「もっと快適に車に乗りたい」
「ボタンを押すだけで操作できたらいいのに…」
現代では離れた場所から車の施錠・解錠を操作するスマートキーが主流となっています。
さらにエンジンまでかけられるのがエンジンスターターです。
ディーラーへの依頼が面倒だったり、費用が高いというイメージがありますが、実は自分で気軽に取り入れることができてしまうんです!
有名なメーカーには『ユピテル(YUPITERU)』や『コムテック(COMTEC)』などがあり、どれも安心して使うことができますよ。
今回は、そんなエンジンスターターのおすすめの使い方や製品を紹介していきます!
この記事を読み終わる頃には、アナタも快適なカーライフを送れるようになりましょう。
そもそも、エンジンスターターとは?
エンジンスターターというのは、離れたところから車のエンジンをかけることのできる、小さなリモコンのようなもの。
厳密にいうと、遠隔操作を行うアイテムとなるので、車との距離があまりにも遠い場合はエンジンをかけることができませんが、機種によっては1km〜3kmほど離れていても操作が可能なものもあります。
この距離を見ると『そんなに遠くからの操作が必要なのか!?』と思いますが、冬の寒い日などは車の中も非常に冷え込んでおり、室内が温まるまで体の力を抜くことができないものですよね。
そんな時、エンジンスターターを利用して前もってエンジンをかけておけば、ちょうど良い室温になった車に乗り込むことができます。
また、駐車場が自宅から離れた場所にある場合は、エンジンスターターの有効距離が大きいほど便利になり、自宅以外にも商業施設やオフィス、出先などでも活用が可能。
エンジンスターターは自分の車メーカーから購入する『純正品』と、それ以外のメーカーが販売している『汎用品』がありますが、汎用品でも十分活躍してくれますので、わざわざディーラーから購入する必要もありません。
しかも、現代では実にさまざまな汎用品が販売されていますから、自分好みのエンジンスターターを選ぶこともできますよ!
エンジンスターターのメリットとデメリット
エンジンスターターは、一言でいえば『遠く離れた場所からエンジンをかけられるもの』ですが、この遠隔操作についてあまりメリットを感じない人も多いかもしれません。
そこでここでは、エンジンスターターを利用する際の具体的なメリットとデメリットをまとめてみました。
一見便利と思いきや、意外とデメリットになることもありますので、まずはプラス面とマイナス面の両方を認識しておきましょう。
メリット
エンジンスターターの大きなメリットとなるのが、先述した室温調節ができるという部分。
自宅の中や駐車場までの移動中に前もってエンジンをかけることで、車内温度を適切に整え、ストレスなく車に乗り込むことができるようになります。
また、車も人間と同じように、動かす前には準備運動が必要なもの。
この準備運動をしないまま急発進させたりすれば、エンジンへの負担が大きくなり故障の原因に繋がります。
ですが、エンジンスターターで早めにエンジンをかけておけば、自分が乗る頃にはエンジンが適度に温められ、すぐに発進させるこが可能。
エンジンへの負担も軽減されますので、大切な車を故障から守ることもできます。
デメリット
一方、エンジンスターターを頻繁に利用すると、アイドリング時間が長くなるというデメリットも。
真夏や真冬は、車内の温度が適温になるまでにそれなりの時間がかかります。
これを考慮して早めにエンジンをかければ、その分アイドリング時間が長くなることになりますよね。
さらに、普段から毎日車を利用する場合はその分アイドリング時間も長くなり、今まで以上にガソリン代が嵩んでしまう可能性があります。
他にも、頻繁にエンジンスターターを使うことでバッテリーに負担がかかってしまったり、エンジンの異常に気づきにくくなるといったデメリットもあるため、年式の古い車は特に注意が必要です。
エンジンスターターって誰でも使えるの?
