
最近ではシャンプーにもいろいろな種類が誕生していて、ノンシリコンやオーガニックといった、少々値段の高いものも販売されていますよね。
そんな中特に注目を浴びているのがボタニカルシャンプー。
『BOTANIST(ボタニスト)』や『moist Diane(モイスト・ダイアン)』など、おそらく誰もが一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
しかし、そもそもボタニカルシャンプーがどういったアイテムなのか、よく分かっていない人も多いと思います。
今回はボタニカルシャンプーの特徴や選び方、おすすめのシャンプーを紹介していきます。
頭皮のトラブルや髪質に何らかの悩みを持っている人も、今回の記事を読めば自分に合ったボタニカルシャンプーを見つけることができますよ!


ボタニカルシャンプーとは?
ボタニカルシャンプーというのは、植物由来成分でつくられた低刺激のシャンプー。
余計な成分が入っていないので洗浄力も弱く、頭皮に優しいというのが大きな魅力となっています。
私たちが普段使っているシャンプーには化学成分や洗浄成分が大量に含まれており、敏感肌や乾燥肌の人が使用すると肌トラブルを起こしてしまうことがあるんです。
もちろん髪にも刺激を与えることになりますから、頭皮や髪質を改善するためにはシャンプーの成分が非常に重要になってくるんですね。
同じように、植物由来成分を使用しているシャンプーとして「オーガニックシャンプー」があります。
オーガニックシャンプーというのは有機肥料などによって栽培された植物シャンプーのことで、オーガニック認定を受けた植物だけが使用されています。
つまり、同じ植物由来成分でも、オーガニック認定を受けているものがオーガニックシャンプー、受けていないものがボタニカルシャンプーということ。
そうなると当然オーガニックシャンプーの方が価格が高めになりますが、どちらも自然派ということには変わりありません。

オーガニックシャンプーは比較的洗浄力が弱いものが多く、髪や頭皮には良くても「汚れがしっかり落とせない」「キシキシする」と使い心地に不満を持つ人も。そのため、成分・価格・使い心地のバランスが良く、非常に満足度が高いシャンプーとしてボタニカルシャンプーが注目されています。
そもそもノンシリコンって何が違うの?
少し前にブームとなったノンシリコンシャンプー
この『シリコン』というのはコンディショニング成分のことで、ボタニカルシャンプーにはシリコンが入っていないものがほとんど。
そもそもシャンプーというのは、9割くらいの成分が水と界面活性剤となっていて、有効成分はそのうち1%くらいしか含まれていないものなんです。
界面活性剤というのがいわゆる洗浄成分になるわけですが、この界面活性剤の質が悪ければ必要以上に洗浄力が強くなり、髪や肌に強い刺激が加わることになります。
そのため、それを誤魔化すためにシリコンが配合されているんですね。
「シリコンは髪に良くない」というイメージを持っている人も多いですが、実はシリコン自体が悪いのではなく、界面活性剤の質が悪いというのが正解。
ですので、ノンシリコンシャンプーというのは質の良い界面活性剤が使用されていて、コンディショニング成分が含まれていないシャンプーということになります。
ただし、「ノンシリコンシャンプーだから軋む」というものではなく、そもそも上質な界面活性剤を使用していればゴワゴワになることはありません。
そんシリコンで軋むという場合は、界面活性剤の質を上げるのではなく、単純にシリコンだけを抜いたシャンプーなのかもしれませんね。

シャンプーを選ぶうえでは界面活性剤の質がいちばんのポイントとなりますから、シャンプーを選ぶ際には成分表示を確認するのが安心です。
界面活性剤の主な種類
シャンプーに使用される海面活性剤は大きく分けて6つの種類があり、それぞれ洗浄力の強さや肌への刺激が大きく違っています。
低刺激で髪にも優しいとされているのがアミノ酸系で、美容院でよく使われている界面活性剤です。
逆に、肌への刺激が非常に強いのが高級アルコール系、洗濯洗剤並みに強い洗浄力があるのが石油系となります。
天然物 | ガゼイン/レシチン/サポニン |
---|---|
石けん系 | ラウリン酸Na/オレイン酸Na/ステアリン酸Na |
脂肪酸エステル系 | ショ糖脂肪酸エステル/ラウリン酸スクロース/ミリスチン酸スクロース |
アミノ酸系 |
アシルグルタミン酸/ラウロイルメチルアラニンNa ココイルメチルタウリンNa/ラウロイルメチルタウリンNa ココイルグルタミン酸Na/ココイルメチルアラニンNa ラウラミノプロピオン酸Na/ラウリミノジプロピオン酸Na ラウロイルアスパラギン酸Na |
高級アルコール系 |
ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸塩/ラウリル硫酸Na ラウレス硫酸Na/ラウレス硫酸アンモニウム/ラウリル硫酸塩 |
石油系 |
直鎖アルキルベンゼンスルホン酸Na(LAS) 側鎖アルキルベンゼンスルホン酸Na(ABS) オレフィン(C12-C14)/スルホン酸Na |

