注文住宅に耐震対策を行おう!耐震住宅のメリット・デメリット

公開日 2019/04/15   最終更新日 2022/10/20
注文住宅に耐震対策を行おう!耐震住宅のメリット・デメリット

注文住宅を作るのにあたって外せないのが建物の耐震性能です。現在は、大地震などの影響を受けて建築基準法や耐震基準などが改正された関係で、一定の耐震性能を持ち合わせた建物が多くなっています。

住まい選びでは、最初に家族の安全を考えた家づくりを心がけましょう。

各ハウスメーカーや工務店の中には高い耐震技術を持つ業者もいるため、業者を見極めて選ぶと良いでしょう。そこで今回は、安心して暮らせる注文住宅の重要性や耐震住宅のメリット・デメリット、工事期間や流れなどを紹介します。

安全と健康を重視した住まいを作ろう

注文住宅には様々なタイプがあります。注文住宅の中には快適性と省エネ効果を重視した高性能住宅や自然素材を中心とした健康住宅がありますが、それ以外にも安全性を第一とした家を建てることもできます。

近年頻発する地震や豪雨などの自然災害は年々規模や被害が大きくなっており、1つ自然災害が起きるたびに多くの犠牲者を出しています。

いつやってくるか分からない自然災害から身を守るため、住宅は安全な場所でなければなりません。そのため、注文住宅を建てる際は耐震性や安全性に考慮して建築する業者を選ぶと良いでしょう。

特に日本は世界各国と比較して地震が多く発生するため、建築業者は耐震技術向上のための研究を積み重ねています。八王子には耐震性能にこだわるハウスメーカーや工務店が数多く営業しています。

しかも八王子は利便性や暮らしやすさが両立できるのに加えて、東京23区などと比較して低コストで広い土地を取得できるというメリットもあるので、注文住宅を建てるのにも適しています。

地震に強い家はどんな家?業者は地震に強い家を建ててくれるの?

一般的に地震に強い家とは耐力壁(地震や風などに抵抗する能力を持つ壁)を使った耐震構造やダンパー(ダクトの中間部分に取り付けて、風量を調整する装置)を利用した制震構造、積層ゴムを利用した免震構造の家が知られています。

更に各業者は、建築基準法の基準を満たした施工を行うだけでなく、他の国にはない独自の耐震技術も持っています。具体的にどのような耐震技術を持っているかは、業者によって異なります。各業者の耐震技術や施工方法について詳しく調べた上で、自身の希望を実現できる業者に建築を依頼しましょう。

耐震住宅のメリット

耐震住宅には一般的な住宅にはないメリットがたくさんあります。どのようなメリットがあるのかを見ていきましょう。

地震対策の費用が抑えられる

耐震住宅のメリットは、地震対策にかかる費用を抑えられることです。通常、住まいを建ててから地震対策をしようとした場合、数十万円か、場合によっては数百万円かかることもあります。
しかし、耐震住宅ははじめから地震対策がされているので、その費用は必要ありません。そのうえ、工期も短く住むケースも多いため、費用を抑えつつ耐震性を確保したいのなら、耐震住宅を選ぶとよいでしょう。

風が強い日でも影響を受けにくい

耐震住宅というと地震に強いだけという風に思っている人が多いかもしれませんが、実はそれだけではありません。耐震住宅には、なんと風に強いという意外な魅力もあるのです。
耐震住宅は揺れに強いので、強風による揺れが住まいに及ぼす影響も軽減してくれるわけです。台風や強風に強い住まいを求めている人にとっても耐震住宅はまさしくぴったりな住宅なので、ぜひ一度耐震住宅を建てることを検討してみてください。

装置の設置制限がない

耐震住宅には装置の設置制限がないという利点もあります。免振性能などによって住まいを地震のダメージから守ろうとした場合、どうしても地下室の設置はあきらめなければなりません。
ところが、耐震住宅であれば地下室などを設けることもできるので、さまざまな装置を設置したい場合は耐震住宅にするのがベストです。住宅を設計するうえでの自由度の高さを考えると、一般的な住宅と耐震住宅なら、耐震住宅のほうがかなり優れているといえます。

