注文住宅の打ち合わせで話す内容とは?

公開日 2019/05/15   最終更新日 2022/10/20
注文住宅の打ち合わせで話す内容とは?

注文住宅は好きな構造や工法を選択できて、自由な間取りにすることもできます。自分のライフスタイルに合う間取りにすることで、住まいでの生活はより楽しくなります。

こうした住まいの人気はこれからも高まるのを想定できます。住まいを建てる時の打ち合わせは工法の特徴を知り、住まいに関するイメージを高める機会でもあります。

事前にしっかり色々決めておこう

注文住宅に関する打ち合わせは、いきなりぶっつけ本番で臨むのではなく、ある程度事前にしっかり決めておくのがおすすめです。特に決めておくのがおすすめのポイントを3つ紹介するので、参考にしてみてください。

完成希望時期

どのくらいの時期に完成させたいのかをあらかじめ考えておくと、打ち合わせの内容がかなり充実してきます。設計士やハウスメーカー、工務店などは、完成希望時期が具体的であればあるほど間に合わせるためにはどうすればよいのかしっかり考えてくれるので、できる限り具体的な希望時期を決めてから打ち合わせをするようにしましょう。

打ち合わせは関係する全員が一丸となって進めることができれば、内容はよりしっかりしたものとなります。なるべくそういった打ち合わせになるように、依頼するこちら側も準備を怠らないことが大切です。

予算

打ち合わせを行う前に予算計画もある程度練っておきましょう。注文住宅はこだわろうと思えばどこまでもこだわることができますが、そうするとそれに応じていくらでも必要な費用は高くなっていってしまいます。

そのため、予算の上限はどれくらいなのかを先に決めておかないと、うっかり予算をオーバーして費用を賄えないということにも陥りかねません。しかし、予算を先に決めておき、ハウスメーカーなどにも最初に伝えれば、予算内で間に合う設計をしてもらえる確率が上がります。

希望

完成希望時期や予算のほかにも、可能な限り自分が注文住宅に求めるものを細かい部分まで洗い出しておくと、打ち合わせのスムーズさが大幅に上がります。どういったことを希望するのか明確に希望を持っているつもりでも、いざ打ち合わせに臨んでみると希望をうまく伝えられないということになる可能性はゼロではありません。そういったことにならないよう、事前に希望することをすべてリストアップしておくのが大事なのです。

打ち合わせでは自分の希望を伝える

注文住宅を建てる際には打ち合わせをする必要があり、自分の希望を施工者に伝えます。注文住宅を建てる際には構造や工法の選択をする必要があり、それぞれの工法の特徴を掴む必要があります。

木造軸組工法は人気となっていて、構造上の制約が少なく、小刻みに柱や壁を動かすことができるため設計や間取りの自由度が高いです。また、変形地や狭小地にも対応でき、さらに開口部の設定がしやすくて、大きな窓を取り付けることもできます。

木材住宅を施工するほとんどの工務店が対応できますし、この工法に対する技術の蓄積は優れています。北米生まれの安定品質が特徴なのが、ツーバイフォー工法です。

ツーバイフォー工法は六面体で支える箱型構造のため、強い耐震性を備えています。構造体に隙間がないため気密性や断熱性、防火性に優れています。

施工方法に公的基準があるため品質が安定していて、工期も短いです。どんな場所でも施工が可能となっていて便利です。打ち合わせでは自分の希望を伝えて、その希望を叶える工法を選択します。

打ち合わせでは何を決める?

