【NIPT(新型出生前診断)】18.2%が妊娠中にNIPTを「受診した」

子供が生まれる前にNIPT(新型出生前診断)を受診しましたか?

昨今、日本では晩婚化が進み、それに伴って一般的に高齢出産とされる35歳以上での出産も増えているようです。
高齢出産では、赤ちゃんが染色体異常を持って生まれる確率が高くなるなど、様々なリスクが指摘されています。

一方、遺伝子検査の進歩とともにさまざまなことが出生前にわかるようになりました。
「NIPT」という新型出生前診断を受けることで、赤ちゃんの特定の染色体疾患を調べることもできるようです。

今回は青山ラジュボークリニックと共同で、お子さんがいる全国の45歳以下の男女275名を対象に、「NIPT」についてアンケートをおこないました。

「NIPTに関するアンケート」調査概要
調査手法 インターネットでのアンケート
※自社運営のアンケートサイト「ボイスノート」を利用して調査を実施
調査対象者 事前調査で、「子供がいる」と回答した45歳以下の男女
調査期間 2021年7月7日~7月13日
質問内容 質問1:子供が生まれる前にNIPTを受診しましたか?
質問2:受診しようとの考えもあったうえで、「受診しない」という結論にした理由や経緯などを教えてください。
質問3:受診しようと考えなかった理由を教えてください。
集計対象人数 275人

※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。

妊娠中にNIPT(新型出生前診断)を「受診した」のは18.2%

まずは、子供が生まれる前の妊娠中に、自分または配偶者が、NIPT(新型出生前診断)を受診したか聞きました。

「受診した」と回答したのは18.2%でした。

「受診していない」と回答した方に、受診を考えることもなかった理由について聞いたので、一部を紹介します。

受診しようとの考えもあったうえで、「受診しない」という結論にした理由や経緯

  • 母親とお腹の子供に負担がかかるかもしれないと思ったから。(40代・男性)
  • 色々と考えたが、何があっても生まれてきてくれればそれだけでいい、この子自身を大切にすると決めたから。(30代・女性)
  • 担当の先生にやった方がいいかを伺い、年齢的にもやらなくて良いと言われ、エコーでも特に異常がなかったので信じようと思った。(30代・女性)
  • コロナの影響で受診回数を出来るだけ減らしたかった。(40代・女性)
  • 費用がかかるし効果が見込めるかどうか不安だったから。(40代・男性)
  • 確率的に低いと思ったし、生まれたら生まれたで育てるつもりだった。(40代・男性)
  • どこで受けられるのかよくわからなくて結局やめてしまった。(30代・女性)

一方、70.5%と多くの方は「受診していない」と回答しました。
受診しようと考えなかった理由についても聞いたので、一部を紹介します。

受診しようと考えなかった理由

  • 受診しようという考えすら浮かんでこなかったが、もし受診して結果が悪ければ、それはそれで死ぬほど悩むと思うから。(30代・女性)
  • 高齢出産等、不安要素があったならば考えたと思う。(30代・女性)
  • 母体や胎児に何かしらの影響が現れたら嫌だったので。(40代・男性)
  • そこまで心配しなかったため。一人目でしたし、どんな子でも妊娠でき嬉しかったです。(30代・女性)
  • 費用が高そうでやらなかった。そもそもあることを知らなかった。(20代・男性)
  • NIPTについて知らなかった。(30代・女性)
  • 周りの人で受診したという話を聞いたことがなかったから。(30代・男性)

まとめ

今回の調査では7割以上の方が「受診しなかった」ことがわかりました。
「受診しない」選択をした方は、「もし検査で異常が見つかったとしても産み育てるつもりだった」という方が多いようです。

また、「費用がかかる」「母体や胎児に影響があるかもしれないという不安があった」「どこで受けられるのかわからなかった」などの理由から受診しなかったという方もいました。

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