【紙の書籍・雑誌】コロナ禍以降購入する機会が増えた人・減った人、その理由は?

コロナ禍になり、以前と比べて紙の書籍・雑誌を購入する機会が増えましたか?

1月25日、2020年の紙の書籍・雑誌の推定販売額が出版社や出版取次などで作る調査機関「出版科学研究所」から発表されました。
販売額は前年と比べて1.0%減っていますが、減少幅はコロナ禍にもかかわらず、前年よりも縮小しているようです。
外出を控える生活で、街中や商店街にある「街の書店」の売り上げが増加しているということです。

コロナ禍になり、以前と比べて紙の書籍・雑誌を購入する機会はどのような理由で増えた、または減ったのでしょうか。

今回は、全国の男女計1,600名を対象に、「書籍・雑誌」についてアンケートを実施しました。

「書籍・雑誌に関するアンケート」調査概要
調査手法 インターネットでのアンケート
※自社運営のアンケートサイト「ボイスノート」を始め複数の調査サービスを利用して調査を実施
調査対象者 男女
調査期間 2021年1月26日~27日
質問内容 質問1:コロナ禍になり、以前と比べて紙の書籍・雑誌を購入する機会が増えましたか?
質問2:その回答の理由を教えてください。
集計対象人数 1,600人

※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。

コロナ禍以降、紙の書籍を購入する機会が「増えた」のは14.1%、75.5%は「変わっていない」と回答

まず初めに、コロナ禍になり、以前と比べて紙の書籍・雑誌を購入する機会が増えたかについて聞きました。

今回のアンケートでは、最も多かったのは「変わっていない」で75.5%でした。
一方、14.1%の方は「増えた」、10.4%の方は「減った」と回答しました。

それぞれの回答の理由を一部紹介します。

コロナ禍以降、紙の書籍を購入する機会が「増えた」回答理由

  • 飲食店やショッピングをする機会は減少したが、書店に行く機会が増えたため、興味のある本を見つけやすくなり次第に増えてきた。(60代・女性)
  • 電子機器をみる時間を減らそうと思い、紙の本を買うことが増えました!(20代・女性)
  • 在宅勤務や外出自粛で家にいることが増えたため読者する時間ができたが、電子書籍があまり好きではないので。(30代・男性)
  • 巣ごもりするので暇を持て余し、元から読書は好きだったので本を購入する機会が増えた。電子書籍よりも紙のほうが目が疲れないので、普通の紙の本を愛読している。今回の緊急事態宣言では図書館は閉鎖されていないが、前回は閉鎖されたので、余計に自分で購入して読むという機会が増えた。(40代・女性)
  • 立ち読みが出来ないところが増えたのと、料理本や通販本など時間をかけて読みたいものが出てきた。(30代・女性)
  • 今まではレンタルで済ませていたが、衛生面などで抵抗が出てきたから。(30代・女性)

コロナ禍以降、紙の書籍を購入する機会が「減った」回答理由

  • 外出を控えるようになったから本屋さんへ行って本を買うことが減った。(30代・男性)
  • お店に行かなくなった。読書より、ネットをする時間が増えて 本を読む機会が減った。(50代・女性)
  • Kindle Unlimitedに加入したので紙の書籍を買わなくなった。(20代・女性)
  • 書店に行く機会が減ったし、近くの書店が閉店した。ネットでデジタル書籍を読むようになった。(40代・女性)
  • 家にいることが多く、収入が減ったため、本を買えなくなりました。(30代・女性)

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