2021/12/21 2022/01/11

七五三や卒入学で思い出を残そう!イベント・性別ごとに人気の衣装や髪型・撮影構図をご紹介

学齢期、こどもにとってのお祝い事としては七五三・十三参り・入園入学や卒園卒業など、さまざまなものがあります。また最近では「1/2成人式」をお祝いするところも。節目ごとでキッズフォト撮影を行うご家庭も多いです。せっかく写真を撮るなら、可愛い衣装やオシャレな構図で撮影したいですよね。

この記事ではイベント・性別ごとにおすすめの衣装・髪型や構図を紹介します。衣装やポーズにこだわって、こども本人にとってもご家族にとっても素敵な思い出になる写真を残しましょう。

監修者イメージ

この記事の監修者 フォトグラファー TOMY (TOMY PHOTO STUDIO)

ポートレートスタジオにてウェデイング事業に従事し、多くの結婚式を撮影。その後、都内の広告スタジオにて著名カメラマンのアシスタントを経て独立。
人を美しくナチュナルに撮るため、常に新しい構図や撮影技法にチャレンジし続けている。
ウェディングを中心に家族写真やスケートボードなど動く被写体の撮影を得意とする。

キッズフォトの種類

キッズフォト撮影の機会には「七五三」「十歳の祝い・十三参り」「誕生日」「入園入学、卒園卒業」などがあります。もちろん特別なイベントがなくても「こどもの写真を残しておきたい」と撮影される方も。ただイベントごとの撮影だと「イベントならではの衣装」も楽しめて記念になります。

まずはそれぞれのイベントの意味や時期について解説します。

七五三

七五三はこどもの健やかな成長を神様に感謝し、これからの成長を祈願する儀式です。男の子は3歳と5歳(地方により、男の子は5歳だけのことも)、女の子は3歳と7歳で行われます。3歳は「髪置き(かみおき)の儀」、5歳は「袴着(はかまぎ)の儀」、7歳は「帯解き(おびとき)の儀」に由来しており、11月15日に氏神様にお参りするのが一般的です。

ただ最近では11月15日にこだわらず、10月末~11月末までの土日などに氏神様とは別の神社にお参りするご家庭も。お参りと日程を合わせて写真撮影されるケースもありますが、写真は前撮りする方も多いです。

十歳の祝い・十三参り

「十歳(ととせ)の祝い」は、その名の通り10歳のお祝いです。最近では「1/2成人式」として学校行事になっているところもあります。「十三参り」は、数え年で13歳になった子どもが虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)を本尊とする寺社へお参りするものです。「13歳の厄を払う」「虚空蔵菩薩から知恵を授かる」といった意味があります。京都発祥のため関西では昔から一般的でしたが、最近では関東でも行われています。

時期は旧暦の3月13日(現在の暦では4月13日)前後で、小学6年生になる春にお参りするご家庭が多いようですが、中学校入学を控えた時期にお参りする方もいます。

誕生日

誕生日にキッズフォトを撮影されるご家庭も多いです。毎年撮影すると、1年1年の成長が写真に残るので、こども本人もご家族も楽しめることでしょう。「バースデーフォトプラン」を用意しているフォトスタジオもあります。また最近では自宅でフォトスタジオ気分が味わえるようなアイテムも販売されています。

例えば壁に貼る背景やガーランドですね。ガーランドなどは100円ショップでも可愛いものが手にはいります。

入園入学、卒園卒業

入園入学・卒園卒業も大切なイベントです。記念として写真撮影される方も多いです。「幼稚園や学校の前でセルフ撮影のみ」という方も多いですが、フォトスタジオでヘアメイクを施し、きれいな背景を使って撮影すると、はやりプロならではの素敵な写真が仕上がりますよ。

衣装もレンタルできるので「実際の入学式は洋装だったけれど、スタジオでは和装で撮影」ということも可能です。おめかしして撮影すると、こどもの成長を一層感じられる機会にもなるでしょう。