こうして改めてチェックすると、とんでもない成分が配合されていたりしますので、普段使っているシャンプーの成分を今一度確認してみましょう!
天然物
自然界に存在している界面活性剤で、卵黄やヘチマ・大豆といった食べ物に含まれている成分を使用しています。
石けん系
石けん系の界面活性剤はヤシ油などの天然油脂成分を使用していて、苛性ソーダなどを加えれば石鹸にもなります。
ただ、原材料は天然となりますが、苛性ソーダなどを反応させて洗浄力を出すため『合成界面活性剤』に分類されます。
出来上がった石鹸はアルカリ性、人の肌は弱酸性ですから、極端な敏感肌の場合は使用を控えた方が良いでしょう。
脂肪酸エステル系
脂肪酸エステル系の界面活性剤というのは、脂肪酸とグリセリン、脂肪酸とショ糖などを反応させてつくったものです。
刺激が少ないので、シャンプーだけではなく化粧品などにも多く使われています。
アミノ酸系
アミノ酸由来成分でできた界面活性剤で、適度な洗浄力としなやかな洗い上がりが特徴。
低刺激なので髪や頭皮に優しく、美容院やサロン系のシャンプーに多いのがこのタイプです。
高級アルコール系
高級アルコール系の界面活性剤には、脂肪酸を使用する天然系と、石油を使用する石油系の2つが存在します。
いずれにせよ洗浄力は非常に強く、その分肌や髪への刺激も強くなりますので、薄毛や抜け毛の原因になる可能性も。
特に『ラウリル酸Na』という成分は分子が小さいため、毛穴から体内に浸透し経皮毒を起こす危険性があります。
敏感肌の人はもちろん、特に肌に問題を抱えていない人でも使い続けることでトラブルを起こす可能性がありますので注意しましょう。
石油系
その名の通り石油を使用した界面活性剤で、主に洗濯石鹸などに多く配合されています。
『スルホン酸Na』については比較的洗浄力が弱く、滑らかな仕上がりになるということで、サロン系のシャンプーに使われることもあるようです。
ボタニカルシャンプーで得られる効果
ボタニカルシャンプーは植物由来成分を使用した低刺激のシャンプーですが、ボタニカルシャンプーを使うことでどんな効果が期待できるのか気になりますよね!
ボタニカルシャンプーの大きな魅力は『髪や頭皮にやさしい』ということ。
その、やさしいことがどういったメリットに繋がるのか、具体的な効果をまとめてみました。
フケやかゆみの改善
フケやかゆみというのは、頭皮の肌荒れや乾燥が大きな原因の一つとなっています。
頭皮にこういったトラブルが起こるのはシャンプーが関係しているのがほとんどで、シャンプーに含まれる洗浄成分、つまり界面活性剤の刺激が強すぎる可能性が高いです。
しかし、ボタニカルシャンプーでは植物由来成分が多く配合されており、一般的なシャンプーに比べてはるかに化学成分が少なくなりますから、頭皮への刺激が激減。
これによってフケやかゆみの改善に期待ができます。

もちろん効果を実感するまでには時間がかかりますが、人によっては1回の使用で違いを実感する人もいるんだそう。
抜け毛・薄毛の予防
植物成分が多く配合されるボタニカルシャンプーは弱酸性で、脂肪酸からなる皮脂と同じ成分となります。
そのため頭皮に馴染みやすく、本来必要な皮脂を程よく残してくれます。
頭皮に残った皮脂はケア穴を汚れや最近から守ってくれますから、頭皮が健康的な状態になり抜け毛や薄毛の改善に期待ができるということです。

一般的なシャンプーだと、洗浄力が強めなので必要な皮脂まで洗い流してしまい、頭皮のバリア機能が弱まってしますんですね。
髪質の改善
シャンプーをした時に泡立ちが良いと、しっかり汚れが落とせている感覚がして気持ちが良いものですよね。
しかし、泡立ちが良いということはそれだけ洗浄力が強いということなので、洗い上がりは乾燥しやくすなります。
スキンケアでもそうですが、乾燥は美髪の天敵にもなりますので、シャンプーによって髪が傷んでいる人も多いんですよ!
一方ボタニカルシャンプーは洗浄力が弱く、きめの細かい泡で優しく髪が洗えますから、髪への刺激を減らすことができます。

ボタニカルシャンプーはさっぱりとした洗い上がりと潤いが残るのが特徴ですので、洗浄力の弱さがそこまで気にならないのもポイントです。
ボタニカル製品に記載される「オーガニック認定」とは?
いまや幅広い世代に巻き起こっているボタニカルブーム。
そしてボタニカル製品の中には、「オーガニック処方」と書かれたものが数多くあります。
ボタニカルは何%か有機植物由来のものが配合されていればボタニカルと謳えるのに対し、オーガニックには定められた基準による認証があるんです。
色々な国でオーガニック認証団体が誕生し、認証の基準については各団体によって異なります。
ですが日本国内において、オーガニックに関する公的な認証制度はありません。
そこで日本では、認証機関5つの合同策定による「COSMOS基準(Cosmetic Organic Standard)」の認証が、オーガニック製品の証となります。
2010年に制定されたコスモス認証について、詳しく書かれた文献をご紹介します。
コスモス(COSMOS)とは? COSMetics Organic Standard
日本でもオーガニックコスメの基準が話題になっていますが、じつはこの基準は、世界的に統一されたものではありません。2010年5月18日、「BDIH:ドイツ化粧品・医薬品商工業企業連名」(ドイツ)、「COSMEBIO」(フランス)と「ECOCERT」(フランス)、「ICEA」(イタリア)、「英国土壌協会」(英国)の欧州5団体が「COSMOS」を国際NPO協会として設立し、オーガニックと自然化粧品の世界統一基準(コスモス基準)を決めようと動き出しました。この設立メンバーは其々が認定機関であるため、コスモス基準は1400以上の企業、24000以上の製品をこの基準は既にカバーしていることになります。
オーガニックコスメ市場の拡大により、さまざまな認証規定の商品が生まれて、消費者には困惑や混乱が生まれました。
そういった消費者や流通業界、コスメ業界からの影響を受けて、ユーロッパ統一基準を設ける動きに発展。
確かなオーガニック製品の証として、コスモス認証が作られる流れとなりました。
ボタニカルシャンプーなどのボタニカル・オーガニック製品を探す際の目安として、ぜひ参考にしてみてくださいね。
女性81人に聞いた!ボタニカルシャンプーを使用して感じた効果は?
ボタニカルシャンプーを使用したことのある女性81人に、実際に使用して感じた効果について聞きました。