エンジンスターターはわざわざディーラーで購入する必要がないと紹介しましたが、『じゃあ、どんな車にも使えるの?』と疑問に思う人も少なくないでしょう。
基本的にエンジンスターターは大抵の車に取り付けることが可能です。
カー用品を販売しているオートバックスやイエローハット、ジェームスなどでも販売されていますし、インターネットでも1〜2万円ほどで購入できるため、思い立ったら直ぐに使うことができます。
ただし、エンジンスターターを利用するためには、車の配線部分に専用機器を割り込ませる必要があるので、ある程度の配線知識がないと自分で取り付けるのは難しいでしょう。
エンジンスターターの取り付け
エンジンスターターの取り付けは車の内装を剥がし、むき出しになった配線に専用機器を割り込ませていきます。
ですので、車の解体をしたことがない人は少々不安があるかもしれません。
どこを剥がして、どこの配線に絡ませるかというのは、車の種類によって違ってきますので、自分での取り付けにチャレンジしたい人は、『みんカラ』という車好きの人が集まるSNSを参考にすると良いでしょう。
とにかく、思っている以上にいろいろな部品を外していくことになるので、自分の時間がたっぷり取れる連休などに実践するのがおすすめです。
注意!
エンジンスターターはカプラーオンで付けられるものではなく、ギボシ端子やコネクター経由で既存の配線から信号を分散させるようになります。
そのため、知識のない人が取り付けようとすると車を損傷させてしまったり、ショートにより全焼する可能性も…。
万が一ショートした場合は、エアバッグなどが開いてしまう危険もありますので、作業を行う前にはまずバッテリーのマイナス端子を外しておくようにしましょう!
自分で取り付けができない場合は…
自分で分解ができないという人は、ディーラーの純正エンジンスターターを利用するのが安全になります。
カー用品量販店で取り付けまでしてくれるところもありますが、『途中まで自分でやったけどできなかった…』という状態ではもちろん断られます。
ですので、カー用品量販店に依頼をするのであれば購入したエンジンスターターを持ち帰らないこと!
そして、初めからプロに任せるようにしましょう。
車屋さんに知り合いがいる場合は、途中からの状態でお願いできるかもしれませんが、いずれにせよリスク所在の判断が非常に難しくなりますので、相手にはかなり迷惑をかけることになります。
自分に合ったエンジンスターターの選び方
実際にエンジンスターターを購入しようとすると、思っている以上に種類が豊富で、一体どれを購入するべきなのか迷ってしまうことでしょう。
エンジンスターターの基本機能はエンジンの遠隔操作となりますが、最近ではドアロックやスマートフォンとの連携といった、画期的な機能性を持ち合わせた機種も多く販売されているもの。
しかし、欲しいエンジンスターターが自分の車に対応していない場合もありますので、ここでは失敗しない選び方のポイントを紹介します。
取り付けてから後悔すると、今度は取り外す手間もかかることになりますから、エンジンスターターを選ぶ前にこれらのポイントをしっかりと頭に入れておきましょう!
1:純正品と汎用品
エンジンスターターを選ぶ際にまず選択しなければならないのが、『純正品』と『汎用品』のどちらを選ぶか。
純正品のメリットとしては、自分の車種にしっかりマッチすることと、動作保証がされているということ。
その分価格は5〜6万円と高めですが、安全性に異常をきたした場合は動作しなくなる『安全装置』も付いているので、かなりの安心感を得ることができます。
一方汎用品では、工賃を含めても2〜3万円とリーズナブルで、基本機能の他にもユニークな機能や便利機能が搭載されているという魅了があります。
車メーカーの動作保証はされていないものの実際に利用している人は多く、万が一の故障もカーショップなどで対応してくれるので、それなりに安心感はあります。
ですので、信頼性をとるか、コスト・バリエーションを取るかの選択といえるでしょう。
2:単方向性と双方向性
エンジンスターターは電波を飛ばしてエンジンの遠隔操作を行いますが、その電波の送信方法には『単方向性』と『双方向性』の2種類があります。
単方向性というのは、エンジンスターターから車へ一方的に電波を飛ばす仕組みのこと。
そして双方向性は、エンジンスターターから車へ電波を飛ばすのと同時に、車からの電波を受け取ることができるという仕組みです。
そのため双方向性の場合は、手元のエンジンスターターで『アンサーバック機能』や『室温確認機能』などを使用できるようになり、高機能機種に多く見られるタイプになります。
シンプルに基本機能のみで利用するなら単方向性でも良いですが、いろいろな便利機能を活用したい場合は双方向性を選ぶようにしましょう。
3:対応車種
汎用品のエンジンスターターを購入する場合は、そのエンジンスターターが自分の車に対応しているかチェックする必要があります。
また、適合車種であると同時に、適合タイプであることも確認するようにしましょう。
車に盗難防止のイモビライザーが搭載されている場合は、エンジンスターターとは別で専用のアダプターと、アダプターの取り付け工賃が必要となりますので、アダプターを含めた適合性を確認します。
また、最近利用者が増えているハイブリッドカーの場合は、エンジンスターターでかかったエンジンが、アイドリングストップ機能によってオフになってしまうので、ハイブリッドカー専用のエンジンスターターを選ぶ必要があります。
さらに、プッシュスタート機能を搭載した車についても専用のンジンスターターが必要になりますので、くれぐれも間違えないように注意しましょう!
