2021/12/21 2022/01/11

データはもらえる?写真館で撮影した写真の残し方やデータ活用法

「写真館で撮影した写真のデータはもらえるの……?」「もらったデータはどう利用するのがいいんだろう……?」とお悩みではありませんか?お宮参りや七五三など、こどもの姿を写真館でプロに撮影したもらったときは、そのデータを手元に置いておいて、さまざまなことに利用したいですよね。とはいえ、データをもらえるのかわからないという方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、写真館で撮影した写真のデータはもらえるのかについて解説します。また、撮影した写真のおすすめの活用方法もご紹介するので、「こどもの魅力的な姿をしっかりと残したい」と考えている方は、ぜひ参考にしてください。

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この記事の監修者 フォトグラファー TOMY (TOMY PHOTO STUDIO)

ポートレートスタジオにてウェデイング事業に従事し、多くの結婚式を撮影。その後、都内の広告スタジオにて著名カメラマンのアシスタントを経て独立。
人を美しくナチュナルに撮るため、常に新しい構図や撮影技法にチャレンジし続けている。
ウェディングを中心に家族写真やスケートボードなど動く被写体の撮影を得意とする。

写真館で撮影したデータは受け取ることができるのか

「写真館で撮影した写真のデータがほしい」と考える人も多いですよね。写真館で撮影した写真は、データ化されてカメラの中やパソコン内に保存されます。削除しなければいつでも見られる状態ですし、USBやCD-R/DVD-Rなどにコピーしてもらえばデータを受け取れます。

ただ写真館やプランによってデータでの受け取りが可能かどうかは異なります。ここでは、データの受取について紹介します。

プランによって異なる

写真館によって、写真をデータで受け取ることができるのかどうかは異なります。またデータの受け取りが可能な写真館でも、多くの場合データ提供は無料ではなく、有料で購入することになります。同じ写真館であっても「データでの受け取りがついてくるプラン」「ついていないプラン」の2タイプを設定している場合も。

ほかにも「1万円以上の商品プランを購入した人のみ、写真データを5枚まで購入可能」など、金額によってデータ購入が可能になるケースもあります。

受け取る量は店舗によって異なる

データとして受け取れる写真の数(カット数)も、店舗やプランによって異なります。「撮影データ50カットつき」「全カット購入可能」という写真館もあれば、「4カットまで」というところも。「データがたくさんほしい」という場合には、事前に何カットまで受け取れるかを確認しておく必要がありますね。

ちなみに「カット」とは「写真の枚数」を指します。「撮影30カット」とは「30カット撮影する」という意味なので、30カット分のデータがもらえるというわけではありません。「30カット撮影して、データでもらえるのは5カット」ということもあり得ます。一方「データ30カット」と表記されている場合には、30カット分のデータがもらえます。また「プリントしたカットのみ、データも購入できる」という写真館も多いです。

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昨今携帯で写真を送り合ったり、自ら写真を編集してアルバムを作れるアプリがあったりと現像された写真よりもデータを利用することが多いと思います。データを受け取れないという写真館は少ないと思いますが、受け取れるカット数や料金は写真館によってさまざまなので必ず確認しましょう。

撮影したデータの購入費用

写真データの購入費用も、店舗によりまちまちです。相場としては1カットにつき3,000~5,000円前後と思っておきましょう。プランによっては「プリントした分のカットについては、データ購入代金もセット料金に含まれている」場合があります。プリントしない写真を「データだけほしい」という場合には、別途1カット1,000~数千円程度で購入するところが多いようです。

なお小規模なスタジオなどだと融通が利くところもあり、写真のデータ料金を比較的安価に設定している場合も多いです。「プリントやアルバムよりも、データでたくさん写真がほしい」という場合には、データ料金が高いと費用がかさむことになりますので、事前にしっかり公式サイトなどで確認しましょう。

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データ購入の料金設定は写真館によって千差万別です。1カット毎に料金設定されている場合、実際に撮影したお子様の表情から購入写真を選びきれず、結局予算オーバーになってしまったということもありますので要注意です。

撮影データのもらえる時期

データをもらえる(購入できる)時期や方式については、いくつかのパターンがあります。例えば購入時期については、以下のような写真館が多いです。

・当日にもらえる
・数日後にもらえる
・数週間後にもらえる

「撮影してもらった写真を年賀状に使いたい」といった場合、準備の関係上できるだけ早くデータが欲しいこともあるので、急ぐならいつもらえるのか確認しましょう。またデータの受け取り形式についてもいくつかのパターンがあります。

・専用サイトでダウンロード
・CDに入れたデータを郵送などで受け取り

CDなどを郵送してもらうケースでは、別途送料がかかることが多いです。ダウンロードとCD作成では、1カットあたりの料金が違う写真館もあります。

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撮影データがもらえる時期というのは撮影したデータの中から良いカットをセレクトしたり、明るさを調整したり、トリミングをしたりなどの編集を行う期間になります。写真館のフロー、システム等によってデータのお渡し時期が変わりますのですぐにデータが欲しいという方は必ず確認しましょう。

撮影したデータのみもらうことは可能か(商品を購入しなくて受け取れるか)

「アルバムやプリントの写真は不要で、データだけ欲しい」という人もいるでしょう。「サイズの大きな写真だと飾るのに困る」とか「デジタルフォトフレームで楽しみたいから、プリントは不要」などの場合ですね。プリントなしでデータだけもらう(購入する)ことは可能なのでしょうか。

一軒家型写真館の場合は可能なことが多い(プラン内に含まれている)

結論から言いますと「プリントやアルバムは作らずに、写真データだけ購入可能」という写真館は少ないです。データ渡しだけだと、写真館が赤字になってしまうからです。ただ最近は「データだけほしい」というニーズも高まっていることから、データのみの撮影プランを用意している写真館もあります。

