現在日本で発行されているクレジットカードの還元率は、0.5%が標準的で1.0%以上になれば高還元率といわれています。これからクレジットカードを作ろうと考えている方はポイントやキャッシュバックの高いものを選びましょう。
クレジットカードの種類は、皆さんが思っている以上に多種多様です。通常はそれほど還元率がお得に見えなくても、使用目的によっては優れた還元率・利便性が高いカードもあります。
ポイント還元率の高いクレジットカードを選ぶポイントは「いつも利用しているお店が還元率アップの対象か?」に注力して選びましょう。
今回は常にポイント還元率の高いカードからネットショッピングや通勤、コンビニなどで高い還元率を誇るおすすめクレジットカードについてご紹介します。
※監修者は「解説部分」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。
目次
- 1 ポイント還元率の高いクレジットカードの選び方
- 2 ポイント還元率の高いクレジットカード比較
- 2.1 通常ポイント還元率No.1「リクルートカード」
- 2.2 楽天ヘビーユーザーは「楽天カード」
- 2.3 Amazonの利用が多いならJCB CARD W
- 2.4 PayPayカード
- 2.5 自動割引p-one<standard>
- 2.6 最高のステータス性「ラグジュアリーカード」
- 2.7 セブン-イレブンの利用が多いならセブンカード・プラス
- 2.8 三菱UFJカード
- 2.9 コンビニやファストフードなら三井住友カード(NL)
- 2.10 イオンの買い物メインなら「イオンカードセレクト」
- 2.11 セゾンカードインターナショナル
- 2.12 セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード
- 2.13 出光、シェル、アポロを利用ならapollostation card
- 2.14 ドコモならdカード
- 2.15 ビックカメラとsuica利用者ならビックカメラSuicaカード
- 2.16 ネットショッピング全般「オリコカードザポイント」
- 3 ポイント還元率の高いクレジットカードの注意点
- 4 まずは還元率1.0%のカードから利用してみよう
ポイント還元率の高いクレジットカードの選び方
ポイント還元率が高いクレジットカードには種類があるため、選び方は利用者のライフスタイルによって違います。
以下のような選び方を参考にカードを決めていきましょう。
- 基本の還元率で選ぶ
- ポイントアップする提携店で選ぶ
- 国際ブランドで選ぶ
「基本の還元率」と「提携店のポイント還元率」どちらを選ぶ?
クレジットカードのポイント還元率には「基本とするポイント還元率」と「カードの提携店利用でポイントアップする還元率」があります。選び方は以下となります。
基本還元率重視 | 使うお店が決まっていない 買い物から固定費など様々な支払いに利用 メインカードに利用 |
提携店でポイントアップ重視 | よく行くお店が決まっている お店によってカードを使い分ける カード複数持ちを視野に入れている |
基本還元率を重視する方は、1.0%以上の還元率のクレジットカードを選びましょう。どこで利用しても高い還元率が得られる特徴があります。
特定のお店での利用でポイント還元率が上がるカードは、基本の還元率が0.5%と低く設定されていることが多いので、カードを2枚~3枚利用して使い分けるのがベストです。
固定費、税金などの支払いとお店で利用するためのカードを用意したほうが上手く立ち回れます。
基本の還元率で選ぶ
基本の還元率は0.5%~1.0%のカードがほとんどで1.0%還元のクレジットカードは高還元カードと言われています。
1.0%還元以上のクレジットカードは数が少なく、ゴールドカードやプラチナカードにランクを上げないと手にできないカードもあります。
基本の還元率で選ぶなら
・税金や固定費なども支払いたい
・メインカードとして利用する
上記のように、どこで使っても同じ還元率で買い物も色々なお店で済ませてしまう方は、還元率が一律で1.0%以上のクレジットカードをおすすめします。
ポイントアップする提携店で選ぶ
提携店利用で還元率大幅UPの人気カード
- 三菱UFJカード:コンビニ利用者に人気
- JCB CARD W:Amazon利用者に人気
- イオンカードセレクト:イオンで20日、30日 5%オフ
特定のお店で利用することで基本還元率とは別に、ポイントアップするクレジットカードもあります。
例えば「JCB CARD W」ならAmazonのお買い物で2.0%還元になりますし、「イオンカード」ならイオン系列のお買い物でポイント2倍、お客様感謝デーでは買い物金額から5%オフなどの特典があります。