耐震住宅のデメリット

メリットがたくさんある耐震住宅ですが、デメリットも残念ながら存在します。果たしてどういった点がデメリットとなるのでしょうか。

ひびが入りやすい

耐震住宅は揺れに強いのが魅力ですが、そのぶん揺れが住まいにしっかりと伝わってしまうので、ダメージが通常の住まいより蓄積しやすい傾向があります。そのため、住まいにひびが入りやすいのがデメリットです。

地震で倒壊してしまったりするのは防ぐことができますが、ひびなど細かなダメージによる瑕疵は起きやすいということです。そういった部分をあまりよく思わないのであれば、耐震住宅を建てることには慎重になったほうがよいでしょう。

劣化が比較的早い

上記のように、耐震住宅は揺れには強いですが、ダメージが蓄積しやすい住まいです。したがって、ひびが入りやすいだけでなく、全体として劣化が比較的早いといえます。

住まいにおいて、どれだけ長く住み続けられるかを重視している人は多いのではないでしょうか。そういった人の場合、通常の住まいと耐震住宅ではどちらかといえば通常の住まいの方が合っているといえますが、もちろん必ずしもそうだというわけでもないので、相談のうえで決めるようにしてみてください。

家具が転倒しやすい

家具が転倒しやすいという思わぬ弊害も耐震住宅には存在するので、注意しておく必要があります。地震発生時は、家具の転倒によって家事などの二次災害が発生するというケースは耐震住宅に限らず少なくありません。

そのことを考えると、家具が転倒しやすいという特徴を持った耐震住宅は、揺れには強くても一長一短の存在だといってよいでしょう。ただし、その点を踏まえても十分に大きな魅力を持っているため、やはり打ち合わせの段階で細かく話し合いを重ねていき、問題なさそうであればぜひ耐震住宅についても検討してみましょう。

業者がどこに力を入れているかを調べよう

耐震性能は施工時に前もって対策をしておくのと、後から対策を施すのとは大きな差が出てきます。前もって耐震対策を施しておくことで、いざという時に自然災害が起きても安全を確保しやすくなります。

特に地震対策を重視したいという方は、揺れに強い家づくりをコンセプトとしているハウスメーカーや工務店に依頼しましょう。予算に応じてデザインや耐震設計の内容を決定し、それを加味した上で最適な注文住宅を提案してくれます。

業者を選ぶにあたって最初に情報収集が必要ですが、業者が掲載しているモニター画像やカタログに掲載されている写真だけでは、実際のイメージが掴めません。

実際に業者がどのような注文住宅を建てるかは、住宅展示場にあるモデルハウスを訪れ、施工例を自分の目で確かめる必要があります。実際のモデルハウスを見てみることで、新居での生活についてのイメージが湧いてきます。

その上で建築業者のランキングサイトや口コミサイトなどを参考にすれば、効率的に優良業者を絞り込んでいくことができます。実績や知名度も重要ですが、併せて対応の良さなども評判が良いのなら、安心して任せられます。

耐震住宅を意識して建てるときはメーカーに耐震強度について相談してみよう!

いかがでしたでしょうか。今回は耐震住宅の特徴やメリット・デメリットなどを中心にご紹介しました。住宅の購入は、価格だけでなく条件や設備、デザインなど様々な部分を考慮しながら、慎重に行うべきです。また併せて、家族のライフスタイルを十分考慮しながら購入を決断することが大切です。注文住宅を選べば、こちらの要望に柔軟に対応できるというメリットがあります。

注文住宅では間取りや外観のデザインを自由に選べるだけではなく、地震に強い家にすることも可能です。耐震住宅にすることで、リーズナブルに耐震性を高めることができます。各ハウスメーカーや工務店では独自に研究開発した耐震技術を活用して家を建てるので、地震による被害を最小限に抑えられるのが大きなメリットです。是非とも活用してみて下さい。

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