ホワイトニングの種類と値段は?料金相場や保険適用についても解説

人の第一印象はやはりどうしても見た目で決まってくるもの。白く美しい歯はそんな見た目を決める重要なポイントです。もちろん毎日の歯磨きなど当たり前のケアも重要ですが、それだけで白い歯を保つのは限界があります。

そこで今女性を中心に人気の施術がホワイトニングです。ホワイトニングにはさまざまな種類があり、値段や保険が適用されるかも種類ごとに異なってきます。今回は料金相場などもふくめてホワイトニングの種類にどんなものがあるのか、一緒に見ていきましょう。

ホワイトニングってどれを選ぶべき?

歯を美しく保つツールとしてかかせないホワイトニングですが、施術の方法は1つだけではありません。先述した通りホワイトニングにはさまざまな種類があります。ここで「じゃあどの方法を選べばいいの?」と悩む方が多いと思いますが、正解は「自分に合った施術の方法を選ぶこと」です。

値段が自分に合ったものでなければ継続していくことは難しいですし、時間がない方が通院回数の多いプランを選ぶのも適切とは言えないでしょう。施術の内容はもちろんですが、料金などに関しても妥協せず一番自分に合うものを選ぶことが美しい歯を手に入れる近道になるのです。

すぐに歯を白くしたいなら「オフィスホワイトニング」

一般的にホワイトニングの聞いて知名度が高いものがオフィスホワイトニングです。歯科医院で医師や衛生士に歯を白くしてもらう方法で、短期間で施術を終わらせることができます。使用に資格が必要な本格的な精密機器や薬剤を使って施術していくので、わかりやすい効果が得られるのです。そして1回あたりの施術が1時間ほどで終わるのも忙しい現代人にうれしいポイントですね。

気になる料金に関しては院によって幅があり、相場は1回あたり約1万円~8万円です。通院回数は自分がどこまで歯を白くしたいかにもよりますが、3回~6回ほどが一般的とされています。先に説明したように料金プランのなかにクリーニングなどの別の施術が含まれる場合がありますが、あくまでもホワイトニング施術のみの場合、術後のケアでまた別の費用が掛かってくるので、料金の総額を把握する際にはそちらも忘れないようにしておきましょう。

なかには数千円で施術をおこなってくれるリーズナブルなところもありますが、「なぜ費用をおさえられるのか」「施術の内容は十分に満足できるものなのか」を確認せず通院を決めてしまうと効果が感じられなかったり、なんども施術していくうちに結局総額が高くなってしまいます。リーズナブルな料金はつい目を引かれてしまいますが、ここは慎重に自分に合ったサービスを受けられる歯科医院をチョイスしてください。

自宅で始められる「ホームホワイトニング」

ホームホワイトニングは歯科医院に専用のマウスピースを作ってもらい、そこに薬剤を塗って歯に装着することで歯を白くする施術方法です。薬剤はオフィスホワイトニング同と同じく、専門的なものを使いますが、患者側が自分で扱うことになるので濃度は薄いものが処方されます。そのためオフィスホワイトニングに比べると効果を感じるのに時間がかかりますが、自宅での施術が主となるので時間がない方におすすめです。日常にホワイトニングの施術を取り入れることで、より薬剤が入り込み白さを長く持続できる点もホームホワイトニングならではの魅力ですね。

料金に関してはマウスピースの料金に薬剤の料金を足した金額となりこちらも院によって差がありますが、約2万5,000円~5万円です。薬剤がどのくらいまとめて処方されるのかによっても金額に差が生まれるので、こちらも院にしっかりと確認しておきましょう。

歯科医院でも自宅でも施術をおこなう「デュアルホワイトニング」

より歯を白く徹底的に美しく仕上げたい、そんな方におすすめしたいのがデュアルホワイトニングです。こちらは歯科医院で歯をしっかり白くした後、医師の指示のもと自宅でもケアを続ける施術で今回ご紹介したホワイトニングの方法のなかで一番効果の持続性・即効性を肌で感じることができるものとなっています。

デュアルホワイトニングは、先述した「オフィスホワイトニング」と「ホームホワイトニング」を同タイミングで行っていく施術です。芸能人のように真っ白な歯を確実に手に入れたいと考える方は、このデュアルホワイトニングが適切ですね。

ただし効果の実感度が高い分料金も一番高く、相場は約5万円~8万円となっています。一見かなり高く感じてしまう方もいらっしゃると思いますが、効果の即効性・持続性を考えると納得できますね。もちろんほかの施術と同じように院によって料金は大きく異なり、プランの内容にも違いがあるので施術の場所を決める際には複数の院を比べて慎重に選んでいきましょう。

専門家のアドバイスの元自分でおこなう「セルフホワイトニング」

ほかと比べて圧倒的な手軽さが魅力のセルフホワイトニングは、専門のスタッフにアドバイスをもらいながら自分で施術をおこなうホワイトニングの方法です。

使うために資格のいる薬剤や機材を使わないため、ホワイトニングに関する知識がなくても安全に施術をおこなうことができます。自宅でのケアもふくめて自分でおこなうので歯科医院での施術に比べて、お手軽に歯のお手入れができる手法となっています。もともとそこまで歯の汚れが目立ってない方や、お試しでホワイトニングの雰囲気を知りたい方には手軽でおすすめの施術です。

そんなセルフホワイトニングの料金は1回2,000円~5,000円ほどとかなりリーズナブル。今回ご紹介する4つのホワイトニングの種類のなかで最も手を出しやすい金額となっています。しかし、濃度の濃い薬剤を使ったホワイトニングに比べて効果を感じるまでに時間がかかり、あくまでもクリーニングの側面が強いので、効果のクオリティを高く求める方には向いていないでしょう。

ホワイトニングの治療を受ける前に知っておきたい医療費控除について

なるべく料金をおさえて歯をきれいにする、これを実現する際に気になってくるのが「ホワイトニングは保険適応の施術かどうか」というところです。

結論ホワイトニングは病気やケガの治療ではないので、基本的に保険適用外となり実費での診療となります。歯の表面の汚れを落とすくらいであれば健康保険内でおこなえるケースもありますが、「ホワイトニング」と聞いて想像する歯の白さは実感できないでしょう。

さらに10万円以上の医療費がかかった場合に適応可能な医療費控除に関しても同様で、ホワイトニングは対象外となっています。あくまでも「歯の治療」に関わる施術ではなく、「見た目を美しくする」施術は国の援助は受けられないと考えて良いでしょう。

自分に合った方法で美しい歯を手に入れよう!

いかがでしたでしょうか。

今回ご紹介した4つの施術方法、「オフィスホワイトニング」「ホームホワイトニング」「デュアルホワイトニング」「セルフホワイトニング」にはそれぞれに異なるメリットがあり、適切なものは人によって変わってきます。「自分がどこまで歯を白くしたいのか」「予算はどのくらいを考えているのか」ここをはっきりさせたうえで、自分の理想の丁度真ん中をチョイスするのがベストと言えるでしょう。

どうしても価格帯の安さや優れた技術だけに注目せず、トータルでどれだけ自分にメリットがあるのかを見極めて理想の美しい歯を手に入れてください。今回の記事が少しでもその手助けになれば幸いです。