よく利用するお店やネットショップがあるなら、それに合わせてカードを選択するのも良いでしょう。
国際ブランドで選ぶ
国際ブランドとは、カードに備わっている「Visa、JCB、Mastercard」などの世界中で利用できるクレジットカードのブランドのことです。
お店によっては特定の国際ブランドしか取り扱いがなく、利用できないものもあります。日本ではVisaの普及率が最も高いためVisaブランドであればどこでも問題なく使えます。
特に1枚目のカードを選択する方は気を付けましょう。2枚目以降のカードを発行しようと考えている方は現在お持ちでない国際ブランドを選択すると利用の幅が広がります。
ポイント還元率の高いクレジットカード比較
※ご利用金額が年間合計30万円(税込)に達する引落月までが対象となります。
※永久不滅ポイントは通常1,000円(税込)のご利用毎に1ポイント貯まります。
※1ポイント5円相当のアイテムと交換の場合となります。
※交換商品によっては、1ポイントの価値は5円未満になります。
上記の表では通常の還元率を比較してランキングしています。特徴を見てわかる通り、各社ともポイント還元率がアップする対象店舗があるため、安易に通常ポイント還元率だけで使うカードを選ぶのはよくありません。
現在の生活スタイルによって利用することが多いショッピングサイトなどの状況と合わせてクレジットカードを選びましょう。
どのカードも「年会費が無料、利用で無料」「ポイント還元率1.0%以上」「特定のお店で還元率アップ」となっていますので、あとは自身の利用する特徴に合致していれば、あなたにピッタリのカードと言えます。
通常ポイント還元率No.1「リクルートカード」
リクルートカード
カードの特徴
通常ポイント還元率が1.2%と他社のクレジットカードと比較しても高還元率。ホットペッパーなど、各種リクルートの運営するサービスで最大4.2%還元となるお得なクレジットカード。リクルートポイントはPontaポイント、dポイントへ交換可能
発行会社 | リクルートホールディングス |
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還元率 | 1.2% |
年会費 | 無料 |
付帯保険 | 海外:最高2,000万円 国内:最高1,000万円 ショッピング保険:年間200万円 |
スマホ決済 電子マネー |
Apple Pay、Google Pay |
ポイント | リクルートポイント |
申し込み条件 | 18歳以上でご本人または配偶者に安定した収入のある方。または18歳以上で学生の方(高校生を除く) |
追加カード | 家族カード、ETCカード(発行手数料1,100円) |
還元率の高さでも知られるリクルートカード。
1.2%と高還元率で年会費も無料というハイレベルなサービス内容が目を引きます。公共料金は多かれ少なかれ毎月発生する費用ですので、できるだけ高還元率なクレジットカードを選ぶことがおすすめです。
リクルートカードは高還元率で維持費もかからないため、家計に響くことなく便利に活用できる点が魅力のひとつです。
リクルートポイントは、リクルートが運営するネットサービスでのポイント還元率も非常に高いです。ホットペッパー、じゃらんなら3.2%の還元率です。
光熱費や電話料金などの支払もでき、たまったポイントはリクルートの各種サービスでの利用やPontaポイントにも交換できるなど、使い勝手の良さも抜群です。
楽天ヘビーユーザーは「楽天カード」
楽天カードは利用者が最も多く、3人に1人が所持しているという統計も出ている楽天カード。
楽天カードは通常100円で1ポイント、1.0%の高還元率が魅力的なカードです。楽天市場や楽天ブックスで利用すれば通常の3倍もポイントが付与されます。(※特典進呈には上限や条件があります)
楽天内の各ショップを買いまわることでポイント還元率が倍に増えていくイベント「楽天マラソン」を利用すると最大10倍のポイント還元。楽天カードと掛け合わせることでポイントは更に2倍になります。
楽天ポイント加盟店では通常の2~3倍のポイントが付与され、ENEOSでは2倍のポイントがたまるので、ガソリンを入れる際にも活躍してくれそうでしょう。
また、楽天Edyを利用できるので利便性も高く、Edyの利用でも0.5%のポイント付与があるので是非あわせて活用したいクレジットカードです。
楽天でのショッピングが多い方は買い物をしているだけで勝手にポイントがたまっていきますので、楽天ヘビーユーザーは楽天カード一択といっても過言ではありません。
Amazonの利用が多いならJCB CARD W
JCB CARD W(ジェーシービーカードダブル)
カードの特徴
