注文住宅の外壁選びのコツとは?
注文住宅の外観を美しく保ったり、家の内部構造を守ったり、耐震性を高めるためには、住宅に使用する外壁の素材は大変重要になってきます。
耐久性に優れており、カビや藻が発生しにくいタイル素材やサイディング素材、モルタルなどがあります。
モルタルには豊富な塗料の種類があるため、住宅の形状に合った商品を選びやすいです。
ハウスメーカーや工務店のスタッフにアドバイスを受けて下さい。
タイルは剥離やひび割れがしにくいです
注文住宅は自由度の高い設計ができるため、20代から、40代ぐらいの年代の人が工務店やハウスメーカーに依頼して、施工をしてもらっています。
住宅の外壁は他人の目に触れる部分ですし、家の外観を美しく保つだけでなく、大切な柱や内部構造を湿気や紫外線から守る役割をしています。
住宅を建てる時は、日照時間や降水量、気温、方角などに合わせて最適な素材を選ぶことが大事です。
タイルを使用した素材は耐久性に優れており、剥離やひび割れなどがしにくく、美しい状態を維持できるのが特徴です。
洋風でモダンな印象の住宅にぴったりです。
モルタルの素材に比べるとカビや藻などが発生しにくく、高圧洗浄機などを使ってお手入れをすると、きれいな状態を維持できます。
工務店やハウスメーカーには、専門的な知識を持ったスタッフが在籍をしているので、アドバイスを受けて下さい。
サイディングは短期間で施工ができます
住宅の外壁を美しく保ちたいけれど、あまり費用が高額にならないようにしたい場合は、サイディング素材が人気です。
住宅の外側に板状のサイディングを設置するため、高い技術や経験はあまり必要がなく、短期間で施工ができるなどのメリットがあります。
サイディング素材は豊富なカラーや柄が揃っており、住宅の形状に合った商品を見つけやすいです。
信頼できる工務店やハウスメーカーでは、信頼できる職人が在籍をしているので、安全性に優れており、耐久性のある施工をしてもらえます。
サイディング素材の商品は、タイル素材に比べるとやや耐久性は劣りますが、7年から、8年ぐらいはきれいな状態が長持ちします。
高品質で上質な素材を使用してくれるので、家の断熱性や気密性を高める効果があります。
見た目の印象も美しいのが特徴です。
モルタルには豊富な種類の塗料があります
注文住宅の外壁の素材の中でも、モルタルは定着した人気があり、豊富な素材の塗料を取り扱っているので、幅広い年代の人が塗装工事を依頼しています。
なるべく費用を抑えたい場合はアクリルやウレタンなどがおすすめです。
アクリル素材の商品は耐久性がやや劣りますが、費用を抑えた施工ができます。
フッ素やシリコンなどの素材は色ムラが発生しにくく、防水性や気密性、断熱性に優れているのが特徴です。
やや費用は高めになっていますが、きれいな状態が10年以上は長持ちします。
住宅の形状によって、最適な塗料が違っているので、専門業者のスタッフに相談をして下さい。
モルタルの素材はひび割れなどが発生しやすいですが、様々な住宅に対応ができるので人気があります。
豊富な色が揃っていますが、住宅の印象を大きく変えてしまうので、慎重に選ぶことが大事です。
塗り壁は味のある家に仕上がる
自然素材でできた塗り壁材を使用して職人が仕上げる壁のことを塗り壁と呼びますが、塗り壁も注文住宅の外壁としては非常におすすめです。塗り壁には手作業ならではの独特の味があるので、デザイン面を重視していて、無機質ではなく味がある住まいにしたいと考えているのであれば、塗り壁を選ぶとよいでしょう。
また、塗り壁は完全にオーダーメイドすることが可能なのも魅力です。つまり、自分が理想とする風合いを徹底して追求することができるわけです。
色や仕上げパターンなどによってどこまでも雰囲気を変えられるため、サイディングなどにはあまり心惹かれない人であっても、塗り壁なら気に入るかもしれません。興味がある人はぜひ塗り壁のモデルハウスを公開しているハウスメーカーなどを探して、塗り壁がどのようなものなのかを実際に自分の目で見て確かめてみてください。
塗り壁材の種類としては、土塗り・漆喰・ジョリパットなどがあります。土塗りは土に藻や砂などを混ぜて作られる塗り壁材で、あたたかみがあります。
漆喰は消石灰から作られる塗り壁材で、つるつるとしており、ヨーロッパ風の外壁などによく使われるのが特徴です。そしてジョリパットは砂などを塗料に混ぜて作られるもので、色や質感などの選択肢の幅広さが魅力となっています。
ALCは機能性重視の方におすすめ
外壁材の種類にはALCというものもありますが、こちらは機能性の高さを求める人におすすめです。ALCは珪石・セメント・生石灰などから作られ、内部に気泡を含んでいるという変わった特徴があります。
とても耐久性が高く、きちんと適切な条件のもと、定期的にメンテナンスを行っていった場合、ALCパネルは50年以上もつといわれています。地震にも強いので、できれば建て替えをするのではなくメンテナンスを行っていくことで長く住み続けたいと考えているのであれば、ALCを選ぶとよいでしょう。
さらに、ALCには断熱性や耐火性に優れているという魅力もあります。ALCの外壁は内部に気泡があり、その気泡が空気の層を作るので熱伝導率が低く、断熱性が高いのです。
その断熱性の高さは、なんとコンクリートのおよそ10倍とまでいわれています。そのため、断熱材と併用すれば、夏は涼しく冬は暖かいという理想的な住まいに仕上げることが可能です。
加えて、ALCは遮音性の高さも注目すべきポイントです。遮音性についても断熱性などと同じく内部の気泡が活躍し、音を吸収してくれます。
以上のように、ALCは非常に機能性が高い外壁材です。デザイン性だけでなく機能性も求めるなら、ALCを選ぶのがもっともよい選択といえます。
注文住宅は自由度の高い設計ができるのが魅力ですが、住宅の外観を美しく保つための外壁の素材選びは大変重要です。
家の柱や内部構造などを守ったり、耐震性を高める効果もあるため、住宅の形状に合った商品を選ぶことが大事です。
耐久性に優れており、カビや藻などが発生しにくいタイル素材や、比較的リーズナブルな料金のサイディング素材、古くから定着した人気のモルタルなどがあります。
豊富なカラーやデザインが揃っているため、じっくりと比較してから選ぶことが大事です。
家の印象を大きく変える効果があるので、慎重に選んで下さい。