
あなたが思う、2020年を表す漢字一字は?
日本漢字能力検定協会は、毎年年末に一年の世相を表す漢字一字を全国から募集し、最も応募数の多かった漢字を発表しています。
今年は12月14日に、京都・清水寺で森清範貫主の揮毫により発表されるようです。
これにちなみ、今回は全国の男女、計700名を対象に「今年の漢字」についてアンケートを実施しました。
調査手法 | インターネットでのアンケート ※自社運営のアンケートサイト「ボイスノート」を始め複数の調査サービスを利用して調査を実施 |
調査対象者 | 男女 |
調査期間 | 2020年12月5日~12月7日 | 質問内容 | 質問1:あなたが思う「今年の漢字」を、一字だけ挙げてください。 質問2:その文字を挙げた理由を教えてください。 |
集計対象人数 | 700人(30代以下300人、40代~50代・60代~70代各200人ずつ) |
2020年を表す漢字、第1位は「禍」
自由回答形式で、皆さんが思う「今年の漢字」を一字挙げてもらったところ、回答の多かった上位10コの漢字はこのようになりました。
※誤字などは可能な限り修正し、集計対象としています。
第1位は、災難や、不幸なできごとを意味する漢字である「禍」で218票を獲得しました。
次いで、2位は、123票で「密」、3位は、87票で「疫」でした。
今年大流行し、現在も生活に影響を与え続けている“新型コロナウイルス”に関連した漢字を思い浮かべる人が多いようです。
回答理由も聞いているので、トップ3の回答理由の一部をそれぞれ紹介します。
今年の漢字 第1位「禍」回答理由
- コロナに振り回された一年だったと思うから。(40代・女性)
- 家庭・日常生活、職業生活など、あらゆる生活に影響があったから、「コロナ禍」これに尽きる。(40代・男性)
- 禍々しい一年だったと思うから。(50代・女性)
今年の漢字 第2位「密」回答理由
- 3つの密を避けるというコロナ対策があったし、小池都知事の「密です」という言葉も流行したから。(30代・男性)
- コロナで三密三密、毎日のように聞かされてたから。(30代・女性)
- コロナで3密を避けて生活をしてきたので、密を選びました。(30代・女性)
今年の漢字 第3位「疫」回答理由
- コロナ禍、疫病の一年間。(40代・男性)
- 新型コロナ感染症という疫病で世界中大パニック。(70代・男性)
10位圏外には、映画が大ヒット公開中の少年漫画『鬼滅の刃』を連想させる「鬼」「炎」「刃」や、コロナの影響で世の中が暗くなったことを理由に「闇」「暗」が挙がりました。
その他、「悲」「粛」「停」「災」「暇」「転」「止」「忍」など、様々な回答が集まりました。
今回のアンケート結果を、30代以下300人・40代~50代200人・60代~70代各200人の世代別で集計したので、各世代の第1位~第3位までの結果を紹介します。
30代以下の300人に聞いた結果はこのようになりました。
第1位は、37票獲得した「病」でした。
今年の漢字 第1位「病」回答理由
- コロナ感染の「染」でも良かったが、分かりやすく「病」にしました。(30代・女性)
- 新型コロナという未知の病と闘った1年だったから。(20代・女性)
40代~50代200人聞いた結果はこのようになりました。
第1位は、88票獲得した「禍」でした。
50代~60代200人聞いた結果はこのようになりました。
第1位は、99票獲得した「禍」でした。
40代~50代、60代~70代は、世代別に見ても総合順位と同様の「禍」が第1位となりました。
また、30代以下は、40代以上の世代と比べて回答が割れたため、上位の回答の得票数も比較的少なくなる結果となりました。