国際ブランドとしても定評があるJCBが発行する39歳以下限定のカード。ポイント還元率が一般カードの2倍となっているのが特徴で、セブン-イレブン、Amazonなどの優待店利用でもポイントアップするのがメリット。
発行会社 | ジェーシービー |
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ポイント還元率 | 1.0% |
年会費 | 無料 |
付帯保険 | 海外:最高2,000万円(利用付帯) ショッピング保険最高100万円(海外のみ) |
電子マネー・スマホ決済 | Apple Pay、Google Pay |
ポイント | OkiDokiポイント |
申し込み資格 | 18歳以上39歳以下で、ご本人または配偶者に安定継続収入のある方。または高校生を除く18歳以上39歳以下で学生の方 |
追加カード | ETCカード(年会費無料)、家族カード(年会費無料) |
「JCB CARD W」は日本で唯一の国際ブランドでもあるJCBが発行する、39歳以下の方が申し込める年会費無料のクレジットカードです。
ポイント還元率は一般カードの2倍となる1.0%で、セブン-イレブン・Amazon・スターバックス・昭和シェル石油などのJCBオリジナルシリーズパートナー(優待店)やネット通販でカードを利用すると還元率が更にアップします。
しかもETCカードが無料で発行でき、ETC利用でも1.0%のポイントがたまるのでETCカードを作りたい方にもおすすめです。
Amazonのショッピング決済の利用では通常でポイント還元率2倍となっています。2%の還元率はAmazonのプライム会員が持てるAmazon Prime Mastercardと同率となっており、JCBカードW以外の他社カードにはありません。
スターバックスやセブン-イレブンでの還元率も2.0%~5.5%となっているため、Amazonやコンビニ、スタバを利用する方はAmazonの公式カードよりもJCB CARD Wをおすすめします。
PayPayカード
PayPayカード
カードの特徴
Yahoo!のネット通販で還元率が3.0%にアップするカード。PayPayアプリに(残高)チャージ可能の唯一のクレジットカード。PayPayステップ条件を満たすとポイント還元率が1.5%にアップ。(1ヶ月に200円以上の決済30回以上・且つ決済金額10万円以上)
発行会社 | PayPayカード株式会社 |
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ポイント還元率 | 1.0% |
年会費 | 永年無料 |
付帯保険 | なし |
電子マネー・スマホ決済 | Apple Pay |
ポイント | PayPayポイント |
申し込み条件 | 日本国内在住の満18歳以上(高校生除く) で本人または配偶者に安定した継続収入がある方 本人認証が可能な携帯電話をお持ちの方 |
追加カード | ETCカード(年会費550円) 家族カード(年会費無料) |
年会費は永年無料でありながら、通常のポイント還元率は1.0%と高めの設定です。
Yahoo!ショッピングとLOHACOでのカード利用支払なら3.0%の高還元率が実現します。PayPay残高へチャージ可能なクレジットカードとなっておりカード引き落としの「後払い設定」も可能。
「200円以上の決済回数30回以上かつ決済金額10万円以上」の利用をすると翌月の基本還元率を1.5%にアップさせることも可能です。
PayPayの利用者でメインカードとして利用していくなら持っていて損はないカードとなっています。
自動割引p-one<standard>
P-oneカード<standard>
カードの特徴
クレジットカードのポイント交換が面倒という人でも、利用金額から自動的に1%割引を適用してくれる便利なカード。ガソリン・電話代や光熱費等の公共料金や、国民年金保険料などの税金・公共料金の支払いも対象。ポケットモールの利用ではポケット・ポイントがたまる。
発行会社 | ポケットカード |
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ポイント還元率 | 1.0% |
年会費 | 無料 |
付帯保険 | - |
電子マネー・スマホ決済 | Apple Pay、iD |
ポイント | 自動割引、ポケット・ポイント |
申し込み条件 | 18歳以上でご連絡が可能な方。 高校生の方は、卒業年度の1月よりWeb申し込み可 |
追加カード | ETCカード(年会費無料) 家族カード 年会費220円(初年度無料) |
ポケットカードから発行されている「p-one standard」は、1%のポイント還元ではなく、利用料金を自動的に1%割引してくれる優れもの。