4:その他便利機能の有無
前述でも紹介しましたが、汎用品のエンジンスターターには基本機能以外にもさまざまな便利機能が搭載されているものです。
こういった機能を利用すればエンジンスターターをフル活用することができ、これまでのカーライフもかなり快適になるはず。
もちろん機種によって搭載されている機能も違ってきますが、どんな機能が欲しいかを事前に把握しておくと、自分に合ったエンジンスターターが選びやすくなりますよ!
アンサーバック機能
アンサーバック機能というのは、エンジンスターターを操作した際に、きちんとエンジンがかかったかどうかをお知らせしてくれる機能です。
エンジンスターターで不安なのが、離れた場所からエンジンをかけたにも関わらず、車がある場所に来てみるとエンジンがかかっていない…というトラブル。
ですが、アンサーバック機能が搭載されていれば、手元のエンジンスターターで確認することができますので、期待を裏切られることなく車に乗り込むことができます。
ちなみに、この機能は双方向性通信によって成り立つもので、車からエンジンスターターに電波を発信してお知らせするというもの。
つまり、単方向性のエンジンスターターには搭載できない機能ということになります。
車内温度確認
これは、エンジンスターターで車の室内温度を確認できるというもの。
エンジンがかかっている状態であればいつでも確認できるため、早めにエンジンをかけて、車内がちょうど良い温度になった頃に家を出るということが可能になります。
中には、エンジンスターターで車内の設定温度を変更できるものもあるので、その日の気温や服装によって室温をコントロールすることもできますね!
ドアロック
ドアロックというのはその名の通り、エンジンのオン・オフ以外に、エンジンスターターによって車のドアロックを施錠・解錠できるという機能です。
この機能が搭載されていると、従来のスマートキーとエンジンスターターの2個持ちが必要なくなり、エンジンスターターのみで用が足ります。
どちらもコンパクトなカーアイテムとなっていますが、2個持つとなると何かとかさばるものですよね。
また、1つをどこかに置き忘れる可能性もありますので、ドアロック機能は非常に便利な機能といえます。
スマートフォンでの遠隔操作
最近の新しいモデルでは、スマートフォンをエンジンスターターの代わりとして使えるという機能も登場しています。
この機能についてはまだ搭載している機種が少ないですが、スマートフォンに専用アプリをインストールし、通信の中継をしてくれる専用機器を購入すれば、エンジンスターターがなくても遠隔操作でエンジンをかけることが可能です。
また、室温調整はもちろん、音声操作ができたり、エンジンスタートのアラーム予約ができたりとかなり画期的。
しかし、この機能を使いたい場合はスマートフォンが中継器に対応していることを確認する必要がありますので、購入の際には細かな注意が必要となります。
いつものカーライフがより快適に!おすすめエンジンスターター
ではまず、エンジンスターターの有名ブランドで知られるユピテル(YUPITERU)のおすすめ機種を紹介しましょう。
そもそもユピテル(YUPITERU)は、マイクロ波や無線通信技術の専門メーカーで、50年以上の歴史と実績を持っています。
自動車やカー用品をはじめとするバイク用品、ゴルフ用品、スポーツ用品など、数多くの製品を手がけているため、利用者も非常に多いのが特徴です。
それだけに汎用品といえども、大きな信頼を寄せることができます。
1. ユピテル(YUPITERU) エンジンスターター VE-E6600st
出典:Amazon
通信方法 | 双方向性 |
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タイプ | 汎用品 |
実用通信距離 | 最大約500m(市街地) |
対応車種 | イモビライザー車対応(一部対象外あり) |
その他機能 |
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スタイリッシュなデザインと安全機能の充実が魅力
出典:Amazon
VE-E6600stは、ELDライトと音階ブザーによってアンサーバックをお知らせしてくれるエンジンスターター。
目だけではなく音で確認ができるので、作業をしながら操作を行なった際や、リモコンを目視できない状況などに非常に便利です。
また、本体の表面には特殊なステップカットを採用しており、他のエンジンスターターとは違った雰囲気を楽しむこともできますよ!
