【オフィスホワイトニング】ピレーネとは?効果や料金相場をご紹介

ホワイトニングには、オフィスホワイトニング・ホームホワイトニング・デュアルホワイトニング・セルフホワイトニングと施術方法によって大きく4つに分類されます。そのオフィスホワイトニングやホームホワイトニングの中にも、使用する機器や薬剤によって費用や効果が異なっているのはご存知でしょうか?

「ホワイトニングをやってみたいけど絶対失敗したくない!」「各店舗によってホワイトニングの料金が異なる理由を知りたい!」「もっとホワイトニングについて詳しく教えて!」そんな方のために、各ホワイトニングシステムについてまとめました。
今回はホワイトニングシステムの一種である「ピレーネ」について情報をまとめましたので、ホワイトニング選びの参考にしてみてくださいね。

1.ピレーネの特徴

ピレーネの特徴はその安全性の高さにあります。過酸化水素水を3.5%と低濃度におさえ、㏗を6.0と弱酸性に保つことで歯面のエナメル質を傷めず、ダメージを大幅に軽減。オフィスホワイトニングで懸念されてきた知覚過敏がほぼおこらず安心して利用することができるでしょう。ほかに比べてゆっくり歯が白くなっていくため、白さの調整がききやすいのもピレーネの特徴です。

光照射による過酸化水素・酸化チタンの活性化により歯を理想的な白さへ!低濃度ゆえに不自然なほど真っ白になってしまう恐れがなく、本来の歯の白さに戻したい方やナチュラルな仕上がりが好みの方におすすめのホワイトニング剤です。

2.ピレーネの施術方法

ピレーネの施術方法と手順について、以下に記載します。

①現在の歯の色味をチェックします。
②ホワイトニングの効果を高めるため、クリーニングで表面の汚れを落とします。
③唇や歯肉を保護し、歯面をしっかり乾燥させます。
④ピレーネを白くしたい部分に塗布します。
⑤1歯ずつ光照射をおこないます
⑥ピレーネが乾いてきたら新たに上から塗布していきます。
⑦ピレーネを除去して色味を確認しながら④~⑥を繰り返します。
⑧戦場とクリーニングで仕上げをします。
⑨シェードの最終確認します。

ピレーネのホワイトニング剤には、過酸化水素水の濃度をおさえた安全性の高いものが使用されています。低濃度ゆえに1回の効果が薄く、高いトーンを求めるなら何度か塗布と照射を繰り返す必要がありますが、もともとそこまで色が気にならない方や、自然な仕上がりが好みの方ならその必要はないでしょう。ホワイトニング治療の安全性を特に気にする方や、普段から知覚過敏が起きやすいとくにエナメル質の薄い方におすすめのホワイトニング剤です。

ピレーネでは低濃度過酸化水素水に酸化チタンを配合することで、光照射による高い漂白効果が期待されます。光照射に使う媒体は院によって異なりますが、照射波長380~420nmほどのハロゲンやLEDライトが推奨されているようです。光照射によって歯を白くすることで、歯のエナメル質が傷つかず効果も長持ちです。ほかのオフィスホワイトニングと比べても色戻りが少ないといえるでしょう。もちろんそれでも定期メンテナンスやリタッチは必要となりますので、注意してくださいね。

3.ピレーネのメリット

ピレーネのメリットも見ていきましょう。

知覚過敏がほぼおきない

ピレーネではオフィスホワイトニングで懸念される知覚過敏がほとんど起きません。高濃度な過酸化水素を使って一気に歯を白くすることがなく、歯のエナメル質にダメージがいかないので安全かつ安心して理想の白さを目指していけるでしょう。

色戻りが少ない

ピレーネは低濃度の過酸化水素を含んだホワイトニング剤を使って、比較的ゆっくり歯を白くしていきます。エナメル質が傷つかないためホームホワイトニングのように色戻りが少なく、ほかのオフィスホワイトニングにくらべて長く理想の白さを楽しんでいけるでしょう。しかしそれでも定期メンテナンスや、リタッチは必要となりますので注意してくださいね。

自然な白さになる

ピレーネでは大体1~3トーン程のシェードアップを目指すことができます。黄ばんでしまった歯を本来の白さに戻してあげる形で白くなるので、違和感があるほど白くはなりません。ナチュラルな透明感を求める方におすすめのホワイトニング剤です。

4.ピレーネのデメリット

ピレーネにはメリットだけではなく、デメリットについても確認しておきましょう。

1回の効果が弱い

ピレーネの弱点は低濃度な過酸化水素を使うことによるパワー不足。光照射にてホワイトニング剤の活性化はしてもらえますが、それでも高濃度なホワイトニング剤に比べると効果は落ちるといえるでしょう。芸能人のような白さを1回~2回の施術で求める方には向かないかもしれません。

施術に時間がかかる

ピレーネを使ったホワイトニングにかかる施術時間は1時間~2時間が目安とされています。現在30分ほどで施術が完了してしまう医療ホワイトニングも出ていますので、そちらと比べると時間が長く感じてしまうでしょう。なお、1回の効果が弱い分、より高いトーンを目指せば目指すほど時間はかかってきます。人によっては複数回通院する必要が出てくるかもしれません。

5.ピレーネの料金相場

ピレーネの料金相場を確認してみましょう。

料金相場:1万円~2万5,000円

ピレーネの平均相場は1万5,000円程度。オフィスホワイトニングに使われるホワイトニング剤やホワイトニングシステムのなかでは、中間層くらいの金額といえるでしょう。使い勝手の良いピレーネは院によって一部の歯に利用したり、上顎下顎に分けて治療で着たりとプランが分けられているので、見える部分だけ白くしたい場合は平均総額よりももう少し予算をおさえられると思います。自分の予算と口内状況の両方を加味した「いいとこどり」の選択ができると理想的ですね。

またピレーネと冨居の光照射にどんなライトを使うのかでも料金に差が出てきます。ピレーネを使用したオフィスホワイトニングはプロのクリーニングとセットでおこなわれるケースが多いので、クリーニング代も費用にふくまれてくるでしょう。公式ホームページにて料金や施術の手順を紹介しているところもあります。来院前に目を通しておくと安心ですね。

6.まとめ

いかがでしたか?

低濃度な過酸化水素を使って安全に歯を白くできる「ピレーネ」は知覚過敏が心配な方におすすめ。施術中・施術後に歯に痛みを感じることなく歯の黄ばみを取り除いていけるでしょう。しかし、低濃度ゆえに1回の効果が弱く、芸能人のように真っ白な白さをすぐ手に入れたい方には向きません。あなたがどんなホワイトニングを求めるのか、どのくらい歯を白くしたいのか、ピレーネがあなたのニーズに合ったものかを検討しつつ、最適な薬剤・歯科医院・サロンをチョイスしていってくださいね。