【コロナ禍】1都3県の緊急事態宣言解除、「反対」が43.4%

1都3県の緊急事態宣言解除について、あなたはどのように思いますか?

首都圏の1都3県に出されていた緊急事態宣言が、21日に解除されました。
これで、約2か月半にわたった緊急事態宣言がすべて解除されたことになります。

このタイミングでの緊急事態宣言解除について、全国の皆さんはどのように考えているのでしょうか。

今回は、全国の男女2,200名を対象に、「コロナ禍」についてアンケートを実施しました。

「コロナ禍に関するアンケート」調査概要
調査手法 インターネットでのアンケート
※自社運営のアンケートサイト「ボイスノート」を始め複数の調査サービスを利用して調査を実施
調査対象者 男女
調査期間 2021年3月21日~22日
質問内容 質問1:一都三県に発出されていた緊急事態宣言が21日の期限で解除されたことについて、あなたはどちらの意見ですか?
質問2:その理由を教えてください。
質問3:緊急事態宣言による飲食店を筆頭とする営業時間短縮などで、経済活動が停滞していることについてどのように思いますか?
質問4:あなたは政府に、どうしてほしい(どうなってほしい、どうするべき)と思いますか?
質問5:あなたは今回のコロナ禍は、どのようになれば「収束した」と思えますか?
集計対象人数 2,200人

※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。

コロナ禍による経済活動の停滞、半数以上が「この状況なら仕方がない」

まずは、21日に1都3県の緊急事態宣言が解除されたことについて、どのように思うか聞きました。

「反対」が最も多く43.4%で、「賛成」は27.1%、「どちらとも言えない」は29.5%でした。
このタイミングでの緊急事態宣言解除について、「反対」という方が多いようです。

この回答の理由についても聞いたので、一部を紹介します。

「賛成」回答理由

  • これ以上の延長にメリットを感じない。減少が横ばいになってきている。(30代・男性)
  • 医療関係者には申し訳ないのですが、みんな生活があるので限界もあるのではないでしょうか?国も助けてくれるわけではないので。(40代・女性)
  • 延長をしたとしてもコロナを完全になくすことができないと思ったし、コロナが流行してから自分なりにコロナ対策を徹底していてコロナに感染したことがないから緊急事態宣言を続ける意味がないと思った。(30代・男性)
  • ワクチンの接種も始まったので、これまでほどの感染拡大にはならないと思うから。(50代・男性)
  • 封じ込めは不可能なので、共存の方向で動いていく必要がある。今のやり方では一部の人が得したり損したりしている。(30代・女性)
  • ”緊急事態”慣れになっている状態なので意味がない。(70代・男性)
  • いつまでも自粛していてもしょうがない。経済との両立を考えると、コロナと共存していかなければならないと思う。(50代・男性)
  • ストレス解消が必要。(60代・男性)
  • 経済を回さないと日本の景気はどん底になります。コロナ対策防止については、自己責任で委ねるべきです。(70代・男性)
  • これから感染者が増加して解除できなくなるので、一旦解除して、また発令した方がインパクトが強くなるから。(50代・女性)

「反対」回答理由

  • まだまだ、安心できないので。年配者は外出も心配で、ストレス状態。安心な外出が、出来るように早くなって欲しい。(70代・女性)
  • 全国一斉はナンセンスと思います。すでに解除済みの都市に旅行者が押し寄せています。(50代・男性)
  • ほとんどの地域で、下げ止まりしていて、ちょっとでも気が緩んで外出する人が増加すれば、又、感染が一気に広がると思うから。(70代・男性)
  • 1回目と比べて解除の根拠が適当すぎる。病床を増やして病床の使用率が下がっているからではご都合主義そのもの。(60代・男性)
  • オリンピックの注目に対して宣言の終了を急ぐふしもあるのだろうが、自粛だけが宣言の趣旨ではないので、誤ったメッセージが流れてしまう気がします。(30代・男性)
  • 感染者が微増している状況なのと、ちょうどお彼岸、お花見、卒業入学、入社などイベントが重なり、また陽気も良くなっていく季節でただでさえ人出が増えるであろう時期。第4波が懸念される。(40代・女性)
  • まだまだ感染は増加する。連休明け(ゴールデンウイーク)後に実施すべき。(70代・男性)
  • またリバウンドしてしまう。いつまで経っても収束しない。(50代・男性)

「反対」の方からはこれから暖かくなって人出が増えてしまうことによる“リバウンド”を不安視する声や、解除の根拠が分からないなどの声が多く聞かれました。

一方、「賛成」の方は、長引く緊急事態宣言下でストレスが溜まっていることや経済活動の停滞への不安などから緊急事態宣言を解除したほうが良いという意見が挙がっていました。

実際に、昨年一年間の全国の自殺者数は2万919人で、3/21時点での新型コロナウイルスの死亡者数、計8849人と比較しても、圧倒的に多い数字になっています。

2020年の全国の自殺者数はリーマンショックのあった2009年以来、11年ぶりに前年比で増加しており、新型コロナウイルスの感染拡大で生活環境の変化や、経済悪化などが心理的な負担になっているとみられているようです。