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TOMY

七五三や卒業式、入園式というイベントに加え、運動会での撮影もご依頼いただいたことがあります。親御さんは我が子をしっかり見届けていただき、撮影はプロにお任せいただくと見逃しや撮り逃しを防ぎ、我が子の頑張っている姿を綺麗に残せますよ。イベントも様々ですが、この瞬間を写真に収めておきたいというタイミングが写真館に問い合わせる良い機会だと思います。

イベント別!人気の衣装や髪型、構図、撮影スポットを解説

「それぞれのイベントでは、どんな衣装で撮影すべきか」が気になる方も多いでしょう。日本古来のお祝いごとに由来するイベントでは、衣装にもマナーがあります。最近ではルールも緩やかになっているとはいえ、「最低限のポイントはおさえておきたい」という声もよく聞きます。

ここではイベントごとにおすすめの衣装や構図・撮影スポットについて紹介します。

七五三

七五三は日本古来の儀式に由来するイベントです。そのため「3歳ではまだ帯を結ばない」など、由来となっている儀式に合わせた服装のマナーがあります。マナーをおさえた上で、可愛い衣装を選びましょう。フォトスタジオで撮影する場合、「和風」「和モダン」な背景があるスタジオだと雰囲気がいいですよ。

お参りする神社に風情があるなら、出張撮影を依頼するのもおすすめです。

3歳の女の子

女の子3歳の七五三では、着物と被布(ひふ)を着せるのが一般的です。被布は、着物の上に羽織るベストのようなもの。被布を来たこどもには独特の可愛らしさがあります。

人気の衣装

着物の色の定番は赤ですが、最近ではピンクや水色も人気があります。3歳ともなればオシャレ心が芽生えて、好きな色がはっきりしているこどもも多いもの。こども本人が好きな色を選ぶのもいいでしょう。お母様が七五三で着た着物をこどもが受け継いで着るのも素敵ですね。お参りは和装で、写真撮影ではドレスやワンピースでも撮影するというこどもも多いです。

和装の場合、定番の小物は巾着や千歳飴。和傘を持って撮影するのもおすすめです。

人気の髪型

豪華な柄行きの着物に合わせるなら、最近人気が高まっている日本髪がおすすめです。かんざしやぶら下がりの髪飾りがよく合います。また毛先をフワフワにするアップスタイルは華やかな仕上がりに。横でまとめると正面から写真を撮るときも映えます。ツインテールも「3歳ならでは」のスタイルで可愛いですよ。

3歳ですとまだ「髪が少ない・短い」というこどもも多いですが、プロの美容師さんにセットをお願いするなら、ウィッグなどを使ってアレンジしてくれます。髪飾りの色は着物と合わせるとまとまりがよいでしょう。

3歳の男の子

3歳の男の子の衣装としては「紋付袴(羽織袴)」が一般的でしたが、最近では女の子と同じように着物の上に被布を着るスタイルも人気です。時代劇でよく見る裃(かみしも。武士の礼服で袖のない羽織のこと)の人気も高まっています。

人気の衣装

伝統的に男の子の着物は黒などのダークカラーが人気でしたが、最近では水色など明るい色も好まれています。柄としては鷹・兜・龍・宝船・打ち出の小槌などが人気です。宝船や打ち出の小槌は柔らかい印象になります。定番の小物は懐剣やお守り。撮影時には和傘を使うのも素敵です。洋装ですと本格的なスリーピーススーツや「ベストとパンツのセットアップ」などが人気となっています。ズボンの丈はお好みですが、半ズボンのほうがこどもは動きやすいでしょう。

「長ズボンのほうがフォーマルなのでは」と感じる方もいるかもしれませんが、イギリスでは上流階級の男の子は8歳頃までは半ズボンしか履かないそうです。

人気の髪型

男の子の場合には短髪が多く、ヘアアレンジの幅が女の子よりも狭め。ただ「ワックスで毛流れをつくってあげるだけ」でも印象はかなり変わります。いつも前髪をおろしているこどもなら、おでこを見せるとグッと特別感のあるスタイルに。分け目をいつもと変えるとボリュームが出やすいです。

