マタニティフォトというものは、妊娠中の妊婦さんが綺麗なお腹の丸みの状態を記念写真として撮影するものです。お気に入りの衣装を着たり、オシャレなアイテムを使用したりすることで素敵に写真を演出します。
最近では妊婦さんだけではなく旦那さんやご家族と一緒に撮ったりすることもあり、より魅力的なマタニティ姿を写真に収めることができます。
またマタニティフォトが撮影されるようになったきっかけは、海外の有名人やセレブが妊娠中のお腹を写真に撮って公開したことです。これによりヨーロッパやアメリカなどを中心に広まりました。
その後、日本でも有名モデルやタレントがマタニティフォトを撮影して公開しはじめて一般層にも浸透しました。そして日本でも、現在ではマタニティフォトは年齢問わずとても人気となっています。
全国各地に、マタニティフォトを専門とした撮影スタジオができるなど賑わいを見せています。さらに、撮影スタジオによっては女性スタッフのみで対応可能なところもでてきており、妊婦さんが安心して撮影できるように配慮されています。
「マタニティフォトを撮影したい」と考えても一体いつ頃撮影するのがいいのでしょう。これは個人差がありますが、だいたい妊娠7か月から9か月がベストだと言われています。
この頃になるとお腹が大きくなりふっくらとしているためマタニティフォトを撮るにはうってつけです。ですが人によっては、出産する予定のギリギリの時期にお腹を撮って欲しいという方も少なくありません。
しかし、出産直前の臨月の撮影はできるだけ避けた方が無難です。トラブルを未然に防ぐために、出産する予定の日よりある程度余裕を持って撮影を行いましょう。
マタニティフォトを撮影してくれるスタジオの種類は3つに大きく分けられます。
それは、「写真館スタジオ」「ハウススタジオ」「出張スタジオ」です。
では、それらを一つずつ見ていきましょう。
これは写真撮影専用のスタジオを設けているタイプのものです。
お店によって欧州風のスタジオや洋風のスタジオなどがありバリエーションが豊富で、大手チェーン店や大規模に展開している店はこの写真館スタジオの形態をとっているところが多いです。
「きちんとした撮影スタジオがあるところで写真を撮りたい」とお考えの方はこちらがおすすめです。
一軒家をまるまる貸切ったタイプのスタジオです。
まるで自宅にいるような感覚でリラックスしてマタニティフォトを撮れるため近年かなり人気が上昇しています。「かしこまったスタジオは緊張する」「自然な雰囲気で写真を撮ってもらいたい」という方はハウススタジオを利用するといいです。
これは専属のカメラマンが、自分が希望した場所まで来て撮影をおこなってくれるものです。
自宅や公園などお好みのところで撮影することができるので、わざわざスタジオに移動する手間が省けるだけでなく印象に残る写真を作れます。そのため「スタジオに行く時間がない」「思い入れの場所で写真を撮ってもらいたい」と考えている方はこちらを利用しましょう。
一番気になるのが撮影料金です。
これはお店によってかなり差があり1万円以下で撮影できるところもあれば10万円を超えるところもありますが、一般的な相場は3万円前後となっています。
また、基本的に出張スタジオタイプのものは撮影料に出張料がプラスされるため相場より高い傾向があるので注意が必要です。
マタニティフォトにはもちろん、様々なオプションがあります。スタジオによって、基本プランに含まれているものは異なりますので、しっかり確認しましょう。
一番多くみられるオプションは、メイクやヘアセットです。スタジオごとに変動がありますが、3,000円から5,000円程度です。
他にも、衣装のランクアップや、家族と一緒に追加撮影、専門のプロによるベリーペイントなど様々です。オプションにも様々なものがありますので、是非追加して理想のマタニティフォトを実現してください。
ここでは、マタニティフォトの撮影でこだわりたい衣装や小物について紹介します。スタジオによっては、衣装や小物を貸し出している所も非常に多いので是非参考にしてみてください。
マタニティフォトは衣装も重要な要素のひとつです。そんな衣装の選択肢は非常に幅広く理想の仕上がりに合わせて選択することが大切です。
例えば、飾らない自然な雰囲気で、リラックスした様子を撮影したい場合は、ドレスなどではなく私服がおすすめです。普通の私服でも、おなかのふくらみで特別な一枚に仕上げることができます。
また、スタイリッシュに撮影したい場合は、チューブトップを取り入れて、モノトーンの衣装を選んでみたり、神秘的に仕上げたい場合は、お姫様のようなマタニティドレスなど、理想のイメージに合わせて選んでみましょう。
