工事中は狙われやすい!?誰でもできる防犯対策とは
外壁塗装を計画していませんか?10年や20年に一度など、外壁塗装は定期的に行わなければなりません。しかし、その工事中に空き巣などの被害にあうケースが極めて増えているのです。家の大切な財産を失うことにもなりかねないため、防犯対策をしっかりとしなければなりません。今回は外壁塗装中のおすすめの防犯対策についてお伝えします。
なぜ外壁塗装中に狙われてしまうのか
結論をいってしまうと、工事を行っていない家に比べて空き巣に入りやすいからです。
外壁塗装中は足場があるため、その足場を利用して2階などにも簡単に侵入できます。1階の防犯対策はしっかりとしていても、2階の窓は開けっ放し、というケースも少なくありません。
さらにもう一点重要になるのが、養生シートです。外壁塗装をする場合は、塗料を付近に撒き散らさないようにシートで囲うわけですが、そうすることで外から家が見えなくなってしまいます。とくに夜になると、養生シートの中に人がいるかどうかなんてわかりません。仮に家に侵入しようとしている人がいたとしても判別できないのです。
どんな犯罪が起こりやすいか
では、実際に外壁塗装中はどのような犯罪が起こりやすいのでしょうか。ここではその中でも代表的なものを紹介します。
盗難
足場を利用して家の内部に侵入され、金品を奪われるケースが続発しています。盗難は何も夜だけに行われるわけではありません。昼間に行われることもあり、実際に職人の出入りも激しいため、家の敷地内に知らない人がいても気にならなくなるからです。庭先や玄関先のものなどが盗まれるケースも続出しています。
物の破壊
外壁塗装の工事中は、職人を装って家の敷地内に侵入するケースも少なくありません。庭先や玄関のものを破壊するケースも極めて多いのです。外壁や窓を破壊されることも考えられます。破壊されやすいものを庭先におかないなどの対策が必要になります。
盗撮
とくに若い女性が住んでいる住居で気をつけたいのが盗撮です。外壁塗装の工事中は、足場が組まれているため、窓から室内を盗撮されやすい環境にあります。犯罪者が足場を使って二階の窓などに近づき、部屋の中を撮影するケースも後を絶ちません。中には、足場に盗撮用のカメラが設置されていたこともあるほどです。お風呂場などを狙われるケースも続発しているので気をつけましょう。
侵入
外壁塗装工事で設置されている足場を活用し、住居内に侵入するケースも増えています。とくに夜間に関しては、誰かが足場に登ったとしても気づかれにくいわけです。とくに屋上やベランダであれば簡単に潜むこともでき、住居内に侵入できる機会を伺っていることもあり得るわけです。
誰でもできる防犯対策
ここまで話を聞くと、「怖くて外壁塗装なんてできない」と思ってしまうかもしれません。でも、適切な対応をすれば、外壁塗装をしても問題になることはないのでご安心ください。こちらでは外壁工事の時に行うべき防犯対策を紹介します。
窓を必ず施錠する
外壁塗装の工事中は2階であろうと3階であろうと、必ず窓を施錠する癖をつけてください。外壁工事中は足場を使えば、2階だろうと3階だろうと簡単に登れてしまいます。そしてどこか窓が開いていれば、そこから屋内に侵入されてしまうのです。窓の施錠をしても、ガラスを割られてしまうと、簡単に侵入される可能性はあります。
そこで活用してほしいのがウインドウロックです。サッシなどに取り付けるもので、窓が開かないように固定できるものです。ホームセンターなどで、数百円程度で売っているのでぜひご活用ください。
足場に扉をつけて鍵をつける
こちらは外壁塗装業者に協力してもらわなければなりませんが、極めておすすめの防犯対策です。外壁塗装中の犯罪の多くでは足場を利用されます。その足場の入口にある階段に扉をつけて、そこを施錠できるようにするのです。昼間は工事をするのでその扉を開けていますが、彼らが帰ったあとは閉めて鍵をかけることで足場への侵入を防ぐわけです。費用がやや高くなることも考えられますが、ぜひ業者側と相談してください。
カーテンを閉める
カーテンが開いている家は室内が覗きやすい環境にあるため、泥棒に狙われる可能性が高まります。家の内部の動きもわかるので、外出中なのか、それとも家の中に人がいるのかがわかってしまうのです。外壁塗装中は足場があるため、2階や3階の窓も覗かれやすくなります。この対策はすぐにできるものなので、必ず行ってください。もちろん夜だけではなく、昼間も閉めるのがおすすめです。
まとめ
外壁塗装中は空き巣などの犯罪に狙われやすい傾向にあるため、防犯対策が必須です。防犯対策の中でもとくに簡単なのがカーテンを閉めることで、すぐにできるためぜひ実践してください。また施錠も面倒に感じるかもしれませんが、すべての窓に行いましょう。夜だけではなく昼間にも対策することが肝心です。しっかりとした対策を立て、生命の安全と資産を守りましょう。