ドアロックの施錠・解除機能はないものの、アイドリングの延長機能やリトライ機能が搭載されているので、十分快適に使えるでしょう。
そして、この機種の大きな魅力となるのが安全機能の充実性です。
1億通りの中からIDコードを設定できる『誤作動防止IDコード』や、パーキング・ニュートラル時にはエンジンが始動しない『P・ポジション自動検出』といった機能が標準搭載されていますから、うっかりリモコンを落としてしまった際も安心!
2. ユピテル(YUPITERU) エンジンスターター VE-E9900st
出典:Amazon
通信方法 | 双方向性 |
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タイプ | 汎用品 |
実用通信距離 | 最大約12km(市街地) |
対応車種 | イモビライザー車対応/12V車/Θアース車/オートマチック(AT)車専用 |
その他機能 |
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業界初のLoRa無線技術採用で長距離通信を実現
出典:Amazon
VE-E9900stは、ユピテル(YUPITERU)が販売しているエンジンスターターの中でも高機能を誇る製品。
業界初となるLoRa無線技術を採用することで、従来製品の約4倍もの長距離通信が可能となり、最大12kmという驚異的な距離での遠隔操作が実現しています。
また、機能性についても実に優れていて、万が一エンジンがかからなかっが場合には自動で再始動をしてくれる「リトライ機能」も搭載。
これにより、車からかなり離れた場所にいても、しっかりとエンジンをかけることができるんですね!
エンジンスターターの液晶は7色のELDライトを使用しており、好みの色に設定が可能。
さらに、電池交換が約1年不要という「ロングライフ設計」や、傷や汚れを予防する「シリコンジャケット」などもついているので、機能のみならずオプションもかなり充実しているのが魅力です。
3. ユピテル(YUPITERU) エンジンスターター VE-E800ps
出典:Amazon
通信方法 | 双方向性 |
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タイプ | 汎用品 |
実用通信距離 | 最大約1,200m(ビル街/住宅地) |
対応車種 | イモビライザー車、AT車専用、12V車でアース車、プッシュスタート車専用 |
その他機能 |
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ロッドアンテナ採用で業界最長の通信距離!
出典:Amazon
棒状の伸縮可能な伸びるアンテナのロッドアンテナを採用し、市街地では最大1,200m、妨害の少ない河川道路ではなんと最大3,300mでも通信ができるので、エンジンを始動させて歩いている間に車内の温度は快適になりそうです。
カギと一緒に持ち歩いていると、フロントパネルの傷つきが気になりますが、表面硬度8Hプラスチックを採用し、傷つきにくい作りになっています。
リモコンの液晶画面に、車の室内温度が表示されたり、ドアのロック&アンロックも表示されるので目で確認できます。
車内に設置する車載アンテナユニットをジャンクションユニットに内蔵しているから、スッキリと設置することが可能です。
いつものカーライフがより快適に!おすすめエンジンスターター
次はコムテック(COMTEC)のおすすめエンジンスターターを紹介します。
コムテック(COMTEC)は、愛知県に本社を構える自動車関連のエレクトロニクス製品や、放送衛星用ダブルコンバーターの開発から製造、販売までを行なっている会社。
車用のセキュリティ機器や地デジチューナーにおいては、日本国内でも主要のサプライヤーなので、メーカーの知名度もかなり高めといえるでしょう。
1. コムテック エンジンスターター CRS-1000
出典:Amazon
通信方法 | 双方向性 |
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タイプ | 汎用品 |
実用通信距離 | 最大約250m(市街地) |
対応車種 | イモビライザー車対応/トヨタ・スバル プッシュスタート車専用 |
その他機能 |
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専用リモコンだからイモビライザー解除アダプター不必要!
