体にやさしい家づくりの第一歩!自然素材の効果とは?
「体にやさしい家を作るのに自然素材の家にしたい」「自然素材の家が気になる」と考えてはいませんか?本記事では、自然素材の家のメリット、デメリットについて紹介します。これから体にやさしい自然素材の家を建てようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
今自然素材の家は注目されている
近年、自然素材の家が非常に注目されていますが、自然素材の家とは何か明確な特徴がなく、主に化学物質が含まれる素材を避けて建てられた家のことを示します。たとえば、コルク材、珪藻土、無垢材などの自然素材を使って建てられた家があります。とはいえ、自然素材の家を作るためのイメージは人それぞれ違うため、自然素材の家を作りたい方は材料から希望の配置までしっかり具体的に考えることが大切です。
天然素材を使うメリット
天然素材を使うメリットはたくさんありますが、主に人気の理由としてあげられるメリットを紹介します。天然素材の家にすると、知り合いに褒められる、自慢ができるなどの日常で嬉しくなることはもちろんですが、天然素材の家にしたい方は自然素材にしかないポイントを押さえておくことをおすすめします。
耐久性に優れている
1つ目に耐久性に優れていることです。自然素材の家は従来の家よりも強度がしっかりしており、年数を重ねるごとにさらに耐久性の強度が上がるというメリットがあります。従来の家の耐久年数はおよそ30年と呼ばれていますが、自然素材の家はそれ以上の耐久性に優れています
見た目がおしゃれ
2つ目に家の内装や外観の見た目がおしゃれだということです。無垢のフローリングやキレイな塗り壁などにできることで、インテリアもおしゃれなものを楽しむことができます。自然素材にこだわると初期費用がかかることがデメリットとしてあげられますが、ランニングコストを抑えることができるので最終的にはお得におしゃれな家を楽しむことができる点もポイントです
過ごしやすい室内が作れること
3つ目に過ごしやすい室内が作れることです。たとえば湿気の多い日は家の中がムシムシしたり、どんよりとした空気になったりしがちですが、自然素材の塗り壁が余分な湿気を吸収してくれるので室内がカラッとしてくれます。また、冬場などの空気が乾燥している時は湿気を取り入れる加湿器の役割を果たすことができます。
天然素材を使うとデメリットもある?
この章では、天然素材を使うデメリット紹介しましょう。天然素材を使う家はメリットだけではありません。もちろんデメリットもあるので、デメリットをしっかり把握しながら天然素材の家を検討していくことがポイントです。
コストがかかる
1つ目に従来の家を建てる際に必要な材料費よりも自然素材の材料費のコストがかかることです。自然素材を扱う場合は、施工する際に高度な技術が必要になるためその分のコストがかかります。また、素材も業者や事業の方がこだわり抜いたものが多いため通常の材料よりも高いものが多いです。
キズが目立つ
2つ目は、自然素材のものにキズがつきやすく目立ちやすいことです。自然素材のものは加工がほとんどされていないため、物を落としてしまったり、擦ってしまったりするとキズや凹凸がつきやすく目立ってしまいます。しかし、このキズや凹凸は家にできた味わいとして楽しむことができるため、キズや凹凸に魅力に感じることができる方にとってはメリットになります。
天然素材でよく使われている素材とは
この章では、天然素材でよく使われている素材、天然素材の効果について紹介しましょう。
漆喰(しっくい)
漆喰とは、水酸化カルシウムを主な原料としており、塗り壁の材料として使用されるものです。漆喰が使用されている塗り壁の部屋は乾燥や湿気を防ぐ役割があり、年中快適な湿度を保つ効果が期待できます。また漆喰は燃えない特徴があるため、防火対策にも効果的です。
珪藻土(けいそうど)
珪藻土は二酸化珪素を主な原料としており、窓などのガラスと同じものです。珪藻土は水分を素早く吸収する役割があるため、室内の湿度を適度に吸収し、カビ対策に効果的となります。
無垢材
無垢材とは、自然の気をそのまま使用しているものです。無垢材は木材特有の色合いや味わいを楽しむことができます。また、自然の木材で空気を多く含む特徴があるため、冬場の冷えを緩和する効果が期待されます。さらに、ダニやカビの繁殖を抑える効果があるため室内を清潔に保つのに効果的です。
天然リノリウム
天然リノリウムとは、亜麻仁油、木粉、天然色素を主な原料としている床材に使われる物です。天然リノリウムは抗菌作用があり、耐久性に優れているため長持ちする効果が期待されます。また、火に強い特徴があるため、火気を使用する際も火が燃え広がる心配がありません。
体にやさしい家づくりをするためには自然素材の家と思っている方が多くみられますが、理想の自然素材の家にするためには今回紹介したように、メリットやデメリットをしっかり押さえておくことがポイントです。自然の素材の家にするかどうか悩んでいる方は、まずは専門の方に相談して決めることをおすすめします。