100円の利用ごとに1%割引きとなるため、ほとんどの支払いが自動割引となります。
1,000円ごとにポイントが付くクレジットカードだと1,000円未満の支払いだとポイントが付きません。コンビニなどの細かい買い物も割引が適用されますので料金を心配する必要もなくなります。
公共料金や税金の支払いも割引が適用されるため、固定費の支払いにも向いています。
最高のステータス性「ラグジュアリーカード」
LUXURY CARD(ラグジュアリーカード)Titanium Card™
カードの特徴
最高のステータス性を誇るカード。カード自体がチタン金属でできており、人前で使いたくなるかっこいいカードを求める方におすすめです。dポイント、PeXへポイント交換可能。JAL、ANA、ハワイアン航空、ユナイテッド航空のマイルへ交換可能
発行会社 | Black Card I株式会社 |
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ポイント還元率 | 1.0% |
年会費 | 55,000円(税込) |
付帯保険 | 海外:最高1.2億円(自動付帯) 国内:最高1億円(利用付帯) ショッピングガーディアン保険:最大300万円 |
スマホ決済・電子マネー | Apple Pay、QUICPay、Suica、PASMO、PayPay、d払い、楽天ペイ、au PAY |
申し込み条件 | 20歳以上(学生不可) |
追加カード | 家族カード 16,500円(税込)、ETCカード(無料) |
ラグジュアリーカードは、ブラッシュドステンレス加工されている金属製のカードで、裏面にはカーボン素材を使用しているため耐久性に優れています。
ポイント還元率は1.0%で200円の利用ごとに2ポイントが付与されます。
年会費は5万5,000円(税込み)となっていますが、最高1.2億円の付帯保険や空港ラウンジの無料利用、専属秘書のように利用できるコンシェルジュなどサービスが手厚いクレジットカードとなっています。
QUICPayの利用やモバイルsuicaへのチャージでも1%還元となるので電子マネーの利用にも適しています。固定費の支払いでもポイント還元率が変わらないため、全ての支払いで還元率を固定したい方にもおすすめのクレジットカード。
セブン-イレブンの利用が多いならセブンカード・プラス
セブンカード・プラス
カードの特徴
セブン&アイグループでのカード利用でポイント2倍、毎月8、18、28日(8のつく日)はイトーヨーカドーで対象商品5%OFF。nanacoオートチャージ設定可能でチャージ時にポイントも0.5%還元。一体型と紐付型の2タイプから選べる
発行会社 | セブン・カードサービス |
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ポイント還元率 | 0.5% |
年会費 | 無料 |
付帯保険 | ショッピング保険最高100万円(海外) |
電子マネー、スマホ決済 | Apple Pay、nanaco、QUICPay(nanaco) |
ポイント | nanacoポイント |
申し込み条件 | 18歳以上で、ご本人または配偶者に継続して安定した収入がある方。18歳以上で学生の方(高校生除く) |
追加カード | ETCカード(年会費無料) 家族カード(年会費無料) |
貯めやすく使いやすいといえば、nanacoポイントにも当てはまる特徴だといえるでしょう。セブンカード・プラスはnanacoとクレジット機能が一体になったカードです。
通常では0.5%の還元率ですが、イトーヨーカドー・セブン-イレブン・ヨークマート・デニーズでクレジット払いにすれば200円(税込)ごとに2ポイントの1.0%還元になります。
セブン-イレブンは全国的に店舗数が多く、カードを使えるフィールドは広いでしょう。比較的若い年齢層の人にもつかいやすく、イトーヨーカドーをよく利用する主婦の人にもおすすめのカードです。
三菱UFJカード
三菱UFJカード
カードの特徴
選べる国際ブランドが豊富で三菱UFJ銀行系列の銀行系カードのため、セキュリティ性も高い。基本のポイント還元率は0.5%となるが、セブン‐イレブン、ローソンなど対象のコンビニ・飲食店で最大19%還元キャンペーン実施中。※最大19%ポイント還元には上限など各種条件がございます。
発行会社 | 三菱UFJニコス |
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ポイント還元率 | 0.5%~19% |
年会費 | 1,375円 ※翌年度以降、本会員または家族会員の前年度の年間ショッピングご利用が1回以上で年会費無料 |
付帯保険 | 海外:最高2,000万円(利用付帯) ショッピング保険100万円 |