例えば「一軒家型写真館」ですと、データ購入のみ可能(アルバムなど、ほかの商品は購入しなくてもOK)というところも。「データだけほしい」という人なら、一軒家型写真館がおすすめです。

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一軒家写真館や個人カメラマンですとデータのみ購入できることが多いイメージです。プリント写真やアルバムなどの商品をメインに売り出している写真館なのか、データがメインで商品がオプションとなっている写真館かによると思います。

写真館に保存されたデータの有効期限

撮影された写真データは、永年保管されるわけではありません。店舗によりけりですが、データ保管期限は1年ほどのところが多いです。ただし店舗により保管期限は異なりますので、中には保管期限が短く「1か月」と設定しているところも。

またプリントした商品やアルバムの保管期限は、データとは別に「2年間」などと設定している写真館もあります。

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お客様とお約束した期間は必ず写真館でデータを保存していますが、データ容量が莫大なため保管期限後は消去してしまう写真館もあるでしょう。データのみ購入していたけど、やはりアルバムなどの商品を追加購入したいなどの希望があった場合、必ずデータの保管期限内にお願いするようにしましょう。

撮影したデータの活用方法

写真のデータを購入した場合、どのように活用できるのでしょう。すぐに思いつくのは「お宮参りや七五三のこどもの撮影データを、翌年の年賀状で利用」などですね。ほかにもオリジナルのアルバムやフォトブックを作ったり、離れて暮らす家族に送ってこどもの成長を知らせたりもできます。

データならではの写真の活用方法や楽しみ方を紹介します。

挨拶はがきなどに使う

年賀状や挨拶状には、とっておきの写真を使いたいですよね。この場合は写真館でプロに撮ってもらった写真を使うのがおすすめです。美しい年賀状になるはずですよ。

デジタルフォトフレームで表示する

デジタルフォトフレームもおすすめです。「データを入れたデジタルフォトフレームを年配の家族に贈る」という人もいます。「機械が苦手」「スマホが使えない」という人でも、デジタルフォトフレームなら難しい操作なく楽しめます

オリジナルアルバムを作る

データをもとにオリジナルのアルバムやフォトブックを作る人も。アルバム・フォトブックのメリットは、耐久性に優れており長期保管に向いていること。きれいなデザインを選べば、思い出を振り返るのが楽しくなるでしょう。

SNSで発信する

写真データがあれば、SNSにキレイな写真を投稿できます。ただこどもや家族が写っている写真をSNSに投稿すると、第三者に使われてしまう可能性も。非公開アカウントでシェアするなどの配慮が必要です。

祖父母に送る

データなら、祖父母など離れて暮らす家族にも気軽に写真を送れます。写真共有アプリを活用している人もいますよ。

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撮影データがあればさまざまな活用ができます。年賀状はもちろん、お好きなスタイルでプリントして飾ったり、スマホのホーム画面に設定したりなど写真館でプロカメラマンに撮ってもらったお気に入り写真は見ているだけでも幸せな気持ちになりますね。

撮影した写真の残し方におすすめはある?

最近は特別な機会に写真館で写真を撮るだけではなく、スマートフォンやデジタルカメラで日常的に写真を撮って楽しむ人が多いですよね。そのせいか「あっという間に写真がいっぱいになって、整理や保管に困っている」という悩みもよく聞きます。

おすすめの写真の保存方法や、それぞれのメリット・デメリットについて紹介します。

アルバムやキーホルダーにする

「とくに思い出深い写真」「楽しかったイベントの写真」などは、アルバムやフォトブックをつくったり、キーホルダーをつくったりして楽しむなど、「モノ」にして残すのもおすすめ。モノにして残すメリットとデメリットを紹介します。

アルバムやキーホルダーにするメリット、デメリット

メリットは、手に取っていつでも気軽に見られること。デジタルデータが消えても、プリントした写真からデジタル化することが可能です。デメリットは「かさばる」「アルバムやキーホルダーをつくるのにお金がかかる」ことです。

データとして受け取る

データとして受け取り、データのまま保管しておくこともできます。保管先としてはPC・ハードディスク・クラウド・DVDなどがあります。データのまま保管しておくメリットとデメリットについて解説します。

データとして受け取るメリット、デメリット

データのまま保管するメリットは、場所をとらないこと。デメリットは手違いやPC・HDDの故障などによるデータ消失のリスクがあることです。クラウドストレージを利用する場合には、インターネット環境がないと写真を見られません

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メリットとデメリットについては、色々な意見がありますが1周回ってカメラマンとして思うことは大切な写真はぜひアルバムやフォトブックなど「モノ」にして残して欲しいなと思います。データで画面を通して見る写真と家族や友人と一緒に思い出話に花を咲かせて見るアルバムは少し違うと思います。写真館にお願いしたものでもご自身で作られたものでも何年経っても見返せる一つの作品となるはずです。

撮影データを手に入れてうまく活用しよう

写真館でお宮参りや七五三の写真を撮影するときに「データを購入したい」という人は多いです。データ購入を前提としたプランを用意している写真館であれば、プリントに比べてリーズナブルに写真を購入できることも。データがあれば、年賀状に活用できるのはもちろん、オリジナルのアルバムやフォトブックを作ったり、キーホルダーやマグネットなどのオリジナルグッズを作ったりして写真を楽しめます。

離れて暮らす家族に写真を見せたいときにも、データのほうが手軽。デジタルフォトフレームにして贈るのも素敵ですね。せっかくプロに撮影してもらうのですから、データも入手して、美しい写真を思う存分活用しましょう。

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