ペット。今は犬や猫に限らず様々な動物がペットとして飼育されており、飼い主の多くが沢山の愛情を注ぎながら生活しています。そうは言っても、どんなに大切に育てたとしても人間よりは寿命が短く、永遠に一緒にいられないものがほとんどです。
だからこそ、写真にその姿を、元気な様子を残しておきたいと考えている人も多いのではないでしょうか。
どの家庭にもスマートフォンやデジタルカメラがあり、気軽に写真をとる人も多いため「写真館でわざわざ撮影してもらう必要はない」と考える人も多いでしょう。しかし、ウエディングフォトや七五三のように特別な時には写真スタジオを利用する人も多いように、やはり本格的な写真を撮るには写真館が最適です。
使用している機材が高性能であり、より鮮明な写真が残せるという良さもありますし、写真プリントなどのサービスも充実しています。ただプリントするだけでなく、カレンダーやポストカード、キーホルダーなど後々形に残るようなグッズを作れる所も珍しくありません。
また、これらのグッズを作るときには画質や画素数が良いものでなければ仕上がりが荒くなってしまうこともあります。ですが、写真館で撮影したデータならこうした心配は必要ありません、これもまた写真館ならではのメリットといえるのではないでしょうか。
さらに言えば、カメラマンはプロですから、自然な表情を引き出すプロでもありますし、同時にカワイイ瞬間や美しいポーズを熟知している存在ともいえます。自分達では撮影できないようなペットの表情、またペットと過ごしている時の自分の自然な姿を残すのには、プロの力を借りる必要があるでしょう。
ペットだけ、自分だけの写真は多く残っているものですが、ペットと一緒に写っている写真はあまりないという人もいるはず。せっかくなら一緒に過ごしているシーンを形に残しておくのはいかがでしょうか。
以前に比べて、ペットとの記念撮影プランを用意している写真館が増えているため、どこを選べばよいのだろうと迷ってしまう人も多いはずです。選ぶ時のポイントとして一番に挙げられるのが「ペットへのケアや対応、設備の有無」でしょう。
きちんとしつけをされているペットでも、環境が変われば粗相をしてしまったり、そわそわと落ち着かない様子を見せたりすることもあります。なので、写真館に排泄物の処理スペースが有るか、リードなどをつけて歩かせることができるフリースペースがあるかを確認しておくのが望ましいです。
どうしても不安ならペットの撮影を専門にしている写真館を選ぶのも良いかもしれません。犬専用、ネコ専用とペットの種類を限定している写真館もあり、こうした所では設備が充実しているだけでなく、他の動物や人に慣れていないペットでも落ち着いて撮影できるというメリットがあります。
次に「ペット用の衣装や背景シートが選べるか」というのも見ておきたいポイント。ペット用の衣装を持っている人は少なくありませんが、写真に残す時に着るような華やかなものや、パリッとしたものを持っている人はそれほど多くありません。
そうした際には、ドレスのようにフワフワとしたものや、紋付袴や振り袖をイメージしたものなど、ペット用の撮影衣装が多く揃っている写真館を選んでみるのはいかがでしょうか。いつもと違うペットの姿が見られますし、やはり晴れ姿というのは記念写真にピッタリなものです。
写真を撮ったら年賀状に使いたい、カレンダーにしたいと考えているのなら、そのことを伝えた上で、どんな服があるかを聞いてみるのも良いでしょう。服だけでなく、背景やセットも事前にチェックしておくべき部分と言えます。
写真館の中にはコンセプトを設けている所も多く、非日常的な空間、オリジナルな世界観での撮影をアピールポイントとしている所も多くあるのです。撮りたい写真の雰囲気に合わせて選ぶのも良いですし、家族と相談し合って決めるのも良いかもしれません。
さらに「写真を使ったグッズ作成ができるか」も事前に確認しておきたいポイントです。写真をとるだけでなくグッズにしたいという場合は、グッズ作成もできる写真館を選ぶのが良いでしょう。
撮影した写真館なら、グッズを作る時の細かい要望も伝えやすいですし、納得いくものを作りたいなら、グッズ作成と撮影が両方できる写真館がおすすめです。
ペットと一緒に写真を撮る際には“ワクチン接種や予防接種をしていること”が前提条件となっており、写真館によっては証明書や接種がわかる書類を持参するように言われるケースもあります。逆にワクチンや予防接種の有無が確認できない場合には撮影できないと断られてしまうこともあるため、前日までに書類を用意しておくのがベターです。
次に、写真撮影時間や料金についても確認しておきましょう。撮影時間は短ければ15分前後、長いと30分~45分ほど利用できることもありますが、写真館によって長さはまちまちです。
さらに、撮影料金も異なっており、撮影そのものの料金に加え、撮影した写真をデータにした場合の料金や、グッズを作る際も別途料金が必要になります。撮影料金とグッズ作成料金が別途になっていることもあれば、セット料金として提示されていることもあるので、自分が利用したいプランを決めておくと当日スムーズに撮影できるでしょう。
また、写真を撮影している最中ですが、一般には持参したビデオやカメラなどでの撮影が禁止されています。しかし、中には自分のビデオ・カメラなどでの撮影が許可されている場合もあるため、確認しておくのが良いでしょう。もし許可されている場合は撮影の裏側を残すこともできますし、自分が良いと思ったシーンを残しておくことも可能です。
加えて、写真館までのアクセスや交通手段についても事前に確認した上で、無理のないスケジュールを組みましょう。大きなショッピングセンターに併設されているスタジオなどでは、入店方法が予め指定されていることもあります。
本来であればペットが入店できないところでの撮影に関しては飼い主も注意を払って行動しなければなりません。入店時や他の客に迷惑がかからないよう、マナーを守っての入店を心がけましょう。
なお、特に指定がなくてもペットの好物やおやつ、お水をあげるための器や排泄物が処理できるようなグッズは持っていく方が良いです。どうしても暴れてしまう場合や極端に人見知りな場合にはキャリーバッグや持ち運び用ケージを持参するのも良いでしょう。
ペットのニオイが付いていることもあり、こうしたケージやバッグに入ることで落ち着かせることができるのです。
癒しや喜びなど様々な物を与えてくれるペットの存在はかけがえのないものです。だからこそ、写真館できちんとその姿を残しておきたいというのも当然の気持ちと言えるでしょう。こうした気持ちがあっても、ペットを連れての遠出や慣れない環境にペットをおく不安を抱く人もいるはずです。
ですが、新しい環境に触れることやこれまでにない経験をすることはペットにとっても良い刺激になるともいえます。自分達の思い出のために、また可愛いペットに新しい刺激や体験をさせるという意味でも写真館での記念撮影には大きな意味合いがあるのではないでしょうか。
それに、プロに囲まれてキラキラ輝くペットの姿を見ること、これもまた飼い主だけが経験できる貴重な体験のひとつです。