ポイント | グローバルポイント |
電子マネー・スマホ決済 | Apple Pay(Visa、Mastercardのみ)、Google Pay、QUICPay |
申し込み条件 | 18歳以上でご本人または配偶者に安定した収入のある方(高校生を除く) |
追加カード | 家族カード 年会費440円、ETCカード、UnionPay(銀聯)発行手数料1,100円 |
三菱UFJカードは 三菱UFJニコス株式会社が発行する銀行系のカードなのでセキュリティ面の対策もされていて安心感があります。ナンバーレスカードのため、カード番号などもみられる心配がありません。
通常のポイント還元率は、1か月の利用額1,000円利用で1ポイント(5円相当)なので0.5%還元になりまが、全国のセブン-イレブンやローソン、コカ・コーラ自販機、ピザハットオンライン決済、松屋でのカード利用は、グローバルポイントが※5.5%還元されます。
コンビニや飲食店の利用が多い方におすすめのカードとなります。
国際ブランドの取り扱いも豊富で「Visa・Mastercard・JCB・アメックス」の4種類から好きなブランドを選択可能です。
※還元するポイントは、1ヵ月のご利用金額合計1,000円ごとに算出。
※スペシャルポイントは、全国のセブン‐イレブン、ローソン、コカ・コーラ自販機(タッチ決済、QUICPay、Coke ON)、ピザハットオンライン、松屋、松のや、マイカリー食堂それぞれご利用金額を集計のうえ算出します。
※各社においても各ご利用方法(Apple Pay、カード現物のご利用分など)ごとのご利用金額に基づきポイント付与となります(一部例外や対象外となる店舗がございます)。Apple PayはQUICPay(クイックペイ)でのご利用が対象となります。
コンビニやファストフードなら三井住友カード(NL)
三井住友カード(NL)
カードの特徴
世界シェアNo.1のVisaブランド。初めてクレジットカードを持つ人でも安心して利用できるセキュリティ性が高い「銀行系カード」のジャンルに入る。コンビニ・飲食店で高還元のため対象店舗の決済用カードとしても人気が高い
発行会社 | 三井住友カード株式会社 |
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国際ブランド | Visa、Mastercard |
ポイント還元率 | 0.5% |
年会費 | 永年無料 |
付帯保険 | 海外:最高2,000万円(利用付帯) |
スマホ決済・電子マネー | iD、Apple Pay、Google Pay |
ポイント | Vポイント |
申し込み条件 | 満18歳以上の方(高校生は除く) |
追加カード | 家族カード(年会費無料) ETCカード(年会費550円 利用無料) 三井住友カードWAON、PiTaPaカード |
三井住友カード(NL)はセキュリティ面でも定評がある三井住友カードの銀行系クレジットカードです。
世界シェアナンバーワンのVisaブランドのため、国内はもちろん海外でも便利に使えて、人前に出しても恥ずかしくないカードとして人気があります。
三井住友カード(NL)はコンビニやファーストフード、ファミレスなど対象のコンビニ・飲食店でのスマホのタッチ決済でポイント※最大7%ポイント還元される優秀なクレジットカード。
対象店舗はセブン-イレブン、ローソン、マクドナルド、サイゼリヤ、ドトールコーヒーショップ、かっぱ寿司などがあります。通常のポイント還元率は0.5%となっていますが、対象の店舗を利用する機会が多い方はポイントを効率よく貯めることが出来ます。
特にコンビニを毎日のように利用する人はザクザクたまることでしょう。
※iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外です。
※商業施設内にある店舗などでは、一部ポイント付与の対象となりません。
※一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。
※通常のポイントを含みます。
※ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。
イオンの買い物メインなら「イオンカードセレクト」
イオンカードセレクト
カードの特徴
イオン銀行のキャッシュカード機能付きのクレジットカード。イオン銀行のATM入出金手数料が24時間365日無料。普通預金利が最大0.1%。WAONオートチャージ設定でWAONポイント0.5%還元
発行会社 | イオンフィナンシャルサービス株式会社 |
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ポイント還元率 | 0.5%~1% |
