バリアフリーの注文住宅を建てるメリット

公開日 2019/05/01   最終更新日 2022/10/19
バリアフリーの注文住宅を建てるメリット

注文住宅の場合、自分たちの希望を色々と取り入れた住宅を建てることができるという魅力があります。だから住宅をバリアフリーにすることもでき、随所にその工夫を取り入れたりすることももちろん可能となっています。

知っておきたい特徴とは?

バリアフリー住宅は、簡単に言えば住宅の中に従来あった段差をなくしたり、あとは手すりを取り付けたりした住宅のことです。人は年齢によっても体の動きが変わってきますが、このようにバリアフリーの構造にすることで、高齢者から小さな子供まで住みやすい家を作ることもできます。

だから、注文住宅を依頼するときは将来的なことを考慮して、段差が全くない住宅や、お風呂やトイレに手すりを取り付ける人も増えています。家族の要望を叶えることができるのがバリアフリー住宅の特徴です。

バリアフリー住宅にする大きなメリット

注文住宅を作る際、まずはそこに住む人のことを考えて設計するというのが基本となっています。だから家族構成とかも間取りなどを決める上での重要なポイントになり、それによって家の外観すら変わってきます。

例えば家族の中に高齢者がいる場合、今後足腰が弱って足を高くあげられなくなってしまうと、つまずきやすくなってしまいます。なので、部屋の出入り口などにも段差が全くない状態にし、足が引っかからないようにする工夫が施されるのです。

このように段差をなくすことで足を引っ掛けて転倒してしまうという危険性がかなり低くなり、住宅の安全性が高くなります。また、小さなお子さんがいる場合も段差で転んでしまうこともなくなるので、高齢者にもお子さんにもメリットがあると言えます。

もちろんこれは今現在家族の中に高齢者やお子さんがいるという時だけでなく、今は必要なくても将来的なことを見据えてバリアフリーにすることも可能です。

トイレやお風呂に手すりをつけることのメリット

トイレやお風呂などは、案外位転んでしまったりすることも珍しくありませんが、その時に手すりがあると体を支えやすくなります。なので、転んでしまう心配が少なくなり、自分だけの移動などにも不安を感じている人にもストレスの軽減につながるといって良いでしょう。

転ばないだろうかと心配しながら生活をするのはなかなか面倒で、さらに本人にとってのストレスとなることも少なくありません。しかしその心配から解放されるということは、余計なストレスを感じなくても済むことにも直結します。

つまり、バリアフリー住宅にすることで安全性を高めると、結果的にそこで住む人の心にも良い影響が期待できると言えます。また、あらかじめバリアフリー設計にしておくことで、将来的に家族に高齢者がいる状態でリフォームする時よりもリーズナブルになることも少なくありません。

なので、注文住宅をバリアフリーにするのには色々なところでメリットを感じられると言っても良いでしょう。注文住宅は家の中にそこに住む人の希望を色々と詰め込んで、自分たちならではの家を作ることができます。

もちろんそれは収納とか見た目とかだけでなく、バリアフリーに関してもメリットを感じられると言って良いでしょう。例えば、部屋の段差をなくすことで、つまずいてしまったり転んでしまうという危険性がかなり低くなります。

つまり、段差をなくすことによって住宅の安全性を格段にアップさせることができるというメリットがあると言えます。またトイレやお風呂に手すりをつけると、転んでしまいそうになった時にとっさに掴んで体を支えることもしやすくなります。

そのため、住宅での不安を軽減することにもつながるため、余計なストレスを感じないでも済むようになるというメリットもあるのです。したがって、現在注文住宅を建てる人の中には将来のことを考えて敢えてバリアフリーの設計となっているものを選ぶ人も決して少なくない状態です。

バリアフリーの家づくりでの細かいポイント

バリアフリーの家づくりをするにはいくつかのポイントがあります。どのような点に気を付ければよいのかを見ていきましょう。

トイレは寝室のそば

住まいをバリアフリーにするうえで、トイレの配置は非常に大切です。トイレが不便な場所にあると、場合によっては生活がまともに遅れなくなってしまうおそれすらあるので、しっかりとこだわるようにしましょう。

トイレの場所としてベストだといえるのは寝室のそばです。寝室のそばにトイレがあれば、高齢になってもすぐにトイレへ行くことができるので、なるべく寝室から近い場所にトイレを配置することをおすすめします。

車いすを使うことも考える

車いすを使っている人が家族にいる場合、もしくは将来的に車いすを使う可能性がある場合などは、車いすでも快適に生活できるかどうかにも注意する必要があります。その際に大事になってくるのは通路の幅です。

車いすでも快適に生活するためには、少なくとも90センチ以上の幅は確保することが望ましいとされています。車いすを使う人が住むことを考えている人は、そのことを覚えておいてください。

玄関にスロープ設置もしくはスペース確保

住まいをバリアフリー化するなら、玄関にスロープを設置することも忘れてはいけません。玄関の段差は車いすではなかなか乗り越えづらく、車いすではないとしても高齢になってから上り下りするのはそれなりに大変だったりします。

ところが、玄関にスロープを設置しておけば、車いすや高齢の方でも比較的楽に上り下りができます。もしスロープを設置するのが難しい場合も、ある程度玄関のスペースに余裕があれば家への出入りが楽になるので、十分なスペースを確保するだけでもよいでしょう。

室内ドアは吊り上げ式で段差解消

スライド式のドアだとどうしても床の部分に段差ができてしまうものですが、吊り下げ式にすればその段差をなくすことができます。吊り下げ式はレールなどによってドアをスライドさせるものなので、床のほうにドアをスライドさせるためのレーンを用意する必要がないのです。

ちなみに、吊り下げ式にはレーンの溝に汚れが溜まらないというメリットもあります。通常のスライド式ドアと比べて利点が多いので、室内ドアは吊り下げ式を採用するのがおすすめです。

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