建てた家にフィットする!造り付け家具のメリットとデメリット
家を建てる場合は外観だけでなく、内装も大切です。家の中にさまざまな家具を配置することにより、家のスペースを利用して便利に過ごすことができます。近年では、造り付け家具を利用して、家の中に統一感を出す人もいるようです。造り付け家具について概要やメリットをあまり知らない人もいるでしょう。内容を詳しく解説していきます。
造り付け家具とは?
そもそも造り付け家具とは、建物と一体となった家具のことです。設計から素材選択まで自分で全てを1つずつ選ぶことができ、理想にかなうオリジナル家具を造ることができます。造り付け家具を使用することで、自分好みのデザインにすることができるでしょう。家の内装の雰囲気やデザインを、シックにしたり明るくしたりしたいなら、造り付け家具を使用して家を自分好みに変えることがおすすめです。
造り付け家具のメリット
造り付け家具を使用すると、どのようなメリットを得られるのか気になる方も多いのではないでしょうか。造り付け家具を使用することで、以下のようなメリットを得ることができます。造り付け家具を検討している人は、参考にしてください。
■生活スタイルに応じて調節が可能
造り付け家具であれば、生活スタイルに応じた家具のサイズ調整が可能です。それぞれの家の構造は設計方法によって異なっているため、一般的に売られている家具では「部屋の雰囲気と合わない」「デザインはよくてもサイズが合っておらず選べない」ということもあるでしょう。しかし、造り付け家具であればオリジナルの家具なので、各部屋のサイズに合わせて無駄がなく調整することが可能です。
また、小さい子どもやペットのいる家庭であれば、家具に凸凹などがあると怪我をしてしまう危険性があり、ペットも家具を破損させてしまうことが考えられるでしょう。子どもやペットにも合わせてオリジナルの家具ができる造り付けであれば、その点も安心することができます。
■部屋の空間を有効活用できる
造り付け家具の場合は部屋の空間を有効活用できるため、すっきりした空間でありながら収納に困らない家にすることができます。家にさまざまな家具をおいてしまうと、部屋やリビングの空間が狭く感じてしまい、窮屈さを感じてしまうことがあるのではないでしょうか。しかし造り付け家具なら、家の壁や階段などを収納スペースや台置きなどに利用できるため、部屋を広く感じつつ生活用品をしっかり収納できます。そのため、造り付け家具は部屋の無駄をなくしたい人におすすめです。
■室内に統一感を与えておしゃれにできる
造り付け家具はオーダーメイドになるので、自分の家のデザインに合わせて統一した家具を揃えることができます。自分の好きな家具を見つけたとしても、デザインが自分の家の雰囲気と合っていないなら統一感を出すことは難しいでしょう。しかし、家のスペースや内装に合うサイズの家具や色合いなどをオーダーメイドにすると、自分が出したい家の雰囲気を壊さずに収納スペースなども作ることができます。家のデザインを活かしつつ、家具の設置にもこだわるなら、造り付け家具を選択するのがおすすめです。
■耐震性の高い家具を使用できる
家具を設置するときにポイントになるのが、地震による家具の転倒などです。家の耐震性を強化していても、家具自体の耐震性を高めておくことは難しいため、地震が起きたときに家具が転倒して壊れる、または怪我をしてしまう可能性があります。しかし、造り付け家具であれば住宅の壁や天井に固定されているため、地震で転倒するリスクをおさえることができ、怪我防止や家の耐久性の向上に期待できるでしょう。
造り付け家具のデメリット
造り付け家具を選ぶとさまざまなメリットを得ることができますが、デメリットもあります。どのようなデメリットに注意する必要があるのか、以下の点を考慮しておきましょう
■家具は固定なので移動は不可
造り付け家具は家づくりの際に場所を決定して固定させるため、後になってから変更することができません。事前に確認せずに場所を決定してしまい、後に場所変更したくても行うことができないので、最初の設置決めは重要です。造り付け家具の設置を行う際は慎重にしましょう。
■オーダーメイドになるので値段が高くなる
造り付け家具は自分の希望通りに家具設計できますが、オーダーメイドになるため一般的な家具よりも価格が高くなっています。こだわり過ぎると価格が高くなって思わぬ出費になってしまうこともあるので、必要な部分だけ造り付け家具にするなど費用の計算をしておきましょう。
造り付け家具はメリットとデメリットがありますが、部屋のデザインを壊さず空間を上手に利用できるので、メリットの方が大きいと感じる人もいるのではないでしょうか。家の中を快適に有効活用したいと考えているなら、造り付け家具はおすすめなので検討してください。メリットとデメリットを充分に考え、家族で話し合って決めるようにしましょう。