30代女性
フケやかゆみが治まり、髪の毛がしっとりするようになりました。

20代女性
前まで髪がパサパサしていたが、潤いがアップした。

40代女性
髪にコシがでて、1本1本が丈夫になった感じ

20代女性
髪のくし通りが良くなった。ツルツルさらさらになった。

40代女性
まとまり感、艶感を感じられた。また指通りも良くなった。

30代女性
頭皮に弾力を感じて、髪にコシが出てきた気がした。
女性152人に聞いた!ボタニカルシャンプーを購入する際のポイントは?
ボタニカルシャンプーを使用したことがある女性152人に、ボタニカルシャンプーを購入する際のポイントについて聞きました。
1位 成分に納得できる
1位は152人中46人(30.2%)が回答した「成分に納得できる」でした。
ボタニカルシャンプーは成分にこだわって作られたものが多く、成分構成に納得してから使うことができます。
2位 スカルプケアが可能
2位は152人中45人(29.6%)が回答した「スカルプケアが可能」でした。
頭皮に不安がある方でも、安心して使うことができますね。
3位 香りがいい
3位は152人中41人(46.9%)が回答した「香りがいい」でした。
シャンプー中の香りや使用後の残り香も、好みの香りだと嬉しいですよね。
4位は「人気商品である」、5位は「プチプラ」、6位「その他」でした。
成分を重視して選ぶ人が最も多いという結果になりました。
ボタニカルシャンプー選びの際にはぜひ参考にしてみてくださいね。
女性249人に聞いた!ボタニカルシャンプーに対するイメージは?
ボタニカルシャンプーのイメージについて、女性249人に聞きました。
「髪や頭皮に優しい」が166人と最も多く、次いで「厳選した成分で作られている」が66人と2番目に、そして「頭皮環境を改善に導く」が50人で3番目という結果になりました。
ボタニカルは「植物の」「植物物由来の」という意味があります。
やはり自然由来の「髪や頭皮に優しい」というイメージが最も強いようです。
しっとり潤うおすすめのボタニカルシャンプー6選
まずは、髪に潤いを与えてくれるおすすめのボタニカルシャンプーを紹介します。
ボタニカルシャンプーの中でも保湿成分が豊富で、頭皮というよりかは髪質を重視したシャンプーをまとめてみました。
紫外線やカラーリングで傷んだ髪にも効果的ですので、ダメージヘアが気になる人におすすめですよ!
No.1 さくらの森 ハーブガーデン シャンプー&コンディショナー セット
内容量 | 各300ml(約2ヶ月分) |
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香り | アロマ精油 |
シリコン(コンディショニング成分) | ノンシリコン |
販売元・メーカー | さくらの森 |
プロの美容師もおすすめの100%天然由来ボタニカルシャンプー
ハーブガーデンは17年以上の研究により開発した、天然由来成分を100%使用しているボタニカルシャンプー。
香料や防腐剤まで天然成分からつくられているため、極度の敏感肌やアトピー性皮膚炎の人でも安心して使うことができます。
都内の有名サロンや多くの美容雑誌にも取り上げられており、自宅でサロン品質のダメージ補修ができるとして人気を呼んでいます。
また、ハーブガーデンはシャンプーのベースとなる精製水にもこだわっており、南阿蘇産のガニックハーブウォーターを使用。
天然のミネラルがたっぷり含まれていますので、頭皮はもちろんパサつきが気になる髪にも艶が蘇ります。
ノンシリコンを感じさせない洗い心地の良さも人気のポイントとなっていますよ♪
No.2 Lebena organic(レベナオーガニック)
内容量 | 各500ml |
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香り | - |
シリコン(コンディショニング成分) | シリコンフリー |
販売元・メーカー | Lebena organic(レベナオーガニック) |
実感できるやわらかな髪へ
天然由来成分を96%以上高配合したアミノ酸系のシャンプーです。
ヘアアイロンやカラーで痛んだ髪や、子供と一緒に使いたい方など世代を問わず髪をやさしく洗い上げます。
また、ローマカミツレ・サンフラワーセラミドやコメヌカセラミドなど、様々な植物の力で髪と頭皮を美しく導きます。
オーガニック成分を10%配合されているのに、余分な汚れを洗い流すのでしっとりとした洗い上がりですよ。
No.3 BOTANIST(ボタニスト) ボタニカルシャンプー モイストセット
内容量 | 各490ml |
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香り | アプリコット&ジャスミン |
シリコン(コンディショニング成分) | ノンシリコン |
販売元・メーカー | BOTANIST(ボタニスト) |
BOTANIST(ボタニスト)はアミノ酸系の洗浄成分を使用しているボタニカルシャンプーで、保湿力に優れているのが特徴。
頭皮への刺激も少なく、必要な皮脂ちゃんと残して洗うことができます。
また、ノンシリコンではありますが、高品質の洗浄成分と高い保湿効果でキシキシしないんです!
ですので、髪のパサつきや広がり、もつれが気になる人におすすめ。
しかし、頭皮がべたつきやすい人が使用すると、しっとりしすぎて余計にベタつく可能性も…。
ハイダメージでどうしてもBOTANIST(ボタニスト)を使用したい場合は、使用量を少なめにしてシャンプーするようにしましょう!
香りも非常に癒されると人気です。
No.4 モイスト・ダイアン ボタニカルモイスト オイルシャンプー 本体セット
内容量 | 各480ml |
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香り | 不明 |
シリコン(コンディショニング成分) | ノンシリコン |
販売元・メーカー | Diane Botanical(ダイアン ボタニカル) |
90%以上が天然由来成分の保湿重視シャンプー