出典:Amazon
トヨタとスバル、プッシュスタート車専用なので、イモビライザー解除アダプターを別途購入する必要がありません。
これ1つ購入すれば他に追加しなくても大丈夫ですので、初心者の方にも安心して使えるタイプです。
遠く離れた場所でも、エンジンが掛かったのかどうかが手元で分かるアンサーバック機能付き。
車種によっては、アイドリング中でも純正スマートキーを使用してドアロック&アンロックが操作できたり、オートライト機能をオンにしていてもヘッドライトを点灯せずアイドリングすることが可能になります。
アイドリングの時間を5分、15分、30分、60分と前もって選んでおくことで、エンジンをかけっぱなし忘れの心配は必要ありません。
2. コムテック(COMTEC) エンジンスターター Be Time WRS-21
出典:Amazon
通信方法 | 双方向性 |
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タイプ | 汎用品 |
実用通信距離 | 最大約250m(市街地) |
対応車種 | ホンダ / プッシュスタート車専用/イモビライザー車対応 |
その他機能 |
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ホンダのプッシュスタート車に対応したエンジンスターター
出典:Amazon
Be Time WRS-21は、ホンダのプッシュスタート車専用のエンジンスターターです。
イモビライザー車にも対応しており、解除アダプターが必要ないので、純正のイモビライザーを搭載している場合はそのまま取り付けが可能となっています。
また、スマートスタート機能により、ドアを開けたりブレーキパッドを踏んだ際でもエンジンが止まらず、再度エンジンをかけ直す必要もありません。
アイドリング時間の設定は5分・15分・30分・60分から選択が可能なので、その時の気温や状態に合わせて車のコンディションも整えられますね!
他のエンジンスターターと比べて若干実用通信距離が身近い気もしますが、自宅ガレージや近くに車を駐車する人であれば問題なく使用できるでしょう。
3. コムテック(COMTEC) エンジンスターター BeTime WR530
出典:Amazon
通信方法 | 双方向性 |
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タイプ | 汎用品 |
実用通信距離 | 最大約200〜800m(市街地) |
対応車種 | イモビライザー車対応/純正オートアラーム装着車対応 |
その他機能 |
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純正オートアラーム車にも取り付けが可能
BeTime WR530は、1万円以下で購入ができるエンジンスターターの中でも低価格なエンジンスターター。
そのため、低価格にこだわりたい人にはぴったりの機種といえます。
低価格でありながらも、手元のリモコンでエンジン状態がわかる『アンサーバック機能』や、ヘッドライトの消し忘れによるバッテリー上がりを防ぐ『オートライト制御機能』などはしっかり搭載されていますから、コスパもかなり高め。
実用通信距離は最大約200〜800mとなっており、家のガレージなどで利用するには問題なく操作してくれますよ!
メーカー保証は3年、リモコンについては1年が標準でついていますので、低価格でも安心して使うことができるでしょう。
いつものカーライフがより快適に!おすすめエンジンスターター
カーメイト(CARMATE)は、東京都豊島区に本社を構えるカー用品を専門とするメーカー。
他にスポーツ用品やアウトドア製品の製造・販売も行なっていますが、カー用品についてはかなり力を入れています。
そのため、他のエンジンスターターに比べてマニアックなデザイン、機能性の高さが魅力といえるでしょう。
また、メーカーのサポート体制も充実していますので、製品を安心して使えるというのもカーメイト(CARMATE)の強みとなっています。
1. カーメイト(CARMATE) エンジンスターター TE-X502T
出典:Amazon
通信方法 | 双方向性 |
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タイプ | 汎用品 |
実用通信距離 | 最大約500(市街地) |
対応車種 | イモビライザー車対応/トヨタ・スバル プッシュスタート車専用 |
その他機能 |
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純正キーのイモビデータを通信する『最新版方式』を搭載
出典:Amazon
TE-X502Tは、スペアキーの車両取り付けが不要なエンジンスターター。
トヨタ、もしくはスバルのプッシュスタート車専用となっており、機能性にも優れているのが大きな特徴といえるでしょう。
他のエンジンスターターではあまりない『イージーエントリー機能』では、車両のコンピュータとCAN通信を利用することで、エンジンスターターによってアイドリング中になっている間でも、純正キーによるドアロック操作が可能になります。
また、イモビライザー車の場合はこれまで解除のためのスペアキーを用意する必要がありましたが、このモデルでは純正スマートキーのイモビライザーデータと通信が可能なため、スペアキーの車両取り付けがいりません。
少々値段が高めになりますが、これだけの高機能を持ち合わせているエンジンスターターですので、長く愛用することができるでしょう!