5歳の男の子

5歳の男の子の七五三では、紋付袴(羽織袴)が定番です。5歳の七五三は「袴着の儀」に由来しており、「正装(袴)を初めて身につけ、大人への一歩を踏み出す」という意味を持つからです。男の子に人気の衣装や、悩みやすい「男の子のヘアスタイルのコツ」についてお伝えします。

人気の衣装

定番の色は黒ですが、3歳用の衣装と同様、青や緑などの鮮やかな色を選ぶご家庭もあります。柄としては3歳同様に鷹・龍などが人気です。他に鳳凰・松・波・軍配・矢なども縁起の良い柄です。「明るい色柄が人気の今だからこそ、周りと差をつけたい」という方は、無地の黒紋付を検討してはいかがでしょうか。派手ではありませんが、キリッとした雰囲気が出ます。

和装の定番小物は懐剣・扇子など。洋装の衣装はスーツやセットアップが人気です。

人気の髪型

3歳のときに比べると毛量が増えるため、ヘアスタイルもバリエーションが多くなります。和装に似合うのは前髪を斜めに流したスタイルや、おでこを出すスタイル。洋装ですとワックスをもみこんでクシャッとさせた無造作ヘアもおしゃれです。七五三に向けてヘアカットするのであれば、思い切ったツーブロックやソフトモヒカンも人気です。

7歳の女の子

7歳の女の子の七五三は「帯解の儀」に由来します。「帯を締めて正式に着物を着る」という儀式なので、被布は着ません。また着物は肩上げ・身上げするのが特徴です。女の子に人気の衣装・髪型についてご紹介します。

人気の衣装

伝統的に人気の色は赤色ですが、最近ではピンク・オレンジ・白・黒などさまざまな選択肢があります。「赤でなくてはいけない」「この柄でなくてはいけない」というルールはありませんので、こどもが気に入って笑顔で着てくれる着物を選んでみてはいかがでしょうか。7歳の七五三に独特の小物は、帯の下に巻いて背中側に垂らす「しごき」です。洋装で撮影する場合には、華やかなドレスやワンピースが人気。お参りするならきちんと感のあるスーツやワンピースを。

人気の髪型

日本髪のほか、お団子、髪の毛をフワフワさせたアップスタイルが人気です。三つ編みや編み込みにしてサイドに垂らすヘアスタイルも可愛いですね。さまざまなヘアスタイルの画像がネットで見られますので、こどもと一緒に選んでみてはいかがでしょう。ショートヘアの場合も美容師さんに頼めばウィッグなどを使ってアップヘアに仕上げてくれますし、ショートのまま髪を巻いてアレンジすることもできます。

ヘアアクセサリーは着物や帯の色にリンクさせるのがおすすめ。大ぶりの髪飾りが写真映えします。

東京で人気の撮影スポットや構図

せっかく可愛い衣装を着て髪型も整えたら、いいロケーションで写真を撮りたいですよね。もちろんフォトスタジオで撮影するなら、背景はバッチリ整えてくれます。

では神社でセルフ撮影したり出張撮影をお願いしたりする場合には、どこで撮ればキレイな写真になるのでしょうか。東京でおすすめの写真スポットと、撮影でおすすめの構図を紹介します。

東京で人気の神社と撮影構図

まずは東京で人気の神社3社と、神社内のおすすめ撮影スポットをご紹介します。

・代々木八幡宮(渋谷区):本殿前、石段、鳥居、御神木、出世稲荷神社
・世田谷八幡宮(世田谷区):鳥居、本殿、橋
・根津神社(大田区):千本鳥居

次に神社でおすすめの構図・ポーズをご紹介します。

・ご家族と手をつないで歩く
・ご両親がこどもを抱っこして寄り添う
・千歳飴をもらって嬉しそうなこどもの表情のアップ
・お清め・お祈りなどをしているところ
・ご兄弟とお揃いのポーズ