ボタニカルモイストは10種類のオーガニックエキスが配合された、90%以上が天然由来成分でできているボタニカルシャンプー。
日本国内のシャンプーでアルガンオイル洗浄成分を使用しているのはボタニカルモイストだけで、頭皮と髪の保湿に特化しているのが特徴です。
その他にも保湿成分としてバージンプルーンオイルやハチミツ、サクラ、エンドウ豆、海苔、お米など、さまざまな栄養が凝縮されていますから、使い続けるほどに潤い補給が実感できますよ!
ただ、洗浄成分まで天然成分を使用しているため洗浄力が弱く、頭皮がベタつく人やオイリー体質の人には向きません。
逆に、頭皮の乾燥やふけ・かゆみ・髪パサつきが気になる人におすすめです。
No.5 LUX(ラックス) ボタニフィーク ダメージリペア
内容量 | 各510g |
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香り | ボタニカルフラワーブーケ |
シリコン(コンディショニング成分) | ノンシリコン |
販売元・メーカー | LUX(ラックス) |
クリーミーな泡で有効成分を髪の奥まで浸透させる
こちらはLUX(ラックス)から販売されているボタニカルシャンプーで、ダメージ補修に有効な成分がたっぶり配合されています。
100%アンデス産のピュアオーガニックオイルを含む6つのボタニカル成分『ロータスフラワーオイル・アンデスローズヒップオイル・ダマスクローズエキス・アルガンオイル・アプリコットオイル・ココナッツオイル』を贅沢に使用しており、高い保湿力を実現。
また、シリコンやパラペン、合成着色料といった化学成分も含まれていませんので、敏感肌の人でも安心して使うことができますよ!
そして、ボタニフィークは香りがよいということでも人気が高く、優しい花の香りがふわっと広がり、いつものシャンプーが癒しの時間になります。
甘ったるい香りではないので、男性でも違和感なく使用できるでしょう。
No.6 デミ ユントシャンプー シルキー
内容量 | 300ml |
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香り | ラズベリーとアプリコットの香り |
シリコン(コンディショニング成分) | ノンシリコン |
販売元・メーカー | デミ コスメティクス |
髪を根元からしなやかにしてくれるクレンジングシャンプー
Yunto(ユント)は天然植物由来成分90%以上と、クリーンな水で構成されたエイジングケアシャンプー。
ナチュラルな優しさでありつつも『洗浄』と『潤い補給』に優れていて、自然の恵みで作られるせっけん成分でしっかりと汚れを落とします。
また、美潤ヒアルセラミドの高い保湿効果により、10代20代のような潤いと輝きを復活させてくれます♪
高級アルコール・シリコーン・合成着色料フリーで刺激の強い成分は使用していませんので、敏感肌の人はもちろん、髪が細くハリやコシが出ない人や猫っ毛の人が使っても納得のいく仕上がりになるでしょう。
こちらのシルキー以外にはライト・スムース・モイストがあり、自分の髪質に合わせて選べるのも嬉しいポイント!
頭皮に優しいおすすめのボタニカルシャンプー6選
今度はフケやかゆみ、頭皮の炎症が気になる人におすすめのボタニカルシャンプーを紹介します。
これらは他のボタニカルシャンプーよりも刺激が少なく、天然成分が多く含まれているものとなっていますので、使い続けること頭皮の悩みを改善していくことができるでしょう。
ただ、頭皮荒れの原因には汚れが落としきれていない可能性というのもありますので、思い当たる人は洗浄力が強めのシャンプーを選んでみると良いかもしれませんよ。
No.1 mogans(モーガンズ) ノンシリコン アミノ酸 ヘアシャンプー(モイスト&フォレス)
内容量 | 300ml |
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香り | 不明 |
シリコン(コンディショニング成分) | ノンシリコン |
販売元・メーカー | mogans recipe and choice |
こちらは、ノンシリコンの天然アミノ酸シャンプーで、植物由来成分が96%を占めています。
洗浄成分にはヤシの実由来の成分を使用しており、赤ちゃんでも安心して使えるほどのやさしさ。
また、低刺激でありながらも優れた洗浄力を持ち合わせていますので、皮脂や汚れをすっきりと落としてくれますよ!
髪の主成分と同じ20種類のアミノ酸は髪の奥まで浸透し、今あるダメージの進行を食い止めます。
さらに、ラバンダーや椿などの植物成分が、毛先までするっと潤う艶髪に仕上げますので、ダメージが気になる髪や、頭皮がべたつきやすい人にもおすすめです。
No.2 アジューダ ドルチェ ウル シャンプー
内容量 | 各700ml |
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香り | ホワイトフローラルブーケ |
シリコン(コンディショニング成分) | ノンシリコン |
販売元・メーカー | インターコスメ |
ドルチェ ウル シャンプーは、頭皮のエイジングケアとダメージ補修、保護効果が優秀なボタニカルシャンプーです。
天然植物成分と毛髪補修成分のダブル効果で濃密な泡が髪を包み、すでにダメージを受けている部分にしっかり浸透してくれます。
また、保湿成分としてはアボカドオイル、アルガンオイル、ココナッツオイルがたっぷり配合されており、使い続けることでツルツルの手触りと潤いのある髪に変化していきますよ!
かなりしっかりとした保湿効果が実感できるので、髪が広がりやすいくせ毛の人や、天然パーマの人にもぜひおすすめしたいシャンプーとなっています。
No.3 カリスティ ボタニカルシャンプー
内容量 | 200ml |
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香り | 不明 |
シリコン(コンディショニング成分) | ノンシリコン |
販売元・メーカー | カリスティ |