2. カーメイト(CARMATE) エンジンスターター TE-W72SZ
出典:Amazon
通信方法 | 双方向性 |
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タイプ | 汎用品 |
実用通信距離 | 最大約500m(市街地) |
対応車種 | イモビライザー車対応/スズキ プッシュスタート車専用/国産車12Vオートマチック車専用 |
その他機能 |
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スズキのプッシュスタート車専用エンジンスターター
出典:Amazon
TE-W72SZはスズキ車のプッシュスタート専用につくたれたエンジンスターター。
車種が限定されているため、本来は別で購入が必要となるハーネスやアダプターも全てセットになっているオールインパッケージになっています。
ホワイトバックライトの液晶にはカーメイト(CARMATE)おなじみの車のマークが点灯しており、文字とアニメーションでアンサーバックをお知らせしてくれますよ!
セット内容は『リモコン・メインユニット・取り付けユニット・イモビ車対応アダプター』となり、別途オプションでワイヤレスドアロック機能の追加も可能。
RSCデジタル補正なので実用通信距離は最大500mと長めです。
別途ツールを用意する手間がないというのは、車に詳しくない人やエンジンスターター初心者にとって非常に助かりますよね!
3. カーメイト(CARMATE) エンジンスターター TE-W7300
出典:Amazon
通信方法 | 双方向性 |
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タイプ | 汎用品 |
実用通信距離 | 最大約500m(市街地) |
対応車種 | イモビライザー車対応/国産車12Vオートマチック車専用 |
その他機能 |
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リモコン操作やアンサーバックが一目でわかる液晶画面
出典:Amazon
TE-W7300は、コンパクトな液晶画面にも関わらずアンサーバックの常時が非常にわかりやすいのが人気の秘訣。
『RSC』というデジタル補正技術を採用しているので、建物や障害物が密集した場所でもしっかりと車に通信を届けることができるんです。
また、車内アンテナについてはメインユニットと一体化になっており、ダッシュボードへの取り付けが不要。
そのため、車内もスッキリ使うことができるでしょう!
取り付けにはカーメイトのスターター用車種別ハーネスが必要となり、別途購入する必要がありますが、機能・コスト・使い勝手のバランスが非常に取れているエンジンスターターなので、初めてエンジンスターターを取り付ける人にもおすすめです。
4. カーメイト(CARMATE) エンジンスターター TE-W5200A
出典:楽天
通信方法 | 双方向性 |
---|---|
タイプ | 汎用品 |
実用通信距離 | 最大約500m(市街地) |
対応車種 | イモビライザー車対応/国産車12Vオートマチック車専用 |
その他機能 |
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スマートでシンプルなデザイン
出典:楽天
液晶画面がない分スッキリとしてシンプルなデザインと、本体サイズが他と比べると小さいタイプです。
エンジンがかかっているかの確認方法は、リモコンにあるスタートランプの点滅で分かります。
エンジンをかける場合は、ENGINEボタンを押すとスタートランプが1度点灯し、車との通信を開始すると3回点滅し、通信が成功すると1回点灯します。
車の状態を確認する際は、SET/CHECKボタンをおすと4つのライトが状態に合わせて点灯することで知らせてくれます。
シンプルなタイプをお探しの方や、無駄な機能が必要のない方、リーズナブルに購入したい方におすすめです。
エンジンスターターの良いところは?便利な機能を調査!
