【加速する車離れ】車を持たない理由の6割は「お金が掛かるから」

あなたは車を持っていますか?

日本の経済を支えている産業の一つに自動車があります。
売上高が日本一の企業であり世界で活躍する自動車メーカーでもあるトヨタは、このコロナ禍にもかかわらず2020年のグループ販売台数が5年ぶりに世界一となりました。
トヨタのみならず、ホンダや日産など日本の自動車メーカーの多くが、世界レベルで活躍しています。
そんな日本を代表する企業が日々製造し販売している車ですが、近年の日本では所有率が減少傾向にあり、特に“若者の車離れ”が進んでいると言われています。

車を持っている人、持たない人、それぞれ車についてどのように考えているのでしょうか。

今回は、全国の男女計2,362名を対象に、「車」についてアンケートを実施しました。

「車に関するアンケート」調査概要
調査手法 インターネットでのアンケート
※自社運営のアンケートサイト「ボイスノート」を始め複数の調査サービスを利用して調査を実施
調査対象者 男女
調査期間 2021年2月9日~2月18日
質問内容 質問1:あなたは自動車免許を取得していますか?
質問2:自動車免許を取得していない理由として当てはまるものを、すべて選んでください。[複数回答可]
質問3:あなたは車(自家用車・乗用車)を持っていますか?
質問4:あなたの持つ車の購入者(主に購入費用の支払いをおこなった人)は誰ですか?
質問5:車についての現在の気持ちとして、最も当てはまるものを選んでくだい。
質問6:車を購入して良かったことを教えてください。
質問7:車を購入して悪かったこと(後悔していることなど)を教えてください。
質問8:車を持ちたいと思いますか?
質問9:車を持ちたいと思わない理由として当てはまるものを、すべて選んでください。[複数回答可]
質問10:車に掛かる費用の中で、最も「ムダ」「損」だと思うものを、一つ選んでください。
質問11:車に掛かる費用の中で、最も「ムダ」「損」だと思うものを教えてください。
質問12:「ムダ」や「損」だと思う費用が抑えられる車やサービスがあれば、購入したいと思いますか?
質問13:どのような車・サービスがあれば良いと思いますか?
質問14:そのようなメリットがあったとしても「購入したいと思わない」という理由を教えてください。
集計対象人数 2,362人

※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。

免許を持たない人の4割は「必要性を感じない」

まずは、自動車免許を取得しているかについて聞きました。

86.3%の方が「取得している」と回答しました。

これを年代別に集計すると、このようになりました。

免許を取得しているという人は、20代以下が最も少なくなりました。
“車離れ”以前に、“免許の取得離れ”が若者の間で進んでいるのかもしれません。

続いて、自動車免許を「取得していない」と回答した方に、理由として当てはまるものをすべて選んでもらいました。

「必要性を感じないから」が44.4%で最も多い結果となりました。
次に多かったのは、29.9%の方が回答した「車に興味がないから」でした。
免許を持たない方の中では、車の免許を、つまりは車を運転する必要がないという方が多いようです。

それらとは対照的な回答である「お金が掛かるから」も、27.5%と3割近くの方が回答しました。

免許を持っている人の多くは、車を持っている

先の質問で、「自動車免許を取得している」という方に、車を持っているか聞きました。

77.4%の方が車を「持っている」と回答しました。

この結果を年代別に集計すると、このようになります。

「持っている」の割合は20代以下がもっとも低く、55.2%でした。
今回の調査でも、“若者の車離れ”を表すような結果となっています。

一方の、車を持っている人には、車を購入して良かったかそうでなかったか、今の気持ちを聞きました。

98.6%というほとんどの方が、「購入して良かった」と回答しました。
買ったことを後悔している人はほとんどいないようです。

購入して良かったことについて具体的に聞くと、このような回答がありました。

車を購入して良かったことは?

