
「よくないね」ボタンは必要だと思いますか?
Twitterプロダクト責任者が、「よくないね(dislike)」ボタンの導入を検討しているようです。
最近では、ネット上の誹謗中傷やフェイクニュースの拡散が問題となっています。
これを背景に、ユーザーからの「dislikeボタンや反対票を投じる機能がほしい」との要望を受けたプロダクト責任者は反対票機能の導入を選択肢の一つとし、他の対策についても検討しているとしています。
今回は、「Twitter」に関するアンケートを実施しました。
調査手法 | インターネットでのアンケート ※自社運営のアンケートサイト「ボイスノート」を始め複数の調査サービスを利用して調査を実施 |
調査対象者 | 男女 |
調査期間 | 2020年11月19日~11月20日 | 質問内容 | 質問1:Twitterをよく利用していますか? 質問2:あなたは「よくないね」ボタンは必要だと思いますか? 質問3:その理由を教えてください。 |
集計対象人数 | 1000人 |
よくないねボタン、62.1%が「必要だと思わない」と回答
まずは、Twitterを頻繁に利用しているか聞きました。
今回は、「投稿も閲覧もあまりしていない」「まったく利用していない」という回答は「利用していない」として集計しています。
「閲覧のみ」が30.6%、「投稿のみ」が2.0%、「投稿・閲覧」が14.3%、合わせて45.9%の人が「よく利用している」と回答しました。
次に、Twitterを「よく利用している」と回答した45.9%(459名)に、「よくないね」ボタンは必要だと思うか聞きました。
62.1%の方が、「必要だと思わない」と回答しました。
Twitter利用者の半数以上は、必要ではないと思っているようです。
この質問の回答を、利用方法別に集計するとこのようになりました。
「必要だと思わない」が最も多かったのは「投稿も閲覧もよくしている」方で63.2%でした。
それぞれ多少の差はありましたが、いずれも約6割の方が「必要だと思わない」という結果となりました。
それぞれの回答理由の一部を紹介します。
「よくないね」ボタンは「必要だと思わない」
回答理由
- あえて、否定する必要はないと思う。(60代・男性)
- 他人の評価や周りの目を気にして、発言(投稿)できなくなりそうだから。(20代・女性)
- 誹謗中傷などが止まないのに、そのような機能を増やすと嫌な思いをすることが増えるから。(10代・女性)
- そんなボタンよりも見たよボタンの方が欲しいから。(40代・男性)
「よくないね」ボタンは「必要だと思う」回答理由
- 単に「いいね!」は見たよという合図であるので、面白くない投稿に対しては良くない!と返すのが本来だと思うから。(60代・男性)
- 一般的に他者を傷つけるようなものには、良くないねがあったほうが良いと思うので。(60代・女性)
- 良くない内容に対する意思表示ができないのは公平性を欠く。(50代・男性)
- 投稿に対する閲覧者の評価が明確になるから。(40代・男性)