現在、飲食店への時短要請などを筆頭に、さまざまなことに対して自粛が促されていますが、同時に、日本の経済活動の停滞について心配する声も上がっています。
これについて全国の皆さんはどのように思っているのでしょうか。

「この状況なら仕方がない」が54.1%、「経済対策ももっとおこなうべき」が45.9%で、コロナを収束させるためには仕方がないと思っている方のほうが少し多いようです。

昨年の自殺者数が増えていることから、一概には言えませんが、経済状況や生活環境の悪化も、ウイルスと同じく命に関わることだと考えられます。

感染症だけでなく、間接的な影響も含めたこのコロナ禍では、何が求められるのでしょうか。
全国の皆さんが考える「政府にしてほしいこと」は何か聞いてみました。

全国の皆さんが考える「コロナ禍で政府にしてほしいこと」

  • 生活保護の条件をコロナ前と同じにしないで、コロナ禍が収まったときに通常の生活ができるように支えてくれるものがほしい。(40代・女性)
  • 金銭的な補助をすればよいだけの話。現金支給が難しいのなら、減税などやり方はいくらでもある。(50代・男性)
  • オリンピックにかけている経費をコロナの経済対策の資金として回してほしいです。(20代・女性)
  • ワクチンの接種が他国に比べ非常に遅れていると思う。オリンピックもあることだし感染を防ぐため根本的に見直してほしい。(80代・男性)
  • 10万円ぐらいの特別定額給付金を何度か出すべき。(30代・男性)
  • 政府レベルでは十分な施策は取れないので自治体に補助金を出して各自治体の対策に任せるべき。(40代・男性)
  • どちらかを犠牲にしなければならないので、コロナ対策を重視してほしい。経済対策は多少犠牲になっても仕方がない。(40代・男性)
  • 緊急事態宣言よりもまず、医療体制に力を入れてほしい。(20代・女性)
  • GOTOキャンペーンを使うのは生活に余裕のある人々だと思うので、本当に困っている人たちに支援が回る政策をするべき。(50代・女性)
  • 経済も大切だが感染拡大を防ぐために海外からの渡航者の規制をして欲しい。(60代・女性)
  • コロナが原因で収入が減った方を対象に、元の生活水準に戻るまでは保証を行う。飲食店などにも保証を行ったりしているが、店ではなく個人個人を対象に行わないと労働者一人ひとりの生活は守れないとも思う。特にパートやバイトで生計を立てていた人は真っ先に切られる恐れがあるので、精神的にも弱ってしまうと思う。
    オリンピックなど当初予定していたよりも規模を縮小するだろうから、予算はその辺から上手く回してもらいたい。(30代・男性)
  • 個人的な意見ですが物事の決断を早くしてほしいです。中途半端にしているからだと思っているのである程度の犠牲は覚悟の上での決断や判断をしてほしいと思います。(50代・男性)
  • ベーシックインカムを導入して、生活苦による自殺だけでも食い止める義務があると思う。(50代・男性)
  • PCR検査を国家主導で抜本的に増加させて欲しいことと、ワクチン接種を感染者の多い地域を重点的に行い配布して感染拡大の芽を摘んでいくことが重要だと思う。(70代・男性)

「給付金」「PCR検査の拡充」など、皆さん様々な意見があるようです。

最後に、皆さんはどのようになればコロナ禍が「収束した」と思えるのか聞いてみました。

コロナ禍が「収束した」と思えるボーダーライン

  • マスクをつけないでも大丈夫な生活に戻った時。密集してもいい生活に戻った時。(20代・女性)
  • 失業率が減り困窮する世帯がなくなったら。(40代・女性)
  • テレビやインターネットのニュースで報じなくなった時。(40代・男性)
  • 100人以下が1週間続く。(60代・男性)
  • インフルエンザぐらいの影響であれば収束したといってよいのではないか。(30代・男性)
  • 1日の感染者数が全国で1桁台となって、経済活動もある程度自由にできるようになる。(10代・女性)
  • 普通の風邪と同じ扱いになれば。引きはじめに飲めば市販の風邪薬で治る程度。(40代・女性)
  • コロナの治療薬が出来て、コロナにかかったとしても、治療により、重篤化しない。(50代・女性)
  • 医療従事者がコロナ禍の前のようにゆとりある働き方に戻ることが出来たら。(50代・女性)
  • ゼロにならない限り収束したとは思えない。(40代・女性)
  • 安全な日本製のワクチンが供給されるようになったとき。(50代・男性)
  • 今の状況でも収束していると思う。(60代・男性)

「完全な0にならない限り収束とは言えない」という方から、「今の状態で収束している」と考えている方まで、皆さんそれぞれ収束のボーダーラインは異なるようです。

今回の調査では、全国の皆さんに「政府にしてほしいこと」や「収束のボーダーライン」などについて回答していただきました。
当たり前のことですが、皆さんそれぞれの立場で、考えていることは異なるようです。

経済活動の回復なども考えると、今後、コロナウイルスの感染者数が完全に「0」となることは難しいのかもしれません。
しかし、以前のような生活に一刻も早く戻れるよう、今後の政府の対策に期待しつつ、各自ができる感染対策を徹底していきたいですね。

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