カメラ目線でポーズを決める集合写真ももちろん素敵です。しかし上記のようなポーズもご家族やこどもの自然な表情が残せるので、ぜひ「カメラ目線以外」のお写真も撮影することをおすすめします。

スタジオ撮影の撮影構図

スタジオ撮影をする場合、基本的な撮影の構図はカメラマンにお任せになるでしょう。経験豊富なカメラマンなら、こどもの可愛らしさや「少し大人っぽい表情」を引き出す構図やポーズをおさえてくれるはず。あえておすすめをお伝えするとすれば、以下のとおりです。

・多少やんちゃなポーズも残しておく
・和傘や刀などの小物を加えて
・横顔、後ろ姿(振り返り)など、アングルを変えてみる
・女の子は髪型がよく見える角度からも撮影

十歳の祝い、十三参り

最近は学校行事としても行われるようになっている「十歳の祝い(1/2成人式)」の場合、とくにドレスコードはありません。一方の十三参りは「初めて大人用の着物に袖を通す」という意味合いをもつ行事です。そのため女の子の衣装は振り袖で、お参り先の神社で写真撮影する方が多いですよ。

女の子に人気の衣装・髪型

1/2成人式にはドレスコードはありませんが、振り袖・袴姿・ドレス・習い事の衣装で撮影するこどもが多いです。普段は着ない「大人っぽい服装」を選んでみるのもおすすめですよ。十三参りでは振り袖や袴が人気。関西では袴でお参り・写真撮影する女の子が多いようです。洋装ですと華やかなワンピース・ドレスが人気となっています。

男の子に人気の衣装・髪型

1/2成人式はスーツや習い事のユニフォームで撮影するのがおすすめです。「大人っぽい服装」「特別感のある服装もしたい」ということなら和装もいいですね。ただパパ・ママが張り切りすぎると一歩引いてしまうこともある年頃ですから、基本的には「こどもの好きなスタイル」をベースにしましょう。

十三参りはスーツ・紋付袴・中学校の制服などで。なお「男の子は十三参りはしない」という人もいますが、最近では「中学校に向けて知恵を授かる」「中学受験の合格を祈願」などの願いを込めて、男の子のお参りも広がっています。

人気の撮影スポットや構図

十歳の祝いの撮影スポットは学校・ご家庭など。もちろんフォトスタジオでの撮影もおすすめです。習いごとの衣装・ユニフォームを着るなら、習いごとにちなんだポーズもいいですね。「お友達と集まっての撮影」も思い出に残るので大変おすすめです。十三参りはお参りする先のお寺などで撮影します。「せっかく晴れ着・正装を着るので」と、環境の整ったフォトスタジオで撮影するご家庭も多いです。

誕生日

こどもにとってもご家族にとっても特別な「誕生日」。成長を喜び、これからの成長を願う意味で、記念写真を残される方も多いです。「ご自宅でのパーティーで撮影」「旅行先でパチリ」と、セルフ撮影で楽しむご家庭も多いですが、フォトスタジオでキレイな衣装を着て撮影をすると、ハイクオリティな写真が仕上がります。

女の子に人気の衣装・髪型

誕生日の衣装や髪型にルールはありません。ドレス・ワンピース・着物など、こどもの好きな衣装で思う存分オシャレしましょう。フォトスタジオによっては「衣装は何枚レンタルしても無料」というところもあります。「せっかくだからいろんな衣装を着せてあげたい」なら衣装無料のフォトスタジオでの撮影がおすすめです。

「衣装に合わせてヘアアレンジも変更可能」というスタジオもあります。ウィッグなどをつかって「普段はやらない髪型」に挑戦してみてはいかがでしょうか。

男の子に人気の衣装・髪型

女の子同様、誕生日の衣装や髪型にルールはありません。こどもの好きな衣装で撮影をしましょう。フォトスタジオでの撮影時の定番衣装はスーツや和装です。蝶ネクタイや「やや着崩したジャケットスタイル」もオシャレで素敵ですよ。