カリスティ ボタニカルシャンプーは100%天然成分を使用したリンス不要のボタニカルシャンプー。
頭皮や髪の刺激となる成分が入っていないため、髪を傷つけることなく汚れを取り除いてくれます。
また、最高級の天然アロマを贅沢にブレンドしていますので、普段のシャンプーが極上のリラックスタイムになりますよ!
とはいえ、一般的なシャンプーに比べると泡立ちが少ないですから、はじめにお湯であわ立ててから頭皮をマッサージするようにシャンプーしましょう。
最後にすすぎをしっかりするのも、さっぱりと仕上げるポイントです。
No.4 菊星 ココナチュラ シャンプー
内容量 | 400ml |
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香り | 無香料 |
シリコン(コンディショニング成分) | ノンシリコン |
販売元・メーカー | ナチュラルワークス |
余計なものが一切入っていないシンプル処方シャンプー
ココナチュラは、無香料・無着色・無鉱物油・無防腐剤・シリコンフリーの天然無添加シャンプー。
しかも、配合成分はなんと6種類のみ!その全てが自然由来成分となりますので、本物のシンプル処方シャンプーといえます。
洗浄成分は『ココベタイン』になるのですが、ココベタインは非常に低刺激で、頭皮や髪のヘアケアをしながら洗うことができますよ!
その分ほとんど泡が立たず、キュッとした仕上がりになりますが、肌荒れには確実といって良いほど効果がありますから、肌が弱い人やアトピー性皮膚炎の人、赤ちゃんのシャンプーにもおすすめです。
No.5 ボーテ・ド・モード アーユルビオ ゴールドシャンプー
内容量 | 520ml |
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香り | ゴールドボタニカルブーケ |
シリコン(コンディショニング成分) | ノンシリコン |
販売元・メーカー | アーユルビオ |
アーユルビオ ゴールドシャンプーは、天然のクレンジング成分が皮脂汚れをしっかりと落とし、美容成分で潤いのある髪に仕上がるボタニカルシャンプーです。
3種類の生リペア成分やアルガン幹細胞など、成分の83%が美容液成分。
そのため、洗い上がりはグロッシーなツヤと確かな潤いを実感することができますよ!
配合成分が非常に多いのですが、そのほとんどが美容成分や保湿成分となっているので、洗浄力はやや弱め。
また、ノンシリコンなので少々軋みが気になるという声もあります。
とはいえ、頭皮や髪には優しいシャンプーですので、使い続けるうちに軋まない髪質に変化していくでしょう。
No.6 LUX(ラックス) ルミニーク ゴールドオイルシャイン ノンシリコンシャンプー
内容量 | 各450g |
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香り | アロマの香り |
シリコン(コンディショニング成分) | ノンシリコン |
販売元・メーカー | LUX(ラックス) |
こちらはLUX(ラックス)から販売されているノンシリコンシャンプーで、毛髪保護成分の『マカダミアナッツオイル』と、エモリエント効果の『アーモンドオイル』、2種類の天然植物オイルを配合しています。
また、トリートメント効果のある『グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド』により、ノンシリコンでも滑らかな洗い心地を実現。
強めの洗浄力でしっかりと汚れを落とし、かつ天然成分で頭皮と髪を整えるといった感じですね。
ですので、頭皮がベタつく人やオイリー体質の人におすすめといえます。
ただ、洗浄成分として使用されているのは高級アルコール系成分の『ラウレス硫酸Na』となりますので、洗浄力はかなり強め。
敏感肌や乾燥が気になる人にはあまりおすすめはできません。
薄毛・抜け毛予防がでるおすすめのボタニカルシャンプー6選
最後は薄毛・抜け毛が気になる人におすすめのボタニカルシャンプーを紹介します。
これらは頭皮を健康的に保つ成分が含まれていたり、育毛成分が含まれるボタニカルシャンプーとなっていますので、頭皮の血行を促進し効率的な予防が行えます。
また、中には育毛サロンによって開発されたシャンプーもありますから、成分をじっくり比較してみてくださいね!
No.1 haru 黒髪スカルプ・プロ
内容量 | 400ml |
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香り | 不明 |
シリコン(コンディショニング成分) | ノンシリコン |
販売元・メーカー | haru |
100%天然由来成分でできた女性用のボタニカルシャンプー。
ノンシリコンのアミノ酸シャンプーとなりますので、洗うたびに髪のダメージを補修することができますよ!
また、リンスやコンディショナー不要のこれ1本なので、毎日のシャンプーがより効率的になりますね!
もちろん、シャンプーだけでもサラサラに仕上がりますから、ロングヘアの人でも絡みません。
そして、このシャンプーでは頭皮ケアはもちろん、黒髪ケア、ハリ、コシ、ボリュームといったエイジングケア全般ができるため、白髪に悩む人にもおすすめなんです。
植物性ヒアルロン酸やコラーゲンタンパク質、キャピキシル、ミネラルなど、頭皮にたっぷりの栄養が与えられますので、健やかな状態を保つことができます。
No.2 CHAPUP(チャップアップ) ノンシリコン オーガニックシャンプー
内容量 | シャンプー:300ml トリートメント:200g |
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香り | 不明 |
シリコン(コンディショニング成分) | ノンシリコン |
販売元・メーカー | チャップアップ(CHAPUP) |
毛髪診断士と美容師が共同でつくったこだわりのシャンプー
CHAPUP(チャップアップ)は、美容師と毛髪診断士が力を合わせて開発したシャンプー。