打ち合わせといっても、一体どのようなことを打ち合わせるのかわからなくて不安という人も多いのではないでしょうか。注文住宅の打ち合わせで決める内容は、間取りや設備、外壁のデザインや色などまで、非常に多岐にわたります。

そのため、できるだけ多く打ち合わせの機会を設け、しっかりとした回数を重ねていくのがおすすめです。回数が少ないとうまくいかないというわけではありませんが、こちらの希望がもれなく伝わるくらいには回数を重ねていかないと、せっかく打ち合わせをしたのに理想通りの住まいに仕上がらなかったというようなことにもなりかねません。

打ち合わせの回数はどのくらいが一般的かというと、少ない人では10回ほどですが、多い人だとその倍で20回ほど打ち合わせをしているケースもあります。実際そのくらいしっかりしたほうが不安なく施工してもらえるので、心配な人は必要に応じて綿密に打ち合わせを重ねるようにするとよいでしょう。

タイミングとしては、週1回打ち合わせをしていくというケースが多いです。そのくらいのペースで打ち合わせをしても、本契約までには早くても23か月ほどかかるのが普通なので、契約までの前段階でまずそのくらい時間が必要だということを覚えておいてください。

住まいを建てる時の図面の確認はとても重要です

注文住宅の打ち合わせでは、様々な図を確認します。平面図と展開図の確認で、内部空間を立体的に掴むのは大切です。平面図によって部屋の構成や生活の導線が見えてきます。

平面図では各お部屋のつながりや、動線がスムーズかどうかの確認もできます。展開図では天井の高さや、窓の位置と高さなどを確認ができますし、収納の位置の確認もできます。

キッチン設備や衛生機器の形や取り付け寸法なども展開図で確認可能です。打ち合わせで図面の確認をすることが、理想通りの住まい完成につながります。

図を確認すると、様々な問題点に気が付くこともあります。打ち合わせは工期の途中でも行います。こうした時の打ち合わせを行うのは大切です。

住まいに関する知識があると、工事内容を変更する必要が生じた時などに理由を理解できます。

全体のイメージを上手く確認する

注文住宅を建てる際の打ち合わせでは、配置図と立面図で全体のイメージを掴みます。こうした図によって、建物の輪郭と生活動線が見えてきます。配置図には方位が示されていて、敷地と建物の寸法や道路からの距離と隣地から壁面までの距離なども分かります。

住まいを判断するには全体のイメージをいかに得るかが大切です。図を見て気になったことがある場合は、施工者に聞くのが重要です。注文住宅を建てる際には工事請負契約書と約款の確認が重要になります。

工事請負契約では建物の完成の約束と報酬を支払う約束を交わします。工事請負契約約款には、工事に変更や追加が必要になった時に行うことなどが書かれています。

こうした契約書の確認を確実に行うことが、後のトラブルを防止するのを可能にします。注文住宅で理想の住まいを建てたい人は多いです。

注文住宅を建てる際には打ち合わせを重視する必要があり、契約書で契約内容の確認をする必要がありますし、図面によって住まいに関する詳細を知るのも大切です。工期途中で様々な変更が生じることは多いです。

こうした時も施工者と打ち合わせを行い、自分の希望を確実に伝えるのが重要です。自分の希望を確実に伝えるには工法に関する理解なども必要になります。

予め住まいに関する知識を得ると、自分の希望を伝えやすくなって便利です。

トラブル防止のため綿密に行おう

打ち合わせにおいては後々トラブルが発生しないようにという点を意識することも必要になってきます。そのためには、細かくメモを取ることがとても役立ちます。

口頭で説明を受けているだけだと、理解できているつもりでもすべてはしっかり理解しきれておらず、後になって困るということも起こってしまいがちです。しかしメモを細かく取っていれば、その内容を見返すことで改めて説明を受けた内容を理解できたり、メモを見ていくなかで出てきた疑問を後日質問したりすることができます。

不明点はひとつ残らずはっきりさせておかないと、トラブルにつながってしまいかねません。メモは不明点の解消に非常に活躍してくれるので、欠かさず取るようにしましょう。

また、メモの内容を営業担当者などに送ることで、内容に間違いはないか確認を取ることもできます。このように、議事録のような役割も果たしてくれるため、メモは細かく正確にとることをおすすめします。

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