年会費 | 永年無料 |
付帯保険 | ショッピング保険:50万円 |
電子マネー・スマホ決済 | WAON・Apple Pay |
ポイント | WAON POINT |
申し込み条件 | 18歳以上の方。高校生の方は、卒業年度の1月1日以降申し込み可能 |
追加カード | ETCカード(年会費無料)、家族カード(年会費無料) |
楽天カードの次に利用者が多いイオンカードセレクト。
イオンカードセレクトはイオン系列で買い物をする頻度が高い人にとっては、持っていて損はない非常にお得なカードです。「WAONPOINT」と「WAON POINT」の2種類のポイントが貯められるだけでなく、豊富な割引特典・ポイントサービスの充実ぶりも魅力的です。
年会費費は無料で、審査の難易度も比較的低めだといえます。ポイントは基本的に200円(税込)で1ポイントと0.5%の還元率ながらも、使い方次第ではそれ以上の還元率でポイントを貯めることができるでしょう。
WAONPOINTの加盟店は全国各地にあり、貯めやすく使いやすいというのも特徴のひとつです。
セゾンカードインターナショナル
セゾンカードインターナショナル
カードの特徴
クレディセゾンが発行するセゾンカードの中で、最もベーシックなカード。即日発行可能でETCカードも即日発行できる。ポイント有効期限がない「永久不滅ポイント」が特徴。Visa/JCBならカードのタッチ決済可能。
発行会社 | クレディセゾン |
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ポイント還元率 | 0.5% |
年会費 | 無料 |
付帯保険 | なし |
電子マネー・スマホ決済 | ApplePay、GooglePay、QUICPay、iD、suica、PASMO |
ポイント | 永久不滅ポイント |
申し込み条件 | 18歳以上でご連絡が可能な方で、当社の提携する金融機関に決済口座をお持ちの方 |
追加カード | 家族カード(年会費無料)、ETCカード(年会費無料、即日発行可能) |
セゾンカードインターナショナルはお買い物がお得になる年会費無料カードです。
有効期限がない永久不滅ポイントがたまるのが特徴で、セゾンカードカウンターを利用すると即日カード発行にも対応しています。
AmazonやYahoo!ショッピングなどが参加するセゾンポイントモール経由でのネットショッピングでは最大30倍のポイントがたまり、貯めたポイントはAmazonギフト券やVポイント、JALマイル・ANAマイルなどに交換可能。
コンサートやスポーツ・演劇チケットの優待販売もあり、最短即日発行可能で今すぐカードを作りたい時にもおすすめです。
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード
カードの特徴
デジタルカードは最短5分でカード番号発行。スマホ決済※QUICPayならどこでも2%還元カードの利用で次年度年会費が無料になるので実質無料で利用可能
発行会社 | クレディセゾン |
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ポイント還元率 | ※0.5% |
年会費 | 1,100円(税込)初年度無料 前年に1円以上のカードご利用で翌年度も無料 |
付帯保険 | - |
電子マネー・スマホ決済 | ApplePay、GooglePay、QUICPay、楽天Edy、iD |
ポイント | 永久不滅ポイント |
入会資格 | 18歳以上のご連絡可能な方 |
追加カード | ETCカード(年会費無料) 家族カード(年会費無料)デジタルカードはなし |
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードは、クレディセゾンが発行するアメックスブランドのクレジットカード。
基本のポイント還元率は0.5%ですがQUICPayの支払いではどこでも※2.0%還元という特徴を持っているため、電子マネーでの支払いを主体としていれば常に2.0%の還元率が実現します。
ポイントは1,000円の利用につき1ポイントたまり、有効期限のない永久不滅ポイントがたまります。海外での利用では基本の還元率が1.0%の2倍に上がるのも特徴です。
年会費が1,100円で設定されていますが、年に1度でも利用すれば無料になるため実質無料で利用可能。ネットショッピングや街のお買い物ではセゾングループと提携しているお店で還元率がアップする特手陽があります。
「通常のカード」と「デジタルカード」を選ぶことが出来、デジタルカードは最短5分でか発行可能です。ネットショッピングや急ぎで電子マネーを利用したい方にもおすすめできます。