人気の撮影スポットや構図

誕生日の写真でぜひおすすめしたいのが、「毎年同じ構図で写真を撮る」というもの。ご兄弟やご家族で「全員が手をつなぐ」「みんなで寝転ぶ」「顔を見合わせる」など、「毎年同じ場所とポーズ」で撮影してみましょう。見返したときに家族の変化や成長が手に取るようにわかって楽しいですよ。撮影スポットはご家族の思い出の場所やご自宅、フォトスタジオなどです。

入園入学、卒園卒業

大切な人生の節目である入園入学・卒園卒業では、よい写真を残しておきたいですね。ただ入園入学・卒園卒業では書類提出や記念品の受け取りなどバタバタすることもあり、「写真を撮るのも慌ただしい」という声も。「慌てて撮影して、満足な写真が撮れなかった」とならないよう、知っておきたい写真の構図のコツや人気の衣装についてまとめました。

女の子に人気の衣装・髪型

ぜひ制服での一枚は残しておきたいですね。制服以外で撮影衣装として人気があるのはスーツ・ドレス・和装(特に袴)です。入園入学・卒園卒業記念でフォトスタジオを活用して撮影するなら、ドレスコードは関係ありませんので、好きなドレスや着物を着て思い切り派手なヘアアレンジを楽しんでみましょう。式に出席する場合の服装としてはスーツ・ワンピースが定番。袴も人気がありますが、学校によっては禁止していることもあります。

男の子に人気の衣装・髪型

撮影衣装はスーツや和装が人気です。小学校入学式に出席する際の服装は、ハーフパンツのスーツが定番。ハーフパンツだと裾上げ不要なので便利です。卒業式ではスーツが定番ですが、素材感でカジュアル感を出した「キメすぎないスーツスタイル」やジャケットをはおらないカーディガンスタイルもかっこいいですよ。髪型については、普段の髪型を活かすのなら、ワックスやスプレーでボリュームを出したり毛流れをつくったりするだけでも特別感が出ます。

人気の撮影スポットや構図

入園入学、卒園卒業の撮影スポットといえば「式典の看板が設置された門の前」ですよね。校門前でのソロショットやご家族との集合写真が定番です。他にも「お友達との集合ショット」を残しておくのもおすすめ。また門の前以外にも以下のようなシャッターチャンスがあります。

・式典の前に自宅前で家族写真
・入場シーン
・先生に名前を呼ばれたところ
・証書や記念品を受け取っているシーン

ただ幼稚園・保育園・学校によって撮影できないシーンがある場合も。事前に写真撮影可能か確認しておくといいですね。フォトスタジオでの撮影なら、構図はカメラマンにお任せしてOKです。

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TOMY

衣装や髪型に関してはお洒落なオリジナル着物を用意している写真館もあります。構図やポージングもフリーダムにこどもの動きに合わせて撮影するスタイルのカメラマンもいますし、可愛い背景や小物が用意されているスタジオもあります。ぜひお子さまに合ったお好みのカメラマン、写真館を探してみてください。

家族写真も残そう!イベント別に家族の衣装を解説

イベントでは主役のソロショットだけではなく、家族写真も残しておきたいですよね。ただ「主役である子どもの衣装はレンタルから選べるけれど、家族の服装に困る」という方も多いのではないでしょうか。ご家族の衣装は「主役がフォーマルならご家族もフォーマルに」「主役より華美な服装は避ける」のが基本です。イベント別に、パパママやご兄弟におすすめの衣装を紹介します。

七五三

七五三はこどもの晴れの日であり、日本の伝統的な行事でもあります。最近では七五三のご家族の服装について厳しいルールを言う方は少ないですが、やはりせっかくですから特別感・イベント感のある服装がおすすめ。七五三でのご家族の服装について紹介します。

パパママの衣装

パパはダークカラーのスーツ、ママはセレモニースーツや着物が定番です。主役よりも目立たないことが大切なので、ママの着物は派手な色や柄行きは避けましょう。明るめながらもあっさりとした上品な色・柄の訪問着・付下げ・色無地などがいいでしょう。紬は高価なものであっても「普段着の着物」とされているので避けた方が無難。またパパとママの服装の格を揃えることも意識してください。「ママが訪問着なのにパパがジーンズ」だとちぐはぐな印象になってしまいます。