  • やはり便利。公共交通機関がなくても、自由に移動できること。(60代・男性)
  • ドライブは気晴らしになる。運転が楽しい。(50代・男性)
  • 家族みんなで楽しく移動できる。(50代・男性)
  • バスも電車も通らない所などにも行けて行動範囲が広がる。(40代・女性)
  • 好きな時間に移動できる。(60代・男性)
  • コロナ禍で公共機関を使わずに移動できるから。(60代・男性)
  • なければ生活できないくらいのツールです。(40代・男性)
  • ステータスを得られた。(50代・男性)
  • 移動が楽。プライベート空間を持ち歩ける感じがストレス解消になる。(40代・男性)

交通手段としての利点が多く挙がる中、ドライブが楽しめるという声も多くありました。
最近ならではの回答ともいえる、コロナ対策としての利点を挙げる方もいました。

車を持たない理由の多くは「お金が掛かるから」

所有している人のほとんどが満足している車ですが、一方で車を持っていない人はそれについてどのように考えているのでしょうか。

まずは、車を持ちたいと思うか聞きました。

およそ6割の方が、車を持ちたいと「思わない」と回答しました。

車を持ちたいと「思わない」と回答した方に、その理由について選んでもらうと、このようになりました。

62.7%の方が選んだ「お金が掛かるから」が、最も多くなりました。

それでは、特にどこに掛かるお金について負担が大きいと思うのでしょうか。
「お金が掛かるから」と回答した方(173人)に、車に掛かる費用の中で、最も「ムダ」「損」だと思っているものについて聞きました。

「税金」が30.6%で最も多くなり、「駐車場代」が22.5%と続きました。
(※「その他」という選択肢も用意していましたが、回答がなかったためグラフ上では省略しています)

購入時の支出よりも、車を持ち続けることで発生する支出、いわゆる“維持費”のほうに「ムダ」を感じる人が多いようです。

車に付加価値があったら買いますか?

車について、お金が掛かるものだという認識を持つ方が多いことがわかりました。

それでは、もしも「購入したり所有したりすると“得”がある車」があれば買うのでしょうか。
そのような車は今のところありませんが、どういう車やサービスであれば購入したいと思うかを想像して回答していただきました。

どのような車・サービスがあれば購入したいと思いますか?

  • もし無料駐車場があれば車を持ってもいい。(20代・男性)
  • ガソリンの定期購入があればいいと思う。(30代・女性)
  • 税金のかからない、駐車場に困らないサービス。(50代・男性)
  • 点検整備料が無料の車。(30代・男性)
  • 壊れてもチェンジしてくれる。(40代・男性)
  • 折りたたみで、使用しないときは駐車場代が掛からない。(60代・男性)

SF的で実現が難しそうなものもあれば、自動車メーカーなどの工夫で実現できそうなものもありました。

「車はあくまで交通手段」という人が増えている

今回のアンケートでは、世間で叫ばれているように、若者ほど免許や車を持たない人が多い結果となりました。
また、車を持たない理由としては「お金が掛かるから」が最も多くなりました。

車を持っていることが一つのステータスという声もある一方で、車はあくまで交通手段との声もありました。
また、その割合は若い世代ほど多い傾向が見られました。
単なる交通手段として考えると、他の交通手段と比べて金銭的な負担が大きく感じられる方が多いようです。

ただ、車を購入した人の98.6%は「購入して良かった」と回答していることから、必要な方にとってはとても便利なものであることは間違いなさそうです。

車を持っていない人の中には、“得”のある車であれば買うという人がいました。

自動車メーカーは車を作って売りはしますが、車を買った人にとって得のあるサービスは、メンテナンス以外は特に提供していません。
“若者の車離れ”についてメーカー側がどのように考えているのかはわかりませんが、もしもそれを危ぶむのであれば、“自社の車は無料の駐車場”を設けるだとか、道路を作るだとか、車に乗り続ける人にとって“得”なサービスを還元してくれることがあっても良いのではないでしょうか。

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