おなかを出す場合は、マタニティペイントやサッシュベルトでおなか回りを飾るという楽しみ方もあります。
マタニティフォトの衣装も大切ですが、小物にも一工夫してみましょう。ここでは、実際におすすめの小物一例を紹介します。
女性らしさを引き立ててくれるヘアアクセサリーは、そのデザインによって美しくもかわいらしくもなります。結婚式で使用したものがあれば、それらを利用してみるのもおすすめです。
マタニティサッシュベルトとは、お花で作ったおなか回りに巻くベルトのことです。おなかを出す場合、これをまくことで一気に華やかになります。
おなかに直接文字やイラストを描くベリーペイント。安産や赤ちゃんの健康を祈って行われますが、それだけではなくおなかを際立たせることもできます。
そして、マタニティフォトの撮影をするときには、事前にインターネットや電話でスタジオの予約をするのが一般的です。そこでスタジオを予約する前後に気をつけなければいけない点が3つあります。
まず、インターネットの公式ホームページなどをチェックして自分が気になるスタジオがあったら、いきなり予約するのではなくお問合せフォームから問い合わせをすると良いです。
自分が質問したいことを色々と尋ねることができるためとても便利です。
そして、前もって質問しておくといい内容は次のようなものがあります。
・キャンセル料金はかかるか?
もし急な用事でやむを得ず予約を取り消さなければいけない時に、キャンセル料金としてお金を払わなければならないのか問い合わせをしましょう。
無料でキャンセルできるところがある一方で、高額な料金を支払わなければならないところもあるので、あらかじめ知っておかないといざという時に困ってしまいます。
・前もってスタジオの見学ができる?
事前に撮影するスタジオの見学ができるかと言う点も尋ねておくといいです。
そしてもし前もって見学が可能なら、是非一度スタジオに訪れることをおすすめします。
そうすれば、スタッフの対応やスタジオの雰囲気が自分に合っているかなどを知ることができます。
・衣装のレンタルはできるか?
お店によって、衣装のレンタルができるところと自分で衣装を用意しなければならないところの2つがあります。
またレンタルができるところでも300種類以上の衣装を取り扱っているところから数十種類の衣装のところまであります。
ですから、しっかりチェックしておくことが重要です。
・ヘアメイクや着付けは行ってくれる?
マタニティフォトを撮影する上で、とても重要なものがヘアメイクや着付けです。
このサービスはスタジオによってかなり差があり無料ですべて行ってくれるところがある一方で、有料で行うところやそもそもサービスを行っていないところまで様々あります。
ですから、事前に問い合わせをしておくといいです。
・女性のカメラマンで撮影してくれるか?
女性の中には「カメラマンはできれば女性がいい」と考える方は少なくありません。
その場合にはお問い合わせをしてその旨を伝えましょう。
柔軟に対応してくれるスタジオは多いです。
また最近では、スタッフは女性のみで構成されているスタジオもでてきたのでそちらを選べば安心して利用することができます。
このような問い合わせを行ったうえで検討し、きちんと納得して予約をすればミスマッチの可能性を大きく減らせるでしょう。
また予約をしようと思っても人気のあるスタジオだとなかなか希望する日にちに予約が取れないというケースもあります。
中には4か月先まで予約がいっぱいというところもあるのです。
そのため、マタニティフォトを撮るならできるだけ早い時期に予約をとることが大切です。
早め早めの行動を心がけましょう。
当日スタジオに訪れる際に「場所が分からなくて焦ってしまった」という人も少なくありません。
特に、あまり土地勘のない場所にある場合は迷いやすい傾向があります。
ですから、前もってスタジオの場所を地図などで把握しておくと良いです。
また当日は、その地図や行き先の書いてある紙などを持参するとなにかと便利です。
もし遅れてしまうと、スタジオのスタッフや次に予約しているお客様の迷惑になってしまう可能性もありますので注意が必要です。
マタニティフォトを予約する前後に、この3点を踏まえておけば後になって後悔したり当日困らないで済みます。くれぐれも「こんなはずじゃなかった」とならないように気をつけましょう。
お腹の赤ちゃんが大きくなっているマタニティーの時期は、これから生まれてくるわが子に思いを寄せたり、期待をしたりする頃で一番幸せな時間です。
少しでもマタニティフォトに興味があるという方は、一度ホームページなどをチェックしてみましょう。