祖父祖母の衣装

おじいちゃん・おばあちゃんの服装はパパママに準じます。おじいちゃんはダークカラーのスーツや「落ち着いた色柄のジャケットとスラックス」がおすすめです。おばあちゃんはワンピースやツーピース・アンサンブル・着物などですね。神社は砂利道があったりして歩きにくいこともあるので、靴はヒールのないものでもよいでしょう。ただしスニーカーやサンダルは避けます。

両家の祖父母の服装の格が揃うよう、事前に連絡を取り合っておくのがおすすめです。

兄弟姉妹の衣装

兄弟姉妹の服装は、やや改まったものが特別感が出ておすすめです。「主役よりも控えめだけれど、よそいき」というイメージです。具体的には黒・ネイビー・グレーのスーツ(男女とも)や、派手すぎない色柄のワンピース(ご姉妹)などです。「スーツを用意するのは大変」ということなら、「シャツにベストやカーディガンを羽織る」だけでもよそいき感が出ます。なおフォトスタジオでは兄弟姉妹も無料で衣装が借りられるお店もあります。

十歳の祝い、十三参り

「十歳の祝い」の写真撮影では、主役であるこどもの衣装が「習いごとのユニフォーム」から「和装」までさまざま。また十三参りでは和装やスーツなどのフォーマルが多いです。ご家族の服装は主役の服装に合わせましょう。

パパママの衣装

主役が和装の場合は、パパママもぜひ和装で合わせて撮影したいもの。家族の衣装レンタルができるフォトスタジオもあります。和装が難しい場合・主役や洋装フォーマルの場合は、パパママはスーツやセレモニースーツ・ワンピース・ジャケットスタイルなどでフォーマルになります。その場合、パパはダーク系のカラー、ママは明るめのグレーやベージュなどがおすすめです。

カジュアルな服装で撮影する場合は、バラバラ感が出ないように色味や柄を家族で合わせてみましょう。

祖父祖母の衣装

おじいちゃん・おばあちゃんの衣装は、パパママに合わせます。主役のこどもやご両親の服装と大きく外れないように注意しましょう。おばあちゃんが和装の場合も、こどもやママよりも派手になりすぎないように色や柄行きに気をつけて。藤色や薄緑など、寒色系の着物であれば落ち着きを感じます。

兄弟姉妹の衣装

「どっちが主役かわからない」ということのないように、兄弟姉妹の衣装は主役より目立たないよう気をつけましょう。主役が和装の場合、兄弟姉妹も羽織袴や振り袖・袴で合わせるのがおすすめ。制服やきちんと感のあるスーツ・ワンピースで撮影されるご兄弟もいます。大手のフォトスタジオだと「兄弟姉妹の衣装は無料」というところもあるので、写真にまとまりが出るように、ぜひ主役に合わせて衣装を交換しながら撮影しましょう。

誕生日

主役もご家族も、誕生日の服装にルールはありません。ご自宅や旅行先でのセルフ撮影であれ、フォトスタジオの撮影であれ、自由な服装で写真撮影を楽しみましょう。ここではぜひやってみてほしい「ご家族のおすすめコーデ」について紹介します。

パパママの衣装

ぜひ主役のこどもと「おそろいコーデ」「リンクコーデ」に挑戦してみましょう。例えば「トップスをボーダーで統一する」「白トップス+ベージュのボトムスで揃える」などです。ご家族の一体感が出て、後から見返した時に思わず笑顔になってしまうような、ほっこりした写真になるはず。こどもがドレスなど華やかな服を着る場合には、ご両親はスーツやワンピースなど控えめな服装でこどもを引き立ててあげるのが素敵です。

