「サードプレイス」(家庭でもなく職場でもない第3の空間)で、長時間くつろげるインテリアや、フレンドリーな接客により、他にはない「スターバックス体験」を味わえる空間となっています。
チョコレートソースの追加や、ホイップの増量など、ドリンクを自分好みにカスタマイズしてもらうことができるのが特徴です。
ドリップコーヒー(ショートサイズ)は290円(税抜)。季節ごとのフラペチーノを始め、豊富なメニューが揃っています。
国内店舗数 | 1,458店舗 (2019年7月時点)※ライセンス店舗含む |
スターバックスコーヒーの評価理由
実際にスターバックスコーヒーを利用した方の評価理由には、このようなものがありました。
- 美味しいしおしゃれだから。(20代・女性)評価:10点
- 値段は少し高いけど、美味しいし、店員さんも愛想がすごく良いから何回も来たくなるから。(10代・女性)評価:9点
- おいしい、そして満足感はある。しかし、皆が言うほど、とびぬけたものではない。(60代・男性)評価:8点
- 店内のリラックス度合いは格別なので、料金などに不満があっても、ある程度は通ってしまう。(30代・男性)評価:7点
- 席が少ないし、落ち着かない。(40代・女性)評価:5点
- コストがかかる。(40代・男性)評価:3点
※アンケート回答より抜粋。誤字等は一部修正しています。
総合満足度2位:ドトールコーヒーショップ(平均7.740点)
ドトールコーヒーショップを利用したことがある男女200名に、総合満足度を10点満点で評価していただいたところ、平均点が7.740点で第2位となりました。
ドトールコーヒーショップ利用者の評価分布
ドトールコーヒーショップの特徴
ドトールコーヒーショップは、1980年に原宿で1号店が開業した日本創業のコーヒーショップで、日本におけるセルフサービスコーヒーショップのパイオニアです。
ショップコンセプトは「さりげなく小粋」。イス・テーブルの設計、照明、空調システムなど、快適な店舗づくりの工夫を随所にこらしています。
店内BGMにもこだわっており、独自の選曲を、朝、昼、夜と時間帯に合わせてプレイリストを変え、「快適で、耳障りのよい音で、会話のじゃまをしない音量」で流しています。
ブレンドは1杯220円(税抜)。世界約20ヵ国から調達したコーヒー豆を工場で直火焙煎し、各店舗に配送しています。
国内店舗数 | 1,105店舗(2019年7月時点) |
ドトールコーヒーショップの評価理由
実際にドトールコーヒーショップを利用した方の評価理由には、このようなものがありました。
- 私自身がコーヒー豆を扱ったり、ドリンクを扱う仕事をしているのだが、ドトールはほんとにしっかりした品質のものを破格で提供しているように思えます。ドリンクだけでなく、フードも美味しいので、かなり利用します。夫が喫煙者なので、喫煙所が完備されていることも利用理由の一つとなっています。(20代・女性)評価:10点
- 味はそこそこだが清潔でいい。(60代・男性)評価:8点
- 安くてそこそこの物が食べられたり飲めたりする。(30代・女性)評価:7点
- 標準的な価格と味。(50代・男性)評価:5点
- 店舗により接客の対応に違いがあると思います。非常に良い店舗もあれば、入り口から残念に思う店舗もあります。フランチャイズが多い形態店舗なので、仕方ないのですかね。価格も味もそこそこ良いので好きなのですが、接客で点数を下げている感じがあります。(30代・男性)評価:5点
- 喫煙席からの煙がいやだ。(50代・女性)評価:3点
※アンケート回答より抜粋。誤字等は一部修正しています。
総合満足度3位:コメダ珈琲店(平均7.665点)
コメダ珈琲店を利用したことがある男女200名に、総合満足度を10点満点で評価していただいたところ、平均点が7.665点で第3位でした。
コメダ珈琲店利用者の評価分布
コメダ珈琲店の特徴
コメダ珈琲店は1968年、名古屋で創業しました。入店時の案内から会計まで接客してもらえる、フルサービス型のコーヒーショップです。
店内は漆喰をモチーフにした壁や、天井の木材、レンガなどにより、くつろぎやすい柔らかい空間になっています。
コメダ珈琲の代表的なメニューである「シロノワール」は、デニッシュ生地のパンケーキの上に、ソフトクリームをのせた一品です。
ブレンドコーヒーは420円(税抜)。「口当たりの良さと時間経過による温度低下を避けるために設計された」オリジナルのカップで提供されます。
また、モーニングの時間帯にドリンクを注文すると、トーストとゆで玉子が無料でついてきます。
国内店舗数 | 835店(2019年2月末現在) |
コメダ珈琲店の評価理由
実際にコメダ珈琲店を利用した方の評価理由には、このようなものがありました。
- 席が広くて長い時間座っていても疲れないし、値段も安いので入りやすい。(30代・女性)評価:10点
- コーヒーだけ頼んでも何かが付いてくるのがいい。家から近いのでよく利用します。(50代・女性)評価:9点
- 仕事の打ち合わせで使うにはちょうどいい場所にあるし、落ち着いた雰囲気で使いやすいから。(30代・男性)評価:7点
- とにかく高い。4点減点。店員のマニュアル的接客の声が大きすぎる。1点減点。(60代・男性)評価:5点
