注文住宅で家を建てるまでにかかる期間の目安
滋賀で注文住宅の家を建てる際「どれくらいの期間がかかるのか知りたい」と考えるのは自然なことです。一般的には3~6ヵ月がかかる注文住宅の建築期間ですが、この期間を短くしたい場合には依頼者側が工事の流れや注意点を意識することがポイントとなります。そこでこの記事では、工事の流れや注意点についてお伝えしていきます。
注文住宅を着工するまでの準備とは?
滋賀で注文住宅の家を建てるまでにかかる期間の目安は、3ヶ月から4ヶ月です。これは家の大きさや、工事期間中の天気によっても左右されます。ですから一般的には、間をとって3ヶ月半位といわれることが多いです。ただ、この期間は着工してから完工までの期間のことで、着工するまでにはさまざまな準備が必要です。場合によっては、半年くらいかかったというケースも珍しくありません。
では、着工までに行わなければならない事には、どのようなものかについて解説します。まず家のプランを決定しないことには、建築確認申請ができないため着工ができません。プラン決定した建物が建築可能かどうかを、建築確認申請を提出することで判断してもらうものです。問題がなければ、建築の許可がだされ着工できる状態になります。この場合のプラン決定とは主に間取りを決めることと理解しておけばよいでしょう。
ほかのフローリングや壁紙など仕様打ち合わせは、工事と並行して順番に決めていけば問題ありません。したがって、プランを決めるのが遅いと着工が遅れてしまうということを頭に入れておいてください。
滋賀にある建設予定地は地目が宅地でないと、新築できません。地目(ちもく)とは、その土地が何のために使用される土地なのか、というのを表したものです。宅地のほかに雑種地や畑などがあります。もっとも注意しなくてはいけないのが、見た目が宅地に見えるような土地のケースです。土地を購入する場合には、不動産会社のほうで説明してくれますが、所有している土地に建てる場合には滋賀にある法務局で謄本を確認しておく必要があります。宅地でない時には、宅地に地目変更をしてください。
着工から上棟までの工事の流れと期間
滋賀で建築の許可がでたら着工できる状態になりますが、着工前に地鎮祭を行うかどうかを決める必要があります。地鎮祭とは神主に依頼して工事の安全などを祈願する行事の事で、行うかどうかはとくに気にする必要はありません。
まずは、家の基礎となる部分にコンクリート流し込む工事をします。どのような工事かというと、ベタ基礎といって床前面と立ちあがり部分に鉄筋を組んで型枠を組み、コンクリートで固めるという工事です。ベタ基礎の工事は、天気がよい日が続けば、固まるまでの期間をいれて、2週間くらいの期間が必要になります。この工事は基礎工事または左官業の職人が行う工事です。
基礎部分が固まったら、建てかたといって家の骨組み(躯体)を作っていく作業です。クレーンで柱や梁を吊り上げて運び、大工がつなぎ合わせていきます。屋根の一番上の部分(棟木)が完成すると、屋根の野地板をはって屋根材をのせていきます。棟木が完成すれば上棟式となり、ここまでにかかる期間はおよそ2週間です。上棟式も地鎮祭と同様に必ずしなくてはいけないということではありません。大工の棟梁やご近所の意見を聞いて、上棟式を行うかどうかを決めればよいでしょう。
このように、着工から上棟までの期間はおよそ1ヶ月です。できればこの上棟までの期間に、トイレやキッチン・トイレなどの設備を決めておくことをおすすめします。なぜかというと、上棟が終わると大工は床や外装の作業にとりかかるためです。外壁がない状態で設置したほうが作業効率がよくなるため、工事の流れがスムーズになります。
上棟から完成までの工事期間と訊いておくべきこと
上棟が完了すると、大工、電気、水道・設備などの職人が並行して作業をするため、現場は慌ただしくなります。そのため、この期間の作業がスムーズにいかないと完成までの期間が長引いてしまいます。大工は外壁と内壁・天井や階段、フローリンなどの作業を行います。ほかの職種の職人は、大工の仕事の進捗状況にあわせて作業をしていくという流れです。
壁紙などの仕上げと水道設備・電気工事が終わると完成となりますが期間はおよそ2ヶ月かかります。しかし、念のため半月ほど余裕を見て2ヶ月半くらいと思っていた方がよいです。
賃貸にお住まいの方の場合、前もって引越しの予定を不動産会社に伝えておく必要があります。では、どのタイミングで伝えればよいのか、と疑問に思う方が少なくないことでしょう。住宅ローンを利用する場合は、完成したら月々のローン支払いも始まります。最もよい方法は、上棟の際に現場責任者に今後の予定を訊いておいて、そのまま不動産会社に伝えることです。
ただ、上記の解説にあるように現場の進捗状況によっては、長引いてしまう可能性があります。念のために1ヶ月経過した時点で、もういちど現場責任者に訊いておけば、不動産会社に迷惑をかける可能性は少なくなるはずです。賃貸とはいえ、最後は迷惑をかけずに気持ちよく引越しをしたいという方が、少なくないのではないでしょうか。
注文住宅で家を建てるまでにかかる期間の目安と、工事の流れや注意点について解説しましたがいかがでしたか。このように注文住宅で家を建てる場合、依頼主側も工事の流れを意識して進めることで、期間を長引かせないことが可能になります。注文住宅で家を建てる際には、工期を長引かせないようにするためにも上記のことを意識して活用してください。