祖父祖母の衣装

おじいちゃん・おばあちゃんが撮影に参加する場合には、両家の祖父母で服装の格やテイストが違いすぎないことが大切。「どちらかがフォーマル・どちらかがカジュアルすぎる」というような場合には、まとまりのない印象になってしまいます。可能であれば、おじいちゃん・おばあちゃんも巻き込んでの「お揃いコーデ」ができると楽しいですね。

兄弟姉妹の衣装

ご兄弟にもお好みの衣装があるでしょうが、主役のこどもを立てることを忘れずに。主役と兄弟姉妹での「お揃いコーデ」「色違いコーデ」もとっても可愛いですよ。お揃いにできなかったとしても、「主役がカジュアルならご兄弟もカジュアル」「主役がフォーマルならご兄弟もフォーマル」で格を揃えることは忘れずに。男女のご兄弟なら「ドレスとタキシード」「振り袖と紋付袴」で並んで撮影するのも素敵ですよ。

入園入学、卒園卒業

フォトスタジオで入園入学、卒園卒業記念の家族写真を撮るなら、主役もご家族も服装は自由です。ただし式に出席する場合には、それなりのマナーが必要。また「当日式に出席した服装でも写真を撮っておきたい」という思いもありますよね。「写真撮影の服装=式典に出席する服装」を前提に、ご家族の衣装について解説します。

パパママの衣装

入学式に出席する場合、ママは「セレモニースーツ」や「ワンピースにジャケット羽織り」が定番です。着物の方もいますね。最近では「アンクル丈パンツのスーツ」も人気となっています。カラーは明るめがおすすめです。アイボリー・ベージュや薄いグレーは上品見えします。一方、卒園卒業では黒・ネイビー・グレーなどダークカラーの服装が基本で、インナーやコサージュで華やかさをプラスします。

パパは入学式・卒業式清ともネイビー・グレーの無地・シャドーストライプなど、ダーク系のビジネススーツが定番。「蝶ネクタイ」「太めストライプや大きめチェックのスーツ」もおしゃれですが、園・学校の雰囲気に合うか見極めましょう。

祖父祖母の衣装

おじいちゃん・おばあちゃんの服装はパパママに準じますが、パパママよりも目立たないよう控えめにしましょう。おじいちゃんはスーツや「ジャケット+スラックス」が基本です。おばあちゃんやワンピースやツーピースで。「わざわざ服を買うのはちょっと」ということなら、手持ちのワンピースに上品なジャケットを羽織るスタイルもおすすめです。

真珠のネックレスなどがあればフォーマル感が出て、顔周りも明るくなります。

兄弟姉妹の衣装

特に弟さん・妹さんについての注意点になりますが、「子どもらしい派手な色柄の服装」は式の会場で悪目立ちする可能性があるので避けたほうが無難です。「年齢・月齢が低いとフォーマルな服装は難しい」と思いがちですが、プチプラでも色味を抑えたアイテムにするだけできちんと感は出ます。

入園・入学なら明るめのグレー・ブラウン・ベージュ、卒園卒業ならネイビー・グレー・黒などを基調に落ち着いた服装を心がけましょう。

監修者イメージ

TOMY

家族写真を撮る際はぜひみなさんで格の統一をすることを忘れないでください。また、人数が増えれば増えるほど残念ながら連絡が行き届かないこともありますので、話し合った内容はしっかり伝えましょう。私服で撮影するときはお揃いコーデも可愛いですし、その人らしさのでるお気に入りの服装にするだけでも写真を見返すときに楽しい気持ちになりますよ。

衣装や構図を押さえて、素敵な思い出を残そう!

日本の伝統的なお祝いごとの場合は、行事にふさわしい服装で行いましょう。ご家族の衣装は主役に合わせつつも、主役よりも派手になりすぎないことを心がけてください。カジュアルな雰囲気で撮影する場合には、お揃いコーデやリンクコーデがおすすめです。ただこどもが大きくなるにつれ、「親の思う通りに動いてくれない」「好みがはっきりしてきて、着てほしい衣装を着てくれない」ということも。

こどものいい表情を残すことが一番ですので「強制しすぎない」「親の好みを押し付けない」ことも大切です。

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