出光、シェル、アポロを利用ならapollostation card
年会費が無料のクレジットカードです。ガソリン・軽油は1リットル当たり2円割引、灯油は1リットル当たり1円割引が適用されます。
ポイントは毎月の利用金額に応じて、1,000円ごとに5ポイントが加算されます。300ポイント~景品に交換でき、マイルや楽天ポイントなどへのポイント移行も可能です。
出光カードモール経由でオンラインショッピングを利用すれば、最大30倍のプラスポイントを得ることができます。特別年会費825円(税込)を支払えば、出光ロードサービスを利用することも可能です。
国際ブランドは4つから選ぶことができ、アメックスを選ぶと3つの特典を得ることができます。海外での利用はポイント2倍、アメリカン・エキスプレス・セレクトの利用、海外トラベル・サービス・オフィスの利用が可能になります。
出光SS・apollostation、apollostationSSでも割引が適用され、全国6,400か所で特典が受けられます。通勤距離が長く、ガソリンを入れる機会が多い方はかなりお得になるでしょう。
ドコモならdカード
dカード
カードの特徴
NTTドコモが手がける還元率1.0%で年会費永年無料のクレジットカード。d払いの支払い方法をdカードに設定してd払いを行うことでポイントカード提示不要。
発行会社 | NTTドコモ |
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ポイント還元率 | 1.0% |
年会費 | 年会費永年無料 |
付帯保険 | 国内:最高1,000万円(利用付帯)29歳以下限定 海外:最高2,000万円(利用付帯)29歳以下限定 |
電子マネー | iD、Apple Pay、Google Pay(d払い) |
ポイント | dポイント |
入会資格 | 満18歳以上であること(高校生を除く) |
追加カード | 家族カード 年会費無料 ETCカード 年会費550円(税込)初年度無料、年1回利用で次年度無料 |
dカードは「年会費永年無料カード」です。ポイント還元と割引を合わせるとローソンのお買い物が最大5%お得になるのが特徴で、通常ポイント還元率も1.0%と高還元の部類に入ります。
ポイントモールもあり、貯めたポイントはドコモで機種変更にも利用可能。
電子マネーの「iD」も使えてショッピング保険が付き、ドコモユーザーであれば携帯電話端末の紛失・盗難・修理不能の故障となった際に最大10,000円が補償される「dカードケータイ補償」も付いています。
ビックカメラとsuica利用者ならビックカメラSuicaカード
ビックカメラSuicaカード
カードの特徴
JR東日本100%子会社の株式会社ビューカードが株式会社ビックカメラと提携して発行するカード。suicaの利用の場合の還元率は1.5%、ビックカメラでの利用で最大11.5%還元になる
発行会社 | ビューカード |
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ポイント還元率 | 通常1.0%(ビックカメラでは最大11.5%) |
年会費 | 524円(税込)初年度年会費無料 年1回利用で無料 |
付帯保険 | 国内:最高1,000万円(利用付帯) 海外:最高500万円(利用付帯) |
電子マネー・スマホ決済 | Suica、Apple Pay、Google Pay |
ポイント | JREポイント・ビックポイント |
入会条件 | 日本国内にお住まいで、電話連絡のとれる満18歳以上の方。ただし、高校生の方はお申込みいただけません。 |
追加カード | ETCカード 年会費524円、家族カード 年会費524円 |
ビックカメラSuicaカードは、年会費が524円(税込)ですが、1年に1度でも利用があれば翌年は年会費無料になる実質年会費無料のクレジットカードです。
1,000円利用ごとにビックポイントが5ポイント、JREポイントが5ポイントたまります。ダブルポイントなので、合計すると通常還元率は1%になります。
ビックカメラSuicaカードでsuicaにチャージすると1.5%のJREポイントが還元され、ビックカメラでsuicaを利用すると10%のビックポイントが還元されます。
2つのポイントを合わせることで最大11.5%のポイントが付与される形となります。
通常のお買い物では1.0の高還元カードですし、suicaの利用者なら多くのJREポイントを獲得可能です。
ネットショッピング全般「オリコカードザポイント」
Orico Card THE POINT(オリコカード・ザ・ポイント)
カードの特徴
オリコが運営するネットショッピングサイト「オリコモール」でカード利用することでAmazon.co.jpや楽天市場でもポイント高還元率になるカード。入会後6ヵ月間はポイント還元率が2.0%にアップ