普段は鍵を使っている人にとって、エンジンスターターは少し不安な部分もありますよね。
大切な車なだけあって、遠隔操作に抵抗がある人もいるのではないでしょうか?
しかし、画面やランプでロックの状態をいつでも確認できるのは、とても魅力的な機能のはず。
そこで今回は、自分の車にエンジンスターターを取り付けている男女324人にアンケートを取りました!
経験者が感じたエンジンスターターの良さや便利な機能についてご紹介します。
まずは、エンジンスターターのどんなところが良いのか見ていきましょう。
エンジンスターターのどんなところが良いと感じていますか?
最も多かったのは、男女324人中169人(約52%)の「遠くから操作できる」でした!
エンジンスターターは車に乗るのと同時に、ボタン一つでエンジンを簡単にかけることができるので便利ですよね。
さらに少し離れた場所からでも操作が可能なので、移動時間の短縮に繋げることができます。
ロックを掛け忘れた…という時でも、スマートキーのようにボタンを押すだけでOK!
他にもエンジンスターターの良さとして、「押すだけなので簡単」や「すぐ運転を始められる」が上位にランクインしていました。
続いて、男女324人がエンジンスターターで便利に感じている機能を見ていきましょう。
エンジンスターターで便利に感じている機能はありますか?
最も多かったのは、男女324人中164人(約51%)の「ドアのロック機能」でした!
買い物帰りで荷物をたくさん持っていたとしても、エンジンスターターならボタン一つで簡単に開けることができます。
鍵を差し込んで回す…という工程が減るので、とてもスムーズに車に乗ることができますよ。
他にも便利な機能として、「温度センサー機能」や「アイドリング延長」が上位にランクインしていました!
温度センサーがあることで夏の車内の温度上昇や、バッテリー上がりにすぐ気づくことができるのです。
また、アイドリングの延長機能もとても便利なので、ぜひチェックしてみて下さい。
調査手法 | インターネットでのアンケート ※自社運営のアンケートサイトを利用して調査を実施 |
調査対象者 | 全国の男女(自社運営アンケート会員) |
調査期間 | 2021年2月5日~2021年2月8日 | 集計対象人数 | 全国の男女に対して調査を実施、324名から回答を得た。 |
エンジンスターターの注意点!正しく安全に使おう
便利なエンジンスターターですが、いくつか注意しなければいけない点があります。
安全に使うためにも、各メーカーの説明書をきちんと読むようにしましょう。
ここでは代表的なエンジンスターターの注意点をご紹介します。
屋内でエンジンを始動しない
車庫などの換気の悪い屋内では、絶対にエンジンを始動しないでください。排気ガスにより、中毒や窒息のおそれがあります。
ボディーカバーを掛けたままエンジンを始動しない
車両にボディーカバーを掛けたままでは、絶対にエンジンを始動しないでください。排気ガスにより中毒や窒息のおそれがあります。また、高熱の排気ガスによる火災の危険があります。
車内に人やペットを乗せたままでエンジンを始動しない
人(特にお子様)やペットが車内にいるときは、絶対にエンジンを始動しないでください。エンジンの動いている車両を操作したり、ペットの思わぬ動きが重大事故につながるおそれがあります。
輪止め等の安全処理をする
「パーキングブレーキを検出しない設定」の場合、駐車するときは車輪に輪止め等の安全処理をしてください。エンジンの振動で車両が動き出し重大事故につながるおそれがあります。
安全な整備を行うために
車両の点検整備を行う際は、車両のバッテリーの端子の(-)を外し行ってください。万が一、エンジンが始動した場合は重大事故につながるおそれがあります。
点検整備を依頼する場合は、エンジンスターター装着車であることをお伝えください。
安心して点検整備をするために、ボンネットセンサー(オプション)を装着することをお勧めします。
「N」レンジでは使用しない
エンジンスターターは「P」レンジで使用してください。「N」レンジで使用すると、エンジンの振動で車両が動き出し重大事故につながるおそれがあります。
周囲の安全を確認する
- 車両の周囲の安全を十分確認できる場所(人やペットが近くにいない)でご使用ください。
