注文住宅を建てる際、契約の注意点とは?

公開日 2019/02/01   最終更新日 2022/10/21
注文住宅を建てる際、契約の注意点とは?

注文住宅を建てる際には、購入費用や施工期間、アフターサービスなどの注意点について、契約時に担当者ときちんと確認する必要があります。

特に、住宅の購入費用が高くなるケースについては、料金の支払い時期についても把握しておきましょう。

住宅の購入に掛かるトータル費用を確認しよう

近い将来に注文住宅の購入をしたい時には、住宅の購入に掛かるトータル費用をいち早く調べることが大切です。

特に、住宅のデザインや間取り、インテリアなど様々な箇所にこだわりたい場合には、一般的な分譲住宅と比べて費用が高くなります。

そのため、余裕を持って信頼できる住宅メーカーの担当者に相談をして、諸費用の支払いのタイミングを確認しておくことが大事です。

最近では、予算に応じて無料で住宅のデザインの候補を提示してくれる住宅メーカーも増えており、早いうちから各地で評判の良いメーカーの特徴を理解することがおすすめです。

なお、住宅の購入費用の相場については、素人にとって理解しにくいところが多いため、時間を掛けて色々な住宅情報誌に目を通したり、施工実績のある住宅メーカーの公式サイトを覗いたりすると良いでしょう。

おおよその施工期間の長さをチェックしよう

注文住宅の施工期間の長さは、住宅の敷地面積や構造、デザインなどに大きく左右されるため、スムーズに新生活を始めるうえで、住宅メーカーの担当者からきちんと説明を受けることが大事です。

最近では、顧客向けのカタログなどに様々なタイプの住宅の写真を掲載している住宅メーカーも増えており、日ごろから理想的な物件の施工期間をチェックしてみると良いでしょう。

また、施工に携わる職人の人数やスキルなどによっても、施工期間に大きな差が出ることがあります。

そこで、予算に余裕がある場合には、熟練の職人を手配してくれる住宅メーカーを選ぶことがおすすめです。

なお、大手の住宅メーカーの中には、ネット上でおおよその施工期間について教えてくれるサービスを用意しているところもあるため、仕事や家事の合間を縫って、信頼のおけるメーカーに相談をしてみましょう。

建築工事請負契約とは?

注文住宅を建てる際は、建築業者と「建築工事請負契約」という契約を結ぶことになります。建築工事請負契約というのは、注文者が請負人に対して工事の発注を行い、請負人がそれを受注する内容の契約です。

建築工事請負契約を結ぶ際は、建築工事請負契約書という書面を取り交わさなければいけません。契約というのは一般的には必ずしも書面が必要ではありませんが、建築工事請負契約に関しては書面を取り交わすことが義務付けられています。

書面を取り交わす目的としては、工事の内容・仕様などを明確化するため、トラブルが発生した際の対応を決めておくため、訴訟などになった場合の証拠にするためなどがあります。これだけでも、わざわざ書面にしなければいけない理由が分かるのではないでしょうか。

つまり、トラブルが発生するのを防ぐため、そしてトラブルが発生してしまった場合の対応をスムーズにするために書面を交わすわけです。少し面倒に思うかもしれませんが、新築の建築を依頼する際は書面の作成が義務になっているので、しっかりと内容を確認しつつ契約するようにしましょう。

住宅購入後のアフターサービスにも注目しよう

注文住宅の購入後のアフターサービスの内容は、住宅メーカーの方針や契約プランなどによって大きく異なります。

そのため、将来的に様々なリスクに備えたい場合には、顧客サービスの良いメーカーにお世話になることがおすすめです。

例えば、住宅の外壁の塗り直しやリフォーム、害虫駆除など様々なサービスをリーズナブルな価格で依頼できる住宅メーカーについては、各地の消費者の間で人気が高まっています。

また、地域密着型の住宅メーカーの中には、出張相談や住宅の点検などのサービスを無料で行っているところもあります。

そのため、アフターサービスの良し悪しにこだわって住宅の購入先を選びたい場合には、実際に住宅購入をした人の口コミを参考にしたり、経験豊富な住宅メーカーのスタッフにアドバイスをもらったりすると良いでしょう。

注文住宅の契約を結ぶにあたり、住宅購入に必要なトータル費用や施工期間の長さ、アフターサービスの充実度などのポイントを把握しましょう。

最近では、各地の住宅メーカーの公式ホームページや顧客用の住宅のカタログなどに、人気の住宅の特徴について詳しく紹介されることがあります。

そこで、購入先を選ぶにあたり、評判の良い住宅メーカーの顧客の評判や対応できるサービスの内容についてじっくりと見極めることが大切です。

また、住宅購入後の様々なトラブルに万全に対応をするうえで、多種多様なアフターサービスを行っている住宅メーカーを優先的に選ぶのも良いでしょう。

その他、住宅の購入時期やデザインについて迷っていることがあれば、早いうちに無料相談を受け付けている住宅メーカーに問い合わせをすることが大事です。

契約時に確認しておきたいこと

既にいくつかのポイントを紹介しましたが、最後に改めて契約時に確認しておくとよいことをチェックしていきましょう。まず見ておくべきなのは土地の条件に合っている提案内容になっているかどうかです。いくら魅力的な提案内容だったとしても、土地の条件と合っていなかった場合、さまざまな部分を変更しなければいけないことになりかねないので要注意です。

また、仮契約までに確認しておきたいこととして、キャンセルした場合に申込金が戻ってくるのかどうかということがあります。キャンセルする必要が出てきた場合に備えて、その点もしっかりとチェックしておくことをおすすめします。

さらに、仮契約後に関しては、地盤調査で土地の状況を確認しておくことも重要です。土地の状態によっては改めてプランを考え直す必要が出てきたりもするので、土地の状態を把握しておくのが大切だということも覚えておくようにしましょう。

加えて、工事スケジュールや遅れた場合の対応、そして支払日についても確認が必要です。それらについて事前に確認を取っておくことで、施工中も安心して過ごすことができるうえに、支払いの際に焦ることになるのも防げます。

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