元々は育毛ブランドとしても有名ですが、より頭皮や髪の健康を考えて誕生したのがこのシャンプーなんですね!
使用成分は無添加、オーガニックにとことんこだわっているため、洗い上がりはかなりサラサラになります。
それが口コミで広まり、今では芸能人や若い女性たちの間でも人気があるんですよ。
また、含まれる天然成分には血行促進を促してくれるものも多く、頭皮を活性化することで育毛効果を期待することができます。
この辺の配合成分については「さすが育毛剤ブランド!」といった感じです。
No.3 ALLNA ORGANIC (オルナ オーガニック ) シャンプー
内容量 | 各500ml |
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香り | 植物アロマ |
シリコン(コンディショニング成分) | ノンシリコン |
販売元・メーカー | オルナ オーガニック ( ALLNA ORGANIC ) |
女性雑誌『JJ』でも紹介された美容室専売シャンプー
ヤシ油脂肪酸とベタインを結合させて作ったシャンプーで、肌への刺激を最低限にまで抑えられています。
洗浄力が高く肌へのダメージが大きいとされる硫酸系成分もフリーとなっており、着色料をはじめとする合成香料・鉱物油・ノンシリコン・ノンパラベン・ノンアルコール・エタノールフリー・紫外線吸収剤・石油由来界面活性剤が全てフリー。
そのため、赤ちゃんのシャンプーとしても使うことができますよ!
さらに保湿や美容成分となるヒアルロン酸、コラーゲン、プラセンタ、セラミドも配合されていますから、軋んだ髪もとにかくサラサラに仕上がるのが大きな魅力。
1度の使用で効果を実感できるので、1度使って戻れなくなってしまった人が非常に多いシャンプーなんです。
No.4 プラーミア エナジメント シャンプー
内容量 | 200ml |
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香り | 不明 |
シリコン(コンディショニング成分) | ノンシリコン |
販売元・メーカー | ミルボン(MILBON) |
プラーミアは、年齢による髪や頭皮の変化にダイレクトでアプローチしてくれるボタニカルシャンプー。
乾燥した山間部で生息している『コガネバナ』から抽出した高保湿成分を使用しており、毛髪の深層から潤いを与えていきます。
また、有効成分がしっかり浸透するよう、それなりの洗浄力も持ち合わせていますから、洗い残しがなくしっかり汚れが落ちるというのも嬉しいポイント。
即効性はありませんが、使い続けるうちに頭皮にもハリが戻ってきて、地肌と毛髪の両方が健康的に蘇りますよ!
さらに、加水分解ケラチン(羊毛)は髪のハリをサポートしてくれるので、毛髪のボリューム感アップにも期待ができるでしょう。
No.5 QUATTRO BOTANICO(クワトロボタニコ) ボタニカル スカルプ&ヘア シャンプー
内容量 | 250mL |
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香り | ホレモングラス&ブラックペッパー |
シリコン(コンディショニング成分) | ノンシリコン |
販売元・メーカー | クワトロボタニコ(QUATTRO BOTANICO) |
男性の頭皮を徹底的に研究したボタニカルシャンプー
96%が天然植物由来成分でできているこちらのシャンプーは、男性の頭皮を徹底的に分析してつくられているため、男性特有の悩みに効果的。
アミノ酸系の優しいシャンプーではありますが、皮脂汚れと匂いをしっかり洗浄できるようやや強めの洗浄成分となっており、柔らかい泡でさっぱりと洗い上げてくれます。
また、年齢とともに乾燥しがちな頭皮にも、4種の植物エキスが有効にはらたき乾燥を防ぐことができます。
洗浄成分はヤシの油由来成分を使用していますので、ワックスなどの整髪料にも素早く馴染んで洗い残しがありません。
さらにペリセア処方で髪のダメージも補修できますから、これ1本で頭皮と髪のトータルケアができちゃいますよ!
No.6 DEMI BIOVE(デミ ビオーブ) モイストスキャルプシャンプー
内容量 | 250ml |
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香り | 不明 |
シリコン(コンディショニング成分) | ノンシリコン |
販売元・メーカー | ビオーブ |
こちらは高級アルコールフリーが魅力となる薬用スキャルプシャンプー。
アミノ酸系活性剤と両性活性剤のみでつくられていますので、頭皮が敏感な人や肌トラブルがある人でも安心して使うことができますよ!
赤ちゃんにも使えるほどの優しさなので、それだけに洗浄力も弱め。頭皮や髪を優しく洗い上げ、自然な潤いをしっかりと残してくれます。
また、ドライスキンやフケ、かゆみが気になる人にもおすすめで、頭皮を健やかに保つことに特化しているシャンプーです。
自分の頭皮・髪質に合ったボタニカルシャンプーの選び方
最近人気が出てきたこともあり、ボタニカルシャンプーは多くのメーカーで販売されていますよね。
ドラッグストアなどでも多くの種類が販売されていたり、ボタニカルシャンプーの棚が別で作られていたりします。
しかしボタニカルシャンプーといえども、含まれる成分や香り、使い心地は選んだシャンプーによって違いますから、当然自分に合わないボタニカルシャンプーも存在するのです。
そんな中から自分に合ったシャンプーを選ぶためには、まず押さえるべきポイントがあります。
これらのポイントをしっかりと押さえておけば、購入してから後悔することもなく、効率的に頭皮や髪質の悩みを解決することができるでしょう。
有効成分をチェック
ボタニカルシャンプーには植物由来成分が多く含まれていますが、そんな植物由来成分にも種類はたくさんあるものです。
天然成分ということには変わりありませんが、せっかく使うなら頭皮や髪の悩みに有効な成分を選んだ方が効果的ですよね!
ですので、ボタニカルだからと安心するのではなく、配合成分をしっかり確認するのがおすすめです。