- 傾斜地に駐車したときは、エンジンスターターによるエンジン始動を行わないでください。
- 車両の整備・点検時には、エンジンスターターによるエンジン始動を行わないでください。
- 公道ではエンジンスターターによるエンジン始動を行わないでください。
以上の7つのポイントが、エンジンスターターを使う際の注意点です。
他にもメーカーによって機能が異なるので、自分の使っているエンジンスターターの説明書をよく確認するようにして下さい。
これらを守ることで、エンジンスターターを日常の中でより安全&便利に使うことができますよ。
エンジンスターターの取り付けに便利な工具
エンジンスターターを自分で取り付ける場合、意外と解体する部分が多くなるので時間を要することとなります。
そして、車の内装や配線をいじることになりますから、それなりの工具も必要になるもの。
素手で簡単に取り外せる部分もありますが、奥の部品になるほど必ず工具が必要になってきます。
ですので、エンジンスターターを取り付ける前の準備として、必要になる工具というのをまとめてみました。
もちろん人によってやり方も違いますので、ここで紹介するのはあくまでも一般的な工具。
これらに自分が使いやすい工具をプラスアルファすると、より快適に作業を行うことができるでしょう。
小型ライト
普通に車の運転をしている分にはわからないかもしれませんが、運転席の足元部分というのは光が届かず暗いもの。
ましてやエンジンスターターの取り付けとなれば、足元の内装を剥がす必要がありますから、小型ライトがあった方が見やすくなります。
特に細かい配線のチェックをする際は、視界が明るい方が間違えがなくて安心ですよ!
磁石
これは、車の中に落ちたネジや金具を拾う際に便利なアイテムとなります。
一つづつネジを外しながら内張を剥がしていくようにはなりますが、剥がした反動でネジが飛んでしまったり、内張に付属していた金具が落ちてしまうことも多々あるでしょう。
そんな時でも部品をなくさないようにできるのが磁石なんです。
ラジオペンチ
これは、細かい配線やワンタッチコネクターをかしめる際に必要になる工具です。
これを素手でやろうとするとかなり細かい作業になりますし、挟む力にも限界があります。
ですので、ラジオペンチは必須といっても過言ではありません。
各種ドライバー
内張の解体や組み立てにおいて、各種ドライバーは必ず必要になります。
1種類ではかなり不便ですので、できるだけ多くの種類を揃えておいたほうが便利です。
六角ボルト脱着工具
こちらも内張の解体・組み立てに必要になる工具です。
8mmか10mmを準備しておくと非常に役立ちますよ!
マスキングテープ
マスキングテープは、主に傷防止のために使用します。
ドライバーを当てる部分や、その他傷がつきそうな部分に貼り付けておけば、作業が格段にやりやすくなりますよ。
絶縁テープ
絶縁テープは、むき出しになってしまった配線を守るのに必要なアイテム。
電気を通さない素材を使用しているテープなので、感電や他の危険を防ぐためにも、二重にも三重にも重ねて巻くようにしましょう!
内張りはがし
エンジンスターターの取り付けには、この内張剥がしも必須アイテム。
手が入らないほどの狭い隙間や、手が届かない場所なども、これさえあれば簡単に剥がすことができます。
まとめ
今回はエンジンスターターのおすすめを紹介しましたが、自分に合ったものを見つけることができたでしょうか?
安全や信頼性を重視するのであれば『純正品』を、価格や機能性を重視するのであれば『汎用品』を選ぶのがおすすめですが、無理に自分で取り付けようとすると取り返しがつかなくなるので、くれぐれも注意しましょう。
また、汎用品に搭載されているさまざまな機能については、自分好みの機能を選ぶようにすると、より快適にエンジンスターターを使いこなせるようになりますよ!
『頻繁な遠隔操作を控える』『アイドリング時間を考慮する』といった注意点を配所しつつ、上手にエンジンスターターを活用して、もっとスマートなカーライフを楽しんじゃいましょう。
・ 遠隔操作式エンジンスターターの安全対策について 国土交通省※ この記事は掲載時点のものであり、最新の情報とは異なる場合がありますのであらかじめご了承ください。