発行会社 | オリエントコーポレーション |
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ポイント還元率 | 1.0% |
年会費 | 永年無料 |
付帯保険 | なし |
電子マネー・スマホ決済 | iD、QuicPay、ApplePay |
ポイント | オリコポイント |
申し込み条件 | 満18歳以上の方 |
追加カード | ETCカード(年会費無料) 家族カード(年会費無料) QUICPayカード型 |
オンラインショッピングならこのまずおすすめしたいのが「オリコカードザポイント」です。
通常還元率が1.0%と高めでありながら、オリコモールを経由してオンラインショッピングをすればさらにポイントが加算されます。
還元率は通常の2倍から最大15倍ほどにもアップ!Amazonや楽天市場もオリコモール加盟店なので、使いやすいサイトだといえるでしょう。
ポイント還元率の高いクレジットカードの注意点
クレジットカード発行後のポイント管理の注意点を紹介します。特に注意したいのは以下になります。
- ポイントの有効期限
- ポイント付与金額
- ポイントの利用目的
ポイントの有効期限
クレジットアカードのポイント有効期限は1年~2年のカードが多く、期限が過ぎると失効してしまいます。ポイントには以下のような種類があります。
・有効期限がない
・ポイント還元ではなく割引
楽天カードのようにカードの利用で有効期限が伸びていくカードもあれば、セゾン系のカードのように有効期限のない「永久不滅ポイント」を採用しているカードもあります。
「長く、ずっと貯めたい」「すぐに使いたい」など貯めるスタイルによってカードを使っていくのも良いでしょう。
P-oneカードであればポイント還元ではなく割引なのでポイント管理する必要はありません。このように、カードによってポイント有効期限が設定されていますので1年以内にはポイントを利用する癖をつけておきましょう。
ポイント付与金額
クレジットカードのポイントが付与される金額は100円~1,000円の間でカード会社によって設定されています。
ポイント付与方法も3通りあります。
・月単位で付与
・1年まとめて付与
「月単位」「年単位」での付与であればお買い物金額を気にする必要はありませんが、「お買い物ごとに付与」のカードの場合は注意が必要です。以下は180円のお買い物でカードを利用した場合のポイント付与の例を記載しています。
ポイントシステム | お買い物金額 | 付与ポイント |
---|---|---|
100円のお買い物ごとに1ポイント付与 | 180円 | 1ポイント |
200円のお買い物ごとに1ポイント付与 | 0ポイント | |
1,000円のお買い物ごとに1ポイント付与 | 0ポイント |
上記のようにポイント付与される金額に満たない場合は、ポイント還元されません。
月の利用料金に応じてポイント還元される場合は1回のお買い物料金は関係なくなりますので、ポイント還元の金額が大きいカードは還元金額知っておくことが大切になります。
ポイントの利用目的
ポイントの種類はカードによって違うため、ポイントの利用方法も違います。ポイントの利用目的は以下のものがあります。
・請求金額に充当
・他社ポイントと交換
・お店でポイント払い
提携店舗の多いクレジットカードであれば利用先が多い傾向にあります。
ですが、マイルを貯める目的のカードや、利用先が商品と交換などに限られているクレジットカードは注意が必要です。
まずは還元率1.0%のカードから利用してみよう
多くのカードを紹介してきましたが、決められない方は1.0%還元のクレジットカードから利用してみるのが良いです。
年会費無料であればお財布の負担にもならないので2枚発行してもいいですし、メリットしかありません。
特定のお店をよく利用する方でしたら提携店でポイントアップするクレジットカードの方が多くのキャッシュバックを受け取れるので基本還元率が0.5%だとしても選ぶべき。
以下は年会費無料で1.0%以上の還元率を誇るカードです。まずは発行しやすいカードから使ってみましょう。
年会費無料の人気カード
- リクルートカード:還元率1.2%でホットペッパーなどリクルートサービスでポイントアップ
- 楽天カード:還元率1.0%で楽天市場で3.5倍以上アップ
- JCB CARD W:どこでも1.0%還元でAmazon、スターバックスで還元率アップ
伊藤亮太
証券会社にて営業・経営企画部門、社長秘書等を行う。また、投資銀行業務にも携わる。
現在、資産運用と社会保障(特に年金)を主に、FP相談・執筆・講演・を行っている。東洋大学経営学部ファイナンス学科非常勤講師。