自分の症状に有効な成分というのを事前に知っておくことで、よりスムーズにシャンプーを選ぶことができますよ!
乾燥が気になるなら・・・
ボタニカルシャンプーはノンシリコンのものがほとんどで、コンディショニング成分が入っていません。
これはシリコンがなくても髪が軋みにくいという良いポイントなのですが、乾燥が気になるのであればさらに保湿成分が配合されている方がおすすめです。
天然のオイル系成分やラクトン系の成分は髪をよりサラサラにし、スキンケアでもおなじみのセラミドやヒアルロン酸なども高い保湿効果が期待できますよ!
また、アミノ酸系の洗浄成分であれば、低刺激かつ保湿力も高いので、乾燥に悩む場合は洗浄成分にも注目してみると良いでしょう。
- アルガンオイルやホホバ油などの天然オイル
- ラクトン系
- セラミド・ヒアルロン酸
頭皮の炎症を抑えるには・・・
頭皮が荒れていたり、湿疹やかさぶたなどの炎症がある場合は、保湿成分とともに消炎成分が含まれていた方が効果的になります。
保湿成分としては天然のオイル系成分、そして消炎作用としてはカモミールやアロエベラ、甘草などがおすすめ。
ただ、頭皮の荒れの原因には汚れをしっかりと落とせていないことも考えられます。
今使っているシャンプーがアミノ酸系で洗浄力が弱いという場合は、もう少し強めのシャンプーを使ってみるという方法もあります。
- ヒアルロン酸
- 天然オイル(ホホバ油、アルガンオイル、マカダミアナッツオイルetc)
- 海藻エキス
- カモミール・アロエベラ・ローリエ・ラベンダー・甘草