- 味はまずい。あまり行きたくない。(40代・女性)評価:4点
- とにかく値段が高すぎて、ビックリして入店したことを後悔したことがあります。(40代・男性)評価:2点
※アンケート回答より抜粋。誤字等は一部修正しています。
総合満足度4位:タリーズコーヒー(平均7.555点)
タリーズコーヒーを利用したことがある男女200名に、総合満足度を10点満点で評価していただいたところ、平均点が7.555点で第4位となりました。
タリーズコーヒー利用者の評価分布
タリーズコーヒーの特徴
タリーズコーヒーは1992年にアメリカで開業、日本では1997年に1号店が開店しました。
コーヒーにこだわりが強い、25歳以上の客層を想定した内装は、エスプレッソ表面の泡のような色(クレマ)に壁面を統一、カントリー風の椅子を組み合わせるデザインになっています。
また、同じシアトル系のコーヒーショップであるスターバックスコーヒーは全面禁煙なのに対し、タリーズコーヒーは喫煙エリアが設けられているのが特徴です。喫煙エリアは壁で仕切られ、空気が外側に漏れないよう、専用の給排気設備で換気しています。
本日のコーヒー(ショートサイズ)は330円(税抜)。毎日、約10種類前後の豆から従業員が選んでいます。
また、タリーズコーヒーではベアフル®というクマのぬいぐるみが販売されており、その可愛さと季節ごとに変わるバリエーションの豊富さで、人気を集めています。
国内店舗数 | 700店(2019年8月現在) |
タリーズコーヒーの評価理由
実際にタリーズコーヒーを利用した方の評価理由には、このようなものがありました。
- カフェラテがとても、美味しい。(30代・女性)評価:10点
- 本屋の中など便利な所にあり休憩するのにちょうど良いから。(30代・男性)評価:9点
- 清潔でスタッフの態度もとても良いです。(40代・女性)評価:8点
- 比較的自分のタイプにあっている。ただし個性的な面、他を引き離すところは少ないと思う。(60代・男性)評価:7点
- 店員の態度がいつも悪い。頼んだものと違うメニューを出しても謝りもせずに他の店員にヘラヘラ笑いかけてる。(10代・女性)評価:3点
- あまり店が多くない。(40代・男性)評価:2点
※アンケート回答より抜粋。誤字等は一部修正しています。
総合満足度5位:サンマルクカフェ(平均7.260点)
サンマルクカフェを利用したことがある男女200名に、総合満足度を10点満点で評価していただいたところ、平均点が7.260点で5位となりました。
サンマルクカフェ利用者の評価分布
サンマルクカフェの特徴
サンマルクカフェは、1999年に銀座で1号店がオープンしたコーヒーショップです。オーダーを受けてから豆を挽いて蒸らし、抽出するという「一杯だて」コーヒーは、セルフサービススタイルのショップでは、サンマルクカフェが初めて導入しました。
店内で焼きたてのパンを提供しているのが特徴の一つで、中でも板チョコを包んで焼き上げたクロワッサンの「チョコクロ」は、多くのメディアにも取り上げられた人気商品です。シーズンごとに新しい味を展開している他、お土産用のボックスも用意されています。
ダークブラウンを基調としたシックな店内は、照明も明るすぎず、落ち着いた雰囲気をかもしだしています。
ブレンドコーヒー(S)は200円(税抜)。甘味類も充実しており、中でもパフェは12種類を提供しています。
国内店舗数 | 404店(2019年8月現在)サンマルクカフェのみ |
サンマルクカフェの評価理由
実際にサンマルクカフェを利用した方の評価理由には、このようなものがありました。
- とても、居やすい環境で、チョコクロが大好きです。(30代・女性)評価:10点
- スイーツが美味しくてよく利用しています。コーヒーもおいしいです。(40代・女性)評価:9点
- 値段は少し高いが、チョコクロを中心に美味しいものが多いから。(30代・男性)評価:7点
- 種類が少ないし定員の立ってる位置が高いがクロワッサンは美味しいから。(10代・女性)評価:5点
- スタッフの対応が悪い。(50代・女性)評価:4点
- 全体的に低レベルなので。(40代・男性)評価:3点
※アンケート回答より抜粋。誤字等は一部修正しています。
その他質問の回答結果
本記事では総合的な満足度についての回答結果とランキングをご紹介しましたが、それ以外の各質問の結果についてもご紹介します。
「メニューの豊富さ」
「メニューの豊富さ」ではスターバックスコーヒーの平均点が8.140点で1位でした。
「味」
「味」ではスターバックスコーヒーの平均点が8.255点で1位でした。
「料金設定」
「料金設定」ではドトールコーヒーショップの平均点が7.440点で1位でした。
「スタッフによる接客」
「スタッフによる接客」ではスターバックスコーヒーが8.025点で1位でした。
「店内の居心地」
「店内の居心地」ではコメダ珈琲店が7.939点で1位でした。
まとめ
今回のコーヒーショップの満足度調査では「最も満足度が高いコーヒーショップ」は「スターバックスコーヒー」でした。
「メニューの豊富さ」、「味」、「スタッフによる接客」についても1位を獲得しており、総合的な評価が最も高くなりました。
下記よりダウンロード可能なレポートには、本記事で紹介していない年代や地域別の利用者分布も掲載しています。