アミノ酸系の洗浄成分であれば、低刺激かつ保湿力も高いので、乾燥に悩む場合は洗浄成分にも注目してみると良いでしょう。
薄毛や抜け毛予防には・・・
薄毛や抜け毛はシャンプー以外の要因が大きく、主な原因の一つとなっているのが血行不良です。
ストレスやホルモンバランスの崩れによって頭皮の血流が悪くなり、髪が抜けてしまうというサイクルに陥るというもの。
ですので、血行促進に効果的な成分を取り入れることで、薄毛や抜け毛の改善が期待できるんですね。
原因が他の要因である場合は、血行促進の成分を取り入れても効果がありませんが、それでも頭皮を健康な状態にすることができますから、これらの成分を取り入れることをおすすめします。
- センブリ・オウゴン・アルカニ花・シャクヤク根・ゴボウ根エキス
- ビワ葉エキス

アミノ酸系の洗浄成分であれば、低刺激かつ保湿力も高いので、乾燥に悩む場合は洗浄成分にも注目してみると良いでしょう。
使い心地は口コミを参考にする
ノンシリコンシャンプーを使ったことがある人はわかると思いますが、シリコンが入っていないシャンプーは軋みが気になったり、髪がパサつくという人もいます。
ボタニカルシャンプーもノンシリコンがほとんどですから、実際に使ってみると指位通りが悪かったり、思うような使い心地ではないことも少なくありません。
コンディショナーやトリートメントで仕上げれば軋みは改善されますが、キシキシの状態でシャンプーすると髪の毛が切れてしまったり絡まることがあります。
ある程度の使い心地というのも事前に確認しておきたいものですよね。
この使い心地がチェックできるのが口コミやレビューで、実際に使った人の意見やクレームの内容を確認することができます。
もちろん髪質や肌質によって使用感は違いますが、何もわからずに購入するよりかは参考になるはずですので、どういった意見が多いのか見ておくと良いですよ。
ちょっと待って!ボタニカルシャンプーを使う前に知っておくべきこととは?
ボタニカルシャンプーを使う目的というのは、髪や頭皮を健康な状態にすることですよね。
そのために良い成分を取り入れ、高い費用をかけてボタニカルシャンプーを購入するわけです。
しかし、ボタニカルシャンプーについて意外と勘違いした認識を持っている人は多く、思うような効果を実感できていないことがあります。
ここでは、ボタニカルシャンプーの誤った認識を見直して、自分の頭皮や髪にとって本当に良いものとは何なのかを今一度考えてみましょう。
『ボタニカルシャンプーだから良い』というものではない
前述でも少し紹介しましたが、ボタニカルシャンプーだからといって必ずしも『良いもの』というわけではありません。
市販でもたくさんのボタニカルシャンプーが販売されていますが、その全てにおいて配合成分は違い、中には化学成分が含まれているボタニカルシャンプーも存在します。
ボタニカルシャンプーは植物由来成分が多く含まれるシャンプーではありますが、「100%無添加」や「100%天然成分」というものではないんです。
ですので、ボタニカルシャンプーという名目で安心するのではなく、しっかりと配合成分を確認して選ぶことが非常に重要になります。
『髪に優しい』は洗浄力が弱いということ!
植物由来成分を使用しているということは、刺激が少なく頭皮や髪に優しいシャンプーだということが言えます。
しかし、刺激が少ないということはそれだけ洗浄力も弱いということ。
そもそも私たちは髪や頭皮の汚れを落とすためにシャンプーをするわけですから、洗浄力がほとんどないようなシャンプーではシャンプーする意味がありません。
それならわざわざ高い費用をかけず、水洗いをした方がましかもしれませんね。
逆に、ボタニカルシャンプーを使い始めてから頭皮トラブルが起きるようになったという人もいるんですよ。
保管方法には注意が必要
ほとんどのボタニカルシャンプーは防腐剤が入っていませんから、保管方法にも気をつける必要があります。
防腐剤というのは数ある化学成分の中でも特に刺激が強くなるもの。
そのため、防腐剤を使用していないボタニカルシャンプーというのは非常に多いものなんです。
そんなボタニカルシャンプーの品質を維持するためには、まず浴室に置きっ放しにしないことをおすすめします。
浴室は高温多湿になる場所なので細菌が繁殖しやすく、シャンプーの中にも細菌が入り込みやすい状態。
細菌が繁殖したシャンプーでは植物成分や有効成分が破壊されてしまいますから、ボタニカルシャンプーを使っている意味がなくなってしまうんですね。
ですので、ボタニカルシャンプーは使用する時だけ浴室に持ち込み、あとは洗面所などの暗くて涼しい場所に保管するのがおすすめです。
ボタニカルシャンプーの使用を控えるべき人とは?
ボタニカルシャンプーは一般的なシャンプーと比べて値段が高く、その分上質な成分を使用しているものです。
しかし、ボタニカルシャンプーを使わない方が良い場合というのもあって、ボタニカルシャンプーを使うことで余計に頭皮トラブルが悪化する可能性もあるんです。
一度トラブルが起こってしまうと完治させるまでに時間がかかりますから、これらの項目に当てはます場合はボタニカルシャンプーの使用は控えるようにしましょう!
植物アレルギーの人
ボタニカルシャンプーの成分が植物由来であることから、植物アレルギーや蕎麦アレルギー、または重度の花粉症などを発症する人は使用を控えた方が安心です。
シャンプーなので体内に直接入ることはありませんが、頭皮がアレルギー反応を起こしてしまうと当然肌荒れやかゆみといったトラブルに発展します。
また、アレルギーは突然発症するものですので、使い始めで問題がなくても普段は禁物!
万が一頭皮に重度のアレルギー反応が起きると、大量に抜け毛が発生したり、顔まで真っ赤になることもあります。
こういった症状が出てからでは遅いので、最初から使わないようにするのが安全です。
皮脂が多くベタつきが気になる人
植物由来成分は髪や頭皮に刺激が少ない分、洗浄力に欠けます。
乾燥肌や敏感肌の人であれば、洗浄力が弱い方がトラブルになりにくいですが、どちらかというとオイリー体質で頭皮がベタつく人は、ボタニカルシャンプーでは十分に汚れが落とせない可能性があります。
シャンプーで落とせなかった汚れや皮脂をそのまま放置すると、毛穴に詰まったり細菌が繁殖したするので、頭皮トラブルや抜け毛、薄毛の原因になりかねません。
つまり、ボタニカルシャンプーは向いていないということ。
ですので、頭皮がベタつく人はボタニカルではなく、それなりに洗浄力のあるシャンプーを選ぶのがおすすめです。
まとめ
今回はボタニカルシャンプーについて紹介しましたが、自分に合ったシャンプーを見つけることができたでしょうか?
ボタニカルシャンプーは、植物由来成分が多く含まれた刺激の少ないシャンプーなので、フケやかゆみ、髪のダメージなどを改善する効果が期待できます。
しかし、地植物アレルギーやオイリー肌の人には向かないという特徴もあるので、自分の体質を考慮することが大切です。
また、ボタニカルシャンプーとはいえ物によって配合成分は違いますから、成分表示をしっかりとチェックし、できるだけ髪や頭皮に優しい成分のものを選んであげると良いでしょう。

皆さんもボタニカルシャンプーをじょうずに選んで、健康的な輝